市川先生と原作が大好きで、音声化発表からずっと楽しみにしていました。
●楢崎 役 佐藤拓也さん
お声を少し抑え目で淡々とした楢崎の雰囲気が伝わってきました。
●寺島 役 江口拓也さん
江口さん、やっぱりやんちゃなキャラお上手ですね。
お2人ともイメージに通りでしたのでキャスティングも神。
そして、市川先生の特有の空気間というか時間の流れがCDでも感じ取れて、流れる間が原作と同じでゆっくりしていて素敵でした。
柔らかいギターの音色のBGMが更に時間の流れを穏やかに感じられて、これほどBGMが良いCDも珍しいと思ったほどです。
コミックス2巻分なのでDISC2枚と長丁場なのですが、聞き始めるとだんだん物語とお2人の演技に引きこまれて夢中になったので長くは感じませんでした。
素敵な作品だったのでこれからも大事に聞きたいと思います。
辛口で申し訳ないです。。。
『柊兄弟の7番目』という作品のスピンオフらしいです。
表紙買いをしたのですが、正直意味がわからないです。。。
表題作ですが、甘いちゃで終わるはずが最後モヤモヤ。。。
同好会の廃部回避のため、女装して学祭ミスコンで優勝を目指す受け。
見た目は美しくなれたけど、内面の磨くために協力者の攻めとセフレに。
セフレの時は服を着たままでのHだったのですが、最後互いの思いを伝えてのHでは全裸になるのですが、そこで受けの体に蝶のアザが。。。
攻めに受けは、兄弟(双子の場合は片方にアザがあり、もう片方はアザはなし)みんなに蝶のアザがあると話すのですが、実は攻めにも同じアザがあって。。。
話はここで終了し、2人の関係は謎のままです。
。。。ってことは、この2人兄弟なんでしょうか?
蝶のアザについては作中伏線もないですし、このコミックスを読んだだけだと最後にとってつけたみたいです。
このアザさえなければ甘いちゃで終わったはずなのに残念。。。
同時収録作『好きな人がいます』は、表題作の受けの双子の弟の話。
先に書きましたがこの双子、片方(攻め)には蝶のアザ、もう片方(受け)にはアザはなしで双子の場合はアザは片方にしかでない。
双子が好きになった同級生(リバ)と三角関係3Pとなるのですが、この同級生にも蝶のアザが。。。
こちらの作品には蝶のアザに触れているのですが、結局同級生も兄弟なのか、そして蝶のアザについてもわからずじまい。。。
作家さんがカバー下でネタバレを書いてあるのですが、商業誌のBLはこの作品が最後になること、柊兄弟について謎のまま終わり書ききれなかったこと、今後このシリーズは同人誌で発表予定らしく、ネタバレを読んでも意味が分からず結局モヤモヤ。。。
作者が兄弟について謎のままと書くくらいですから『柊兄弟の7番目』を読んでも結局はわからないままなんですよね。。。
(『柊兄弟の7番目』は、作家さんの他2冊ともつながりがあるそうです。)
作者買いです。
淡路先生の作品は、取材をしっかりされているのか職場や仕事(今回は病院内や医師、薬剤師)にリアリティーがあります。
ただこういった内容が書きすぎていると読み手もつまらなくなり興味が薄れますし、色恋だけだと薄っぺらい印象になるのですが、淡路先生の作品はその加減が絶妙でいつも感心させられます。
研修医×薬剤師、なんて魅力的で面白い組み合わせと思いました。
ただDV被害者である受け(薬剤師)はネガティブで、攻め(研修医)のことを終盤まで拒むので、話が辛くて暗い感じで甘さがあまりなく終わってしまいます。
2人の幸せな時間をもう少し読みたかった気も。。。
甘いのやいちゃいちゃは、特典ペーパーを読んで補う感じなのでペーパーも読まれた方がいいと思います。
そしてイラスト、私攻めと受けが似ていてどっちがどっちか困惑しました。。。
元カレ綺麗すぎて、DV男だなんてそんな感じ一切しなかったし。。。