霞が関ラヴァーズ。題名でやられました。
お堅いですね~。
でのその堅苦しさにぐっとくるんです。
御手洗も、逸見も、素晴らしい。是非この2人の官僚に国を動かしてもらいたい!!!素直にそう思えます!!!
いつき朔夜先生の無理のないキャラクターや、エピソードが本当に大好きです。
今回も、現実離れしたエピソードや、わざとらしいキャラクターが全く無かった。自然です。
少し物足りなく感じるという感想を持たれる方も、確かにいるだろうな、とは思います。
でも、ここまで自然なストーリーと無理のないキャラクターを、気取らない文章で書ける作家さんてあまりいないです。
番外編の二人も、とっても好感が持てました。
ドキドキ感でいえば本編を上回っていた気もします。
だからこそ!!!!!!!!!!!!!!
ちょっとページ数足りなくないですか!!!!????????
あんなにさらっと終わらせないで欲しかったです。
せめてあの二人で、その後の話に20ページでもあれば、満足度がもっと…という贅沢を言いたくなります。
しかしそう思わせるキャラクターたちに乾杯…、ということで神です。
まじめで誠実な二人が、きちんと順序を踏んで、
まじめなお付き合いを始める過程にキュンキュンしました。
なんというか、結果が必然でした。
あ、こら惚れてまうわ…、ってなります。
士朗の真っ直ぐさは眩しいし、男前な鬼束の、完璧なリードっぷり。
物語の結構冒頭の方(出会ってからすぐのあたり?)から、
鬼束→士朗って感じだったのも、素敵です。
途中のデートシーンの詳細(プールとか食事とか)が簡略に書かれていたのはちょっと残念でした。
きっと士朗は、鬼束のさりげないモーションをあっさりと笑顔で受け流していたことでしょう。妄想がやみません。
大きな山場の事件も全く唐突ではなく、事件が起こるまでの伏線がしっかり張られていたし、士朗の活躍も全然不自然ではない。ここで活躍させるために、この職業設定だったのかもしれません。
制服萌えた。筋肉萌えた…。
付き合いだしてからの二人のお話も良かったです。
この作品は何度読み返してもときめきます。
読み返すたびに、誰かにこの萌えを伝えたいと思いつつ、結局今更レビューしてしまいました。