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女性今井舞さん

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痛みも優しさも全てがある

書店での衝動買いで久々に大当たりを引きました!!
購入を迷いレビューを見ている方、
強めの地雷がなければぜひ読んでほしいです。

チャラいノンケ大学生が生意気かましてお仕置きされる話か〜
と軽い気持ちで読み始めたのですが、攻めも受けも独自の魅力と色気に溢れておりページを捲る度にこっちがドキドキしてしまいました。

普段は年上受けを好んで読んでいるのですが、この作品は年上×年下だからこその旨みがたっぷり詰まっていて己の性癖を超えて悶えさせてくれます。

まず生意気チョロ受けの敦くん!
ずーーっと可愛い……!
過ちを繰り返しながらも、自身の非を認めそれを悔い、頭を下げて謝れる素直さを持つ子です。
生意気受けでここまで好感持てる子というか、その青臭さも含めて立派だと応援したくなる子初めてかもしれません。
純度100%の良い子ちゃんではありませんが、端々に攻めも目を見張る素直さ(≒チョロさ)や育ちの良さなどを感じられるため、つい見守り目線になってしまいます。
攻めに惹かれていく過程や葛藤がまた……。
でも……!
作中でしっっかりめに“ヤリ手”の“ノンケ”であるとこを描写してくれていて!!嬉しいポイントです。

そして攻めの日高さん……
ただの鬼畜攻めではない……!
初行為こそアレでしたが、以降は“年上お兄さん”としてのデカさを感じさせてくれます。
悩みを吐露した敦くんを馬鹿にも茶化しもせず、彼が受け取りやすい形で背中を押してくれる場面は大変印象的でした。
お陰でチョロ受けの敦くんはズブズブと……!
また“イケない人たらし”としての側面が良い方にも悪い方にも作用していて、この作品のドキドキとハラハラの両方を担ってくれています。
キレ方も諭し方も加減がウマい、ズルい。

初めての作家さんだったのですが、表情の描き分けが非常にお上手でびっくりしてしまいました。
同じような感情を表現するにも、唇のわずかな震えだったりでこんなにも細かく違いを描けるんだ……と見比べて驚くほどでした。
色気も心情も余すことなく丁寧に描いてくださっているお陰で、120%作品を楽しむことができました。

続編あるかな……?
この一冊だけでも存分に二人の魅力は堪能できましたが、欲を言えばそりゃ二人の先を、何なら過去だって何だって見たいですよ……!

陰のある色気

表紙や帯を見て「ワガママ俺様受けか!?」と購入したのですが、良い意味で期待を裏切られました。

受けのしっとりした色気が…最高で…!

攻めが身を寄せる女性の家に、受けが取り立ての為押し入るところから話が始まります。
このときの受けの取り付く島もない冷淡さ、そして状況が飲めず慌てふためく攻めのギャップ。

しかし攻めも情けないただのヒモというわけではありません、読み進める内に一本芯の通った人物なのだと印象が変わっていきます。強いばかりが強さじゃない、というか…。
また、第一印象が怖い取り立て屋さんな受けも徐々にその下の顔が見え、段々いじらしさなんかを感じるようになります。

もうそのいじらしさを感じ始めたところから、
受けの!!色気!!愛いところ!!全部!!
表情や肉体の端々から出ていて身悶えします。

このコーヒーのような苦味とコクのある色気。
他ではなかなかお目にかかれません。
表情が本当に良いんです…妙味…。

「ゆるふわ優男攻め」
「クールで色気のあるスカーフェイス受け」
こういったワードに少しでもピンと来る方は是非!!!!

同時収録の短編は「ムワッと野生み溢れる年上受け」て感じです。体毛苦手ですがこちらは美味しく読めました!

(ゲス顔)

コメディ好きの自分にはなかなか有り難い作品でした。
終始笑いながら読めるBLって貴重です。

受け受けしくない受けがまた良かった
①主役と思えぬ悪人ヅラ連発!
ついついこれがBL漫画だということを忘れてしまいそうになります。ゲスい。
②1にも2にもセックス!
仕事かセックスかどちらかのことしか考えていないんじゃないかという極端さです。
③意外と抜けてる?
攻めを無自覚だ天然だと馬鹿にしていますが、実は彼もそう変わらないんじゃないでしょうか。


正直「ビッチ」は苦手で敬遠していたのですが、この作品の彼はかなりあっけらかんとしていて受け入れやすかったです。
まあ性欲くらい誰にでもあるしな!
しゃーないしゃーない!


一つ申すなら、もっと掘り下げてほしい話が多かったこと。
続刊あるいはスピンオフに期待……。