携帯配信の時から某アニメの騎士×皇帝を連想していました。
読んだら本当にそのキャラに似てて、一瞬現代パラレル設定の同人誌かと思いました。
この方は別ジャンルで活躍していたから偶然だと思いいますが…まぁ…私の好きな作家さんでもあり、イラストも話も好みで、好きなキャラに似ていたのでとても萌えながら読めました。
あらすじは…
二階堂(攻:茶髪お人好しワンコ系)が事務室に落とし物を大学事務室に届けに行った際、隣で奨学金が振り込まれていなくお金に困っている貧乏学生・織田(受:黒髪ツンデレ)を見つけます。
二階堂には織田が相当お金に困っているように見え、事務室から出た織田にお金を渡した時、織田から強くビンタが返され「侮辱するな」と言われてしまいます。
二階堂はいつもなら感謝の言葉がきたのに、今回は叩かれて睨まれて怒られ自分が想像していた真逆の事をされ衝撃を受け、同時に織田に対して一目惚れをしてしまいます。
それから二階堂が織田に好きだとアピールを始め、過去に様々な辛い事を経験し普段人を全く信用せず、近寄らせなかった織田でしたが、二階堂の優しさや、ちゃんと自分を好きなのを知り心を開き始め、最後は織田が二階堂にマフラーをプレゼントに買ってしまう位、心を許してしまいます。
話はこんな感じです。
二人の関係が結構早く良くなってしまいまう感じがしますが、一巻しかないのだからって思うと結構上手く詰められてるのではないかって思います。
超お人好しで受け大好きなワンコ属性な攻×クールでツンデレな受キャラの漫画を読んでみたくなったら、この漫画を読んで見ては如何でしょうか?
田中ボール先生は登場人物の心情を上手く表現されていて、台詞も心に残る様な台詞を使うので、本当に大好きで今後の活躍を物凄く楽しみにしている作家さんです。
この漫画を読んで、4人の登場人物の内3人が自分の恋愛について悩みに悩んでいる感じがしました。
あらすじですが…
主人公である零が自分がゲイである事で過去に家族を裏切ってしまった罪悪感、元彼氏に自分がゲイだと学校に言った失望感などで人を愛する事に臆病になり、また、ゲイだとバレない様に人を寄せ付けてない様に過ごしてきた。
だが、幼なじみの蒼太との再開し、蒼太の優しい人柄に触れ、今まで自分が隠していた想いが抑えきれなり蒼太を好きになる。しかし、零は大切な蒼太を自分が過去に経験した辛く惨めな想いをさせたくない気持ちもあり、蒼太に対する気持ちをどうしたら良いか悩み、最後は……。
零視点だけですが簡潔に書くとこんな感じです。他の二人(蒼太と真弓)恋愛に対して悩んでます(笑)
鬱漫画だと思うかもしれませんが、ちゃんと自分たちの恋にちゃんと結論を出してハッピーエンドになってます。田中ボール先生の漫画だからこそ、読み終わってもモヤモヤ感がなく、後味が良い作品なんだと思います。
あと冒頭に書きましたが、この漫画の台詞も一つ一つが本当に良いです。胸がキュンと何回もなりました。
甘酸っぱい高校生男子の恋愛を堪能出来る一冊だと思います。