シェアハウスでの同居から同棲へ
まだまだ売れないクラフト作家の小糸(受け)は大学生の時から住んでいる格安シェアハウスに未だに住んでいます。
大学の移転に伴い入居者が減り、とうとう後輩の八木(攻め)の2人だけになってしまいました。
月2万という超格安で2人しか入居者がいないとなると採算がとれているのか不安になるくらいです。作品作りに集中するためバイトもしていない小糸の収入では引っ越すこともできず、いつ廃業の通達が来るかと不安に思いながらも、感性の近い八木との生活は快適なこともあってずるずると居座っているのです。
そんな頃家主の孫が帰ってきて事態が動き出します。
雑誌掲載の小糸視点と書き下ろしの八木視点で話が進みます。
両片思いだったけど、小糸は初恋で失敗していたし、八木の方もひよってしまってなかなか進みません。
BLを普通に読んでると気づかないけど、バイセクシャルの人は自分が男性も恋愛対象だと認めるのはきっと大変なんだろうな。
それにしても八木は意地悪だなー
黙っていれば、ちよっと満たされないかもしれないけど幸せになっただろう兄に、自分が選ばなかった幸せな未来を見せられて、絶対後悔してると思う
そして、小糸に相談できる友人(瞳)がいて本当に良かった。彼女の存在がなかったら、小糸はもっと生きづらかっただろう。
小糸に、覚悟があったのが一番だけど、なんだかんだでうまくいきそうで良かった。
胸の中で数匹の猫がにゃあにゃあ
クーデターを起こすために頑張りすぎて初恋にワタワタしてる新王と元王の寵童
前王の寵童だったライリ(受け)はクーデター後前王の墓守をしながらひっそりと暮らしていました。
そこへ現王のファリド(攻め)がやってきて、王宮の書見の塔の仕事を与えられます。
前王に書見の塔の言葉を与えると言う遺言をもらっていたこともあり、目録を作ってのんびりと半ば幽閉生活を送るのですが、なぜかファリドが度々顔を出すのです。
実直すぎて苛烈な性格になってしまい、気楽に話せる相手のいないファリドにとって、構えて話してこないライリは話がしやすいようで、たびたびそこで寝てしまうようになります。
そんな日々の中、書籍整理が進み、前王の残した遺産のあり方がわかるかもしれない手紙が見つかります。
両視点で話が進むので、とても楽しく読めました。
特にファリド視点は初恋にワタワタする姿がとても楽しかったです。
2人の距離が縮まり、一緒に宝探しをしている時はドキドキしたし、より仲良くなろうとして慣れない冗談を言ってライリを凍らせた時には拗れるんじゃないかとハラハラしたし、ライリが前王からは手を出されてなかったことを知らないため色々なことを想像して悶々とするのは笑えました。
初恋にワタワタしたりモヤモヤしたりウズウズしたり色んな感情を「胸の中で数匹の猫がにゃあにゃあ鳴いてるとか引っ掻いてる」と表現するのが、美丈夫なファリドとギャップがありすぎてかわいかったです。
最後の方は猫じゃなく虎にグレードアップしてるし。
のんびりのほほんとしている時は良かってのですが、前王の隠し財産を狙っている前王の従兄弟のゴバードが絡んできて不穏なことになった時は、ハラハラドキドキしました。
用心深いゴバードは尻尾をなかなか出さないし、向こうが仕掛けてきた時は本当にどうなることかと思いました。自業自得な最期を迎え、2人に危機が去ってホッとしました。
これからはライリの元で心身ともに休んでは国王稼業を頑張ってほしいものです。
ただ、前王が何を考えていたのかとても気になりました。
初めはそれほどひどい王ではなかったようなのに、なぜやる気も無くなり、堕落した王になってしまったのか。
処刑される寸前の前王しか描かれていないので、気の毒に思ってしまう気持ちもあったのですが、隠し財産のカラクリの酷さとかやはり悪辣な王だったのだろうか。
死ぬ前の手記のようなものが読みたかったな。
生まれも育ちも恵まれず、やさぐれた男が心を取り戻すまで
生まれに恵まれず、半グレ集団の頭として、何でもやって生きてきた礼夜(受け)は、ある日側近に刺されて死んだ。と思ったら、落ちた川から異世界へ転移していた。
礼夜を呼び出したのは同じ顔をした少年フレイ。
亡国の王子でであるフレイが、逃避行の途中、王族だけが知る神の泉で祈った結果、礼夜が出てきた、らしい。
病弱で余命幾許もないフレイの願いは側近たちが命を散らさずに逃げること。
後を託された礼夜だが、フレイを慕っていた側近たちは、フレイの死に後追いしかねない消沈具合だった。
特に、フレイの護衛騎士ヴィダール(攻め)は完全に放心状態で役に立たない。
礼夜は自分が生き残るため、彼らを叱咤激励し逃亡を図る。
礼夜は自分の居場所を作れるのか。
この作者様の作品は私にとって当たり外れの激しいことが多いのですが、評価が高かったので手に取りました。
最後の一文まで読んで一息ついた後の感想は、「良かった」に尽きます。
長く辛い人生の半ばで、今まで以上の逆境の中で足掻き続けた結果、仲間と愛する人を見つけ、色々な感情を覚え、はじめに求められたもの以上のものを手に入れて、心残りも解消する。大団円と言っていい壮大なお話でした。
ただ、礼夜は呼び出された被害者なのに呼び出したフレイはすぐ死ぬし、側近は反抗的でお前が代わりに死ねば良かった的な対応を取られ、周りは敵だらけの場所も人も完全アウェイな中で必死に生きようと足掻く様は読んでいてしんどかった。
皆が信頼できる仲間になり、ヴィダールが恋人になるまでがほんとーに長い!
そもそも受け様がしんどい話は好みではないのです。
お陰で何度も読み手が止まり、なかなか読み進められなかった。
でも、露悪的に皆を煽り動かし、仲間を増やして縄張りを増やしていくのは面白かったです。
経験から他人を信用せず、自分の感情も意識の外にやり、常に淡々と生き残るためにやるべきことをし、感情は邪魔とすら思っていた礼夜が、仲間が傷付いたら心配することができるようになって本当に良かった。
そして最後の最後、神の泉が新たな奇跡を起こしてくれたことにちょっと感動しました。
これからの明るい未来を感じることのできた良い話だったと思います。
顔が推しの知人からのアプローチ
過労で倒れてしまったカフェ店長の智巳(受け)は知人の紹介で静養も兼ねて、元別荘地でのんびりセカンドライフを送っている老夫婦のカフェの店番をすることになります。
のんびりと楽しく好きなことをして生活し、体調も良くなってきたころ、尋ねてきたのが、好きなゲームの推しキャラクターの顔モデルになった海渡(攻め)です。
学生時代からゲームのデバッカーをしていてその関係で知り合ったのです。
顔以外は全くイメージと違う(声も仕草その他)海渡に推しと違うところに気付いてはがっかりするのを繰り返しているうちに、供給が無い推しの代わりにこの人で推し活しようと思い立つのです。
仕事で滞在している海渡に食事を貢ぐ智巳。
そんな智巳を口説き始める海渡との攻防戦。
時々海渡の視点が入りますが、ほとんどは智巳視点で話は進みます。
最初のブラックな職場の話以外はのんびりふんわりしているので、ストレスなく楽しく読みました。
口説きはじめた海渡に対していつ推し活が恋愛になるのかなと思いながら、どう見ても餌付けだなーと思いながら読んでいました。
知り合いのカフェを夫婦と交代で家賃代わりに店番をしているのですが、カフェの中のカップその他が智巳の母から送られてきたものばかりで、紅茶やハムやらなんかも両親からそれぞれ送られてきて、パンと場所のみ提供している老夫婦とのお金関係どうなってるのか気になって気になって仕方ありませんでした。
最終的に定休日に智巳がカフェとして開いて仕事にするということになってましたが、それで生活できるんだろうかとかお金のことばかり気になってしまって、集中できなかったのが残念でした。これって私だけ?
若いけど、ちゃんとした社会人2人(特に海渡はそこそこ異性と経験ある)なのになんか初々しい恋愛が楽しかったです。
2人が恋人になり少し経った頃、スランプの御影(攻め)のために地方のホラーイベントに一緒に行くことになります。
締切も近く切羽詰まっていた御影を気遣う友春(受け)ですが、なんだか御影がよそよそしい。
友春に夢子が入ってからは過保護だったのに急にそっけなくなった御影に不安になる友春。
締切で忙しいであろう御影に気をつかって、1人で文献などをさがしていると古ぼけた本を見つけます。
なぜか読むたびに読み解ける場所が変わるその本は、今の2人の状況に似ていて、自分たちがこの本の内容に追いつき追い越され同期してしまうような気がするのに、読むのを止められません。
怪異によってこられる体質の御影は友春が危険な目に遭うのを嫌う。
自分がしっかりしなければ御影が離れてしまうかもと思った友春の暴走で怪異につけ込まれる様が怖かったです。
全てのタイミングが悪くて負のスパイラルに陥ってたように思います。
ナニかはわからないけど大ごとになりそうな前に間に合ってよかった。
後半はルームシェアするため、部屋探しをする話。
どこへ内覧に行っても変な声が友春を呼びかけてきて、全く決まりません。
この声はなんなのか、不安になる友春にまたもや試練が。
折悪しく御影が風邪をひいてマスクをしているため口元が見えず、怪異の干渉に気づくのに遅れ、友春はまたまた不安に。
最後は友春が今までの御影の言動を信じた愛の勝利でした。
前半の話も後半の話もちゃんとお互いが面と向かって話せば怪異につけ込む隙を与えなかったので、2人には恐れずすぐに相談し合える関係になってほしいですね。
作者様もあとがきに書いておられましたが、今作は前作よりも怖さは、控えめでした。
そして、煙草以外の対処法が早く見つかるといいなと今作でも思いました。
健康が気になってきになって仕方ありません。
前作で新事業のプレゼンを終え、融資が降りるかどうか待っているリバースエッジの面々。
融資が降りたら何をしようかと色々な企画を考えていたのですが、ここで融資元(久瀬の2番めの兄)から今までの事業との関連が薄いと指摘があり、融資を後押しするための実績という高いハードルを課せられます。
開発の皆が阿鼻叫喚するハードルを越え、融資を取り付けることができるのか。
半年ほど前、ゲイバレしてリバースエッジに転職してきた重治(受け)が営業としてそろそろ今までのやり方で行き詰ってきたこの頃、新事業への融資を受けるために課せられた、個人アプリ一万ダウンロードという高い目標にむかって社長の久瀬(攻め)はじめ開発の面々たちが奮起します。
重治が入社してきたばかりから見違えるように久瀬をはじめ社員のみんなが変わってきているのが如実にわかります。
それを見て重治が自分も置いていかれないようにと気を引き締めてるのがいい傾向です。
そして、甘えるのが苦手な重治が年下の久瀬に甘えることができるようになってるのは進歩です。
たとえ、それが他の人から見たら甘えとは言えないものであっても。(笑)
と思っていたら、アプリのアピールのために社長を前面に出したネット記事を企画したことにより予期せぬ方向に向かったことで、やはり自分だけ変わってなかったのではと思い悩むことになります。
言われなき中傷の嵐に思い悩む重治ですが、そんな重治を横目に若い社員たちは全く気にしていません。
これはネットに慣れている若手と全く慣れていない重治のジェネレーションギャップなんでしょうか。胃痙攣起こすくらいのストレスを感じてしまった重治が本当に気の毒でした。
でも、そのことでみんなが本当に目標に向かって一つになってることや、年上の重治を慕ってる様子がわかって、そしてそれを体感した重治は、変わってないように感じていてもちゃんと変わってたんだね。昔は自分の居場所がなくならないように頑張っていたけど、今は仲間たちを応援したいって気持ちから頑張ってるということをこの大変な2ヶ月で気づけて本当によかった。
こんな難儀な性分にした義母たちは本当に許せません。これからも不干渉でお願いしたいですね。
身分の低い女性の子供として生まれた第三王子フレイ(受け)
離宮で忘れられたように生きてきて10年、
第第二王子からの刺客からフレイを守るため母が亡くなってしまいます。
寂しさに耐えられず、自分の側を絶対に離れない存在が欲しくてホムンクルスを創造します。
放置された離宮でルベド(攻め)と名付けたホムンクルスと協力して15歳の成人を迎えます。
成人を機に王位継承権を放棄して市井に降りようと思っていたに、またもや第二王子のやらかしに巻き込まれ、窮地に陥るのです。
たった10歳のフレイが大人になることを強要され必死に生きているのが悲しいです。
そして、自分が作り出したルベドを我が子と同じと思い、自分が母にしてもらったように、背中や頭を撫でたり抱きしめたりするのが可愛いいです。そうやって大事にしてきたのに愚かな王族や教会によって苦難に見舞われるのが本当に気の毒でした。
ただ、タイトルにあるような悪魔がいないなー、宮緒先生にしては激しくないなーと思いながら読んでいました。
が、後半からは純粋だったルベドが悪魔に!
初めはあからさまでなく、皆に紅い悪魔と呼ばれて恐れられてるだけだったので何かやったのかなくらいでしたが、最後の方でその一端が詳らかにされ、復讐は結構えげつない。
ただ、フレイがやられたことをやり返すならこれくらいやらないと気が済まなかったルベドの気持ちも分かりましたが、きっと他にも色々やらかしてきたんだろうな。
前半フレイの暗殺に深く関わってきた宰相のジョセフも、3代続けて愚王に支えなければならなかったのは気の毒でした。王に忠誠を誓うのではなく、もっと周りを見て冷静に国のためになるのはと考えていれば、半世紀以上も苦労することなかったのに。
これからは賢王の元で楽しく政治をしてほしいものです。
天賦の才✖️研鑽の末の天才
安倍晴明の末裔で現在陰陽師の総本山・門蔵家次期当主の龍明(受け)は偶然見つかった傍系の青年・千晴(攻め)の教育を請け負うことになります。
今まで全く陰陽道と関係のない生活をしていた千晴でしたが、天賦の才で龍明が何年もかかって習得した術を難なく身につけていきます。
今まで。晴明以来の天才として名声を欲しいままにしていた龍明は次期当主の座を奪われるのではと焦り、強烈に嫉妬します。
が、千晴の方は屈託なく龍明に対して接してきて、今までとは違う方法で術を習得していく千晴に驚き、目から鱗が落ちる思いをするのです。
最初は家族とも友人とも縁の薄い千晴には何かが憑いているのではと思いながら読み進めましたが、そうきたかーという感じでした。
どうなるかと最後まで心配しましたが、大団円とでした。
父の教えを守るあまりコミュ障で深い付き合いのない龍明も弟や式神とも良い関係が築けるようになったし、コミュ強なのに友人のいない千晴も恋人ができてほんとよかった。
これから彼らがどうやって陰陽師の仕事をしていくのかとても気になるので、もし続きがあったら読みたいです。
異母兄弟もの
未だ皇太子が決まらない開国150年を超える大国、汪国。
夏の宴席で毒を盛られ他の4人の皇子が皆死んでしまい、唯一生き残ってしまった第二皇子・太鳳(受け)
たまたま、味に違和感を覚え食が進まなかっただけですが、幼い頃から一緒に育ち、慕っていた第三皇子・龍生(攻め)を目の前で亡くし、生きる気力も無くなっていた中、犯人だと勘違いした怒り狂った第三皇子の近習に殺されてしまいます。
気がついたら、宴の前日。
前日と同じやりとりが行われやり直していることがわかるのですが、また龍生の死を見なければならないのかと、今回は自分も毒入りと知りながら食事をし死ぬのですが、なぜか再び宴の前日。
そこから、兄弟たちを救おうとしては死に戻りを繰り返すことになるのです。
いつもはコメディタッチの楽しいお話を書かれる方なのでかなり驚きました。作者名を確認したくらい。
ストーリーは最終的には「面白かった」です。
ただ、二段組なためボリュームたっぷり。
たっぷり過ぎて、死に戻るたびに気力が削られていきました。
その度にインターバルを取っていたので読了までに時間がかかりました。
何度も死に戻り、その度に前回までの情報を精査して犯人や毒の正体について推理するのですが、何とももどかしい。
普段からミステリー系の本もよく読んでるので遅々として進まない推理にイラッとなります。
どうして一番怪しい人物を最初から排除するのか。それで何度もやり直して、流石に4回目に死んだ時は読むのやめたくなりました。
あと何回死に戻ることができるのか判明し、あと2回とわかり、この一回は捨てるつもりで動くと早々に決めてて、読む気が再び失せそうになりました。
諸々を全て揃えて、最後の死に戻り。
やーっと本懐を遂げたーっとなった時はやったー終わったーというが最初に感じた感想でした。
あとがきで作者様は絶賛しておられたので恐縮ですが、太鳳の後見人・沈清のイラストと女性言葉のギャップがあり過ぎてどうにも一致しなくて困りました。
途中まで父皇帝のイラストだとばかり思ってた。
読んでる最中はとにかくもどかしかった。
全部わかって読み終わった感想は「面白かった」
ですが、読んでる最中は死に戻りの度に挫折しそうになるのが本当にしんどかったです。
だから評価に困りました。
萌かな
引っ込み思案だった悠太(受け)は、小学一年の時の引っ越しでお隣になった二つ上の櫂(攻め)に面倒を見てもらい非常に懐きます。
櫂が所属していた児童劇団に誘われて悠太も所属するのですが、そこでも櫂は抜きん出ていてますます憧れます。
が、櫂は本番前だけは緊張で気分が悪くなってしまうのです。それを見た悠太は今までの櫂の頑張りを讃え励まします。それ以来、悠太は櫂の精神安定剤となるです。それは櫂がアイドルになっても変わらず、本番前には関係者として楽屋で櫂の安定剤を続けていたのですが、悠太が劇団の舞台で主演に抜擢されたことからギクシャクし出します。
タイトルからは幼なじみがアイドルになって主人公がいろいろある話かなと思ってましたが、どっちも業界の人になる展開とは思ってませんでした。
幼なじみはアイドルで主人公は俳優。
悠太視点なので、信用のおけない語り部状態で、悠太のスペックがわからず、一般人なのかと思ったら、劇団で主役に抜擢されるほどの逸材だったとは驚きです。
完全に両片思いなのですが、お互いヘタレなためなかなか進展しません。
それと同時進行で悠太が俳優として開花していくのですが、悠太視点なので何ともよくわからない。
デビューがうまくいき、やーっと2人はくっつき(これもお膳立てしてもらってほんとやーっと)これから俳優として大きく羽ばたくであろう悠太といつか共演しよう、時がたち映画で共演が発表されたところで終わったので、ちょっと残念。
そこからの悠太の快進撃、もっともっと読みたかったなー
そして、2人が共演した映画は何だったのかしら。BL映画かなー
私が今まで読んだこの作者様の作品とはちょっと違った比較的可愛い話だったと思いました。