受けは、元モデルのツンデレで、死んだ妹の子を育てていて、攻めは保育園の保父さんという、割とよくあるパターンの話でした。
絵が好みではないので、ちょっとどうかな?と思いましたが、攻めが年下ワンコで、もろ好きなタイプ。
ほのぼのだけど、話のテンポが良くて、どんどん読み進められました。
受けのツンデレ具合もかわいいです。
何より、子供のらら君がすごくかわいくて、この子が成長したら、いいライバルになりそうで、楽しみw
当て馬的に登場した、らら君の父親のキャラが生かし切れていないのが残念。
「すごいクズ」設定っぽいけど、なんか嫌な奴と言うより、意外と気のいい兄ちゃんになっていたので、実はこいついい奴なのかな?と思わせておいて、さっさとフェードアウドしてしまったので、あれ?となりました。
攻めと受けの距離感とか、本番えっちまでの流れとか、すごく心情を丁寧に表していて、とても楽しく読めました。
初読みの作家さんです。
元ヤンでライバルだったふたりが偶然再会して・・・というのは、よくある設定ですが、攻めの名前バジルが通り名ではなくキラキラネームだとか、いい年して未だに童貞だとか、お父さんが「バジー」って呼んでて天然でかわいいとか、小ネタが実に上手いスパイスになっています。
受けの安部が、バジルを「男にしてやる」と言って、自ら受けになってくれるとか、カッコいいし、愛を感じます。
話のテンポもいいし、エッチもいいし、絵も上手いし、かなり気に入りました。
他の方も書いていますが、表紙の安部の服装が、ハチマキと体操服にしか見えなくて、私も最初は学園ものかと思いました(苦笑)
続編とかあれば、読みたいですね
アホ子攻めと襲い受けというシチュは好きなので買いました。
う~ん・・・期待していたほど、受けがビッチじゃないし、受けを振ったというセフレの彼が、ヘタレすぎてどうよって感じで、更に受けのビッチ感が薄れてしまいましたね。
攻めは確かにアホ子なんだけど、アホ過ぎるというか・・・そもそも往来で、エッチするとか、最初の場面のシチュエーションがどうなっているのか不明で、「え?ここ道端?どこの道端?人通りは?学校の中?どこ?」と全然分からなくて・・・
他にもそういう「ここどこ?」と、場面やシチュエーションが分かりづらいところが多く、萌えには至りませんでした。残念。
「ちいさな神様、恋をした」のスピンオフという事で、櫨禅と幼なじみの千世が、くっつくのかな?と思ったら、突然の新キャラ、りすの志摩ちゃんということで、熊とりすかぁ・・・と思いつつ読みましたが・・・
なんか違和感。櫨禅と千世の印象が、前作とちょっと違うような・・・?
伴侶は持たないと硬く言っていた櫨禅が、なんで急に志摩の事を好きになったのかが分からず、優柔不断すぎてイライラ。
志摩も、天然というよりも、ちょっと無神経に見えてしまうのも、イライラ。
主人公カップルなのに、感情移入できないのは辛いなぁ
千世がかわいそうすぎて、せつなかったです。
うんうん、なんで千世じゃダメなのか?作者がダメだからっていう感じにしか取れない。
それとなんで、あんなに何度も野犬が執拗に、志摩ばかりを襲うのかにも???って感じがしました。
志摩が襲われているのに、助けないお店の人たちもどうだろう?
櫨禅に助けさせるためのお膳立てにしか見えない。もっとこの辺を上手く書いてくれたら、感動できたのになぁ
とにかく前作に比べると、キャラが違いすぎて、全然愛せなかったのが残念でした。
ラブコメで、絵柄も可愛いので購入。
タイトルがすごいけど、この「人殺し」は揶揄か、もしくは何かの誤解でそうなってるという感じのものと思って読み始めたら、主人公の姫山くんは、本物の殺人鬼だったので、ドン引き。
人が死ぬ瞬間の目が好きで、殺人を繰り返す快楽殺人者。
きっかけは、両親が殺されて自分も殺されそうになっての正当防衛で、ぶっちゃけここまでだったら許せた。物語としてもよくあるパターンだと思う。
だけどいくら相手が悪人だからって、快楽殺人鬼に、擁護できる部分は全くなく、相手の神父さんも、その友人の警官も、それを許してしまうとか、この作者のモラルがどうなってるのか正直嫌悪感すら湧く読後感。
全然笑えないし、全然萌えられない。
なんでこんな設定にしちゃったんでしょうか?
せめて誰かの依頼で、やむ無く人を殺してる仕事人的なものなら、まだいいんだけど、普通の高校生で快楽殺人鬼って、よくこれでコメディにしようと思ったなぁ
作者のモラルもわからないけど、これを良しとした編集のモラルも疑われる作品
「キスも知らないくせに」の続編です。
前作が良かったので、期待して買いましたが、私的にはいまひとつでした。
前回から関係としてはほとんど進展せず…
作品的にピュアで甘酸っぱいところがいいので、この二人には別にエッチな関係になる必要もないし、別にキスだけでいっぱいいっぱいなのも、キュンキュンしていいのですが、蒼太があまりにも無垢すぎてちょっと……
いまどきここまで何も知らないピュアな男の子っているのかしら?と思ってしまったり……
それと当て馬みたいな綾瀬のいとこの有貴君が、ただいじわるなだけで終わっちゃって、もったいなかった。あんまりモロ当て馬キャラというのも、ちょっともやもや・・・
個人的には、綾瀬君よりも、幼馴染の類君の方が好きです。
既刊の「STEP WISE STEP」がすごく好きだったので、新刊が出てから読んでみようと手にしました。
会川さん作品は2冊目です。
あらすじを見ると、おさっさんと高校生男子のCPで、年の差CPは大好物だし、残念なおっさんというのも大好物なので、かなり期待していました。
ところが・・・
まったく全然萌えない。
なんでだろうなぁ
サオダケがそもそもまったく好きになれない。
残念なおっさんの方向性がちょっと違うのかな?
とか色々と考えたのですが、よくよく読むと、サオダケはまだ30代・・・それって別におっさんじゃないじゃん・・・と、萌えなかった理由が判明。
もうこれは、本当に好みの問題なので、この作品が悪いわけではないです。
本当にごめんなさい。
出産・子育て編とも言える下巻
エロエロな婚姻の儀からはじまり、出産、子育てと家族の幸せな風景を眺めながら、フェイワン良かったね~と、ほっこりしたり、所々にうるっとくるような話ありと、下巻は下巻で盛り沢山な感じで、あっという間に読んでしまいました。
最近はBLでも子供を生む話が、いくつか読めるようにはなりましたが、ここまでじっくりと出産や子育てに向き合う話は少ないかもしれません。
すっごくステキなイクメンのフェイワンに、「こんな夫が欲しい」とどれだけの主腐が思ったことでしょうか?
気になるタンレンとシュレイの二人も、何年も何年も掛けてのタンレンの押し出し!という感じで結ばれて、本当に良かったな~と。
最後の『優しい顔した竜達が…』で結ばれた一文がとても好きです。
本編ラストからの番外編に、色々な思いが込み上げて、ちょっと目頭が熱くなりました。
王道でも、やっぱりこういう大団円なハッピーエンドが、幸せな気持ちになれていいです。
ぜひシィンワン達の物語も、書籍化してほしいですね