狐の婿取り第8弾。
結構ご長寿シリーズに成長してきました狐の婿取りシリーズ。
この作品を読んでる目的の9割が、メインCPではなくその養い子の陽ちゃんなんですが、今回はまさに陽ちゃんの巻でした。
サブタイが神様さらわれるということで、琥珀がまたトラブルに巻き込まれるのかな? と思ってたら、この神様は陽ちゃんのことだったんですね。
実際にはさらわれることなく、さらわれかけた、というところで未遂に終わってますが、さらおうとした方にもそれなりの理由があり(とはいえ許せない行為ですが)読んでいて何度か胸が詰まりました。
それでも琥珀の優しさや寛容さの発揮だったり、白狐様や伽羅の機転があったりで、結局は大ごとになることなく万事丸く収まってよかったわーとホッとする展開。
今までのお話に比べるとかなりマイルドで、琥珀の負傷具合も優しい感じで一安心です。
せっかく増えそうだった琥珀の尻尾も、陽ちゃん誘拐騒動によってまた元の三本に戻っちゃいましたが、そこは涼聖の愛情でもって再び頑張ってもらえそうだったのでこれまたよかったと思います。
番外編として月草様と玉響様のガールズトーク編が入ってるんですが、これ私も加わりたいほど楽しそうです。
私も寄して寄して~、陽ちゃんの可愛さを私も一緒に語りつくしたい! という感じで、本編の重さを補うような非常に読み口の良い楽しいお話になっています。
次回は一体どんな話になるのかなーと楽しみにしつつも、推しである橡と倉橋のお話だったらいいなとかうっすら期待してます。
表紙は本当に毎回ため息の出るような優しさ溢れる美しいイラストですが、口絵も破壊的にかわいい陽ちゃんで大満足です。挿絵の陽ちゃんも全部愛しく、そろそろ陽ちゃんのイラスト集出てもいいのにな……というくらい、陽ちゃん可愛い。
あ、琥珀と涼聖は相変わらずラブラブでした。ごちそうさまです。
輪廻転生ファンタジーものです。
表紙の感じから最初は受が異世界に飛ばされる系かなーと思ってたら、500年前の過去からやってきたのは攻の方でした。それも絵画の中から(笑)
攻と受は500年前に滅亡した国の王子と、その義理の弟の関係でありながら恋人同士だったらしく、受が何事かによって命を落としたことによって攻が魔女に頼み絵画の中に閉じ込めてもらったと。そして再び受が転生して邂逅した時、絵画の中から出ることが出来る、みたいな感じの話でした。
とてつもないシリアスかと思いきや、500年前から来た王子様の攻のトンチキっぷりが本当におかしくて、受との噛み合わない会話や、受の祖母、経営する喫茶店の常連客とのやり取りなど何度も吹き出します。
過去の記憶がない受は攻のトンチキなアプローチに辟易しながらも徐々に惹かれていくんですが、そんな中、高校時代に虐げられていた同級生のストーカー行為に悩まされます。
次第にエスカレートして行くその男に、攻がびしっと剣を突きつけて威嚇したのは格好よくもあり、おかしくもあり。
結果的にその付きまといがとんでもない時間にまで発展するのですが、そのことがきっかけで受が攻への気持ちに気付くという展開は良かったです。
終盤はかなり走ってるなというのが見えて少し残念でしたが、時を超えた愛が成就して心の底から安堵しました。この攻、傲慢な口ぶりだけどホントに健気でいい男です。
受が全く魅力が無くあまりに卑屈受け身でで可愛げがなかったので、個人的にあまり好きにはなれませんでしたが、攻がとにかく一生懸命で一途で格好可愛らしかったので楽しめました。
そしてこういうのは突っ込んだら負けなのかもですが、攻の戸籍は今後どうするのかとかそもそも馬をあそこで飼うのは無理だろとか余計なことが頭を過ぎります。
挿絵が安定していい役割をしているので、その点において評価は甘くしています。挿絵がなければもう少し辛口になっているので、小説における挿絵の大切さを痛感した1冊とも言えます。
もう最初から最後まで涙と鼻水でずびずびでした。
保健所で殺処分になる寸前の所で受の璃人に救われた野良犬のイチ。
人間に対して恐怖心しかなかったけれど、閉ざした心をそっと解して開いてくれた璃人にイチは懐きとても充実した日々を送ります。
けれどそんな日々を過ごす中で、璃人は何者かによるストーカーに狙われ殺されかけてしまうのですが、咄嗟にイチが庇ったことにより九死に一生を得ます。
その代わりにイチは命を落としてしまうのですが、あの世で不思議なことが起こります。
イチは仮の肉体を与えられ善行を積むことにより、本来死ぬはずだった璃人を生かすことが出来ると知りもう一度蘇る、という話です。
私は猫しか飼ったことがないので犬の忠誠心というのはいまいちピンとこないのですが、このお話ではそういった部分が余すところなく描写されていて、もう序盤からずっと泣きっぱなしでした。
イチこと一夏の健気さにずっと喉の奥が熱い。
一夏と出会ったことによって、色をなくしていた璃人の人生が再び彩り豊かなものに変わって行き、掛け替えのない日々を大切に過ごすふたりの姿が切なくて、ぎゅっと胸を搾られるような気持ちでした。
人間として生活する一夏の行動が素っ頓狂だったりするのには思わず吹き出したりと、笑ったり泣いたりが本当に忙しかったです。
こんなに想い合ってるふたりなんだから、何とか最後は幸せになって欲しいと祈るような気持ちで読み進めていましたが、最終盤まで絶望的展開が続くのにはハラハラとしました。
それでも最後の最後、勧善懲悪展開になったのには正直ほっとしました。
人によってはご都合主義と思われるかも知れないし、予定調和と言ってしまえばそれまでなんですが、これだけ辛い思いをした2人なので、この結末には心から安堵しました。
ずっと寂しい人生を歩んできた璃人が、イチと、一夏と出会えたことで夢の方舟を得て、これからの人生ではその方舟にたくさんの思い出と幸せ、新たな人との素敵な出会いを乗せていくのかと想像すると、あたたかいもので胸がいっぱいになります。
初めて読む作家さんですが、文章の癖がなくて非常に読みやすかったです。
そしてとても軽い読み口で堅苦しい表現も出てきませんので、小説を読んだことがないけどチャレンジしてみたい、という方にはぜひオススメしたい1冊。
人狼で探偵事務所を経営する攻と、自分が人狼のハーフだとは知らずに生きてきた受が、人狼である母親の紹介で攻の事務所で働くことになるという話です。
怠け癖があって、暇さえあれば事務所で狼の姿で寝そべってる攻を、ひたすらツッコミしまくる受の毒舌っぷりが面白かったです。
可愛げがない受が苦手な方にはキツイかもしれませんが、そこにはきちんと事情があるのでそれを知るとギャップがたまりません。
物語自体は探偵ものということで、お仕事描写がほとんどです。
というか、ラブの部分がなかなか進まないので、ほとんどふたりが仕事で潜入している学校の中での出来事ばかり。
その途中にちょいちょい恋愛が進んでいくという感じなのですが、展開の予想がつきやすいので、しっかり恋愛ものということを忘れずに読めるので問題はありません。
一見噛み合わないふたりですが、結局は割れ鍋に綴じ蓋という感じがしていいカップルだと思います。
個人的には重厚な話が好きなので、今回は萌で。
ライトな話なので、寝る前に軽く読みたいという時に読み返せる再読本として重宝しそうです。
さよならトロイメライの番外編同人誌。
トロイメライの薄い本も結構増えてきましたが、今回のお話は比較的痛み成分が少なく甘みが強くて3時のおやつのようでした。
表題作は悲惨な事件から回復し、漸く執事修行を経て鉄真の仕事に同行できるようになった弓削が、商談先で粗相をしてしまうという話でした。
鉄真のことしか目に入らない弓削らしい行動というか、噂の台詞が読めて大満足です。
にやにやが止まらない……。
1に鉄真2に鉄真、3、4も鉄真で多分10までずっと鉄真な弓削が愛しいです。
この執着が堪らない。
その他、一誠視点の「年上ぶる人」、前作の「夏休み」に続く「冬休み」、執事長となった弓削に憧れる執事見習いの少年達視点の「美貌の執事長」、一誠の娘である彬子視点の「私と眞珠とおじさまの話」、そして現代パラレルストーリーの「オペラグラスと摩天楼」と、最後まで非常に楽しく読むことが出来ました。
「年上ぶる人」では酒に弱い弓削の意外な一面が垣間見ることが出来ましたし、「冬休み」ではどろどろに甘いふたりの蜜月を堪能。
「美貌の執事長」では弓削をめぐる幼い見習達のバチバチとした牽制のしあいと、思わぬデバガメににやにやし、「私と眞珠とおじさまの話」では、弓削の死後もずっと変わらぬ思いで弓削を弔い続け、その心の全てを弓削に捧げている鉄真と、そんな鉄真に恋をして失恋してしまった彬子の話にうるっと来る……。
最後の「オペラグラスと摩天楼」では、こんな未来があればどんなにか幸せだっただろうか、と思いはしましたが、本編が完璧な形で結ばれているからこそ楽しめたパラレルだったと思います。
トロイメライの薄い本はどうしても重くなりがちですが、この本は本当に3時のおやつだったので、口当たりが良く気軽に読み返すことが出来そうです。
中華風輪廻転生もの。
時を超えての恋の成就って浪漫ですよね、大好きです。
しかも中華! 皇帝! 幻獣! なにこれ好きのてんこもり!
設定だけでも萌えるような言葉が飛び交うのですが、中身がこれまた良かったです。
受は800年前に攻と友人だったのですが戦によって命を落とし、攻が身の内に飼っていた幻獣と契約をすることによって受の魂を遥か未来に飛ばしてしまいます。
その代償として攻は色々と苦労することになるのですが、1000年の時を生きてようやく愛しい受との再会を果たすのですが、もうホント攻が健気で泣けます。
私は受の不幸は蜜の味、常日頃から不憫健気を見てはぐへへへへ、と喜んでるんですが、今回のこの話は受よりも攻が不憫健気。不憫健気の鏡のような素晴らしさでした。
過去の自分を思い出せないことで葛藤する受と、受は受なのだからとその全てを包み込んで愛してしまう攻。すれ違いながらも勃発した戦によって、改めてお互いが唯一無二であると確認し合う様は胸がじんと痺れました。
攻を失いたくないと、必死で攻に掛けられた呪いを解こうとする受の姿はいじらしく、切なくて、ほろほろと涙が……。
そして攻を大切に思う仲間の絆もとても良かったです。
ラストは非常に綺麗に纏められてめでたしめでたしなんですが、幻獣の足の爪である新月がこれまた良い味を出していて本当に可愛い。
モフモフ成分まで堪能できるだなんてお得です。
ドキドキハラハラしながらも絶対安心のハッピーエンドなので、後味の良い甘いお話が好きな方にはおすすめの1冊です。
ファンタジー、不憫健気、受の不幸、水戸○門展開。
個人的な大好きがめいっぱい詰まってました。
受の不幸な生い立ちから不幸な幼少期、そして不幸も不幸なまま、転校初日にパン咥えて遅刻遅刻~と慌てながら走ってたら、道の角から飛び出てきたイケメン男子とぶつかって恋がはじまる……わけじゃないんですが、そんな感じの出会いだった受と攻。
放蕩息子で知られる領主の三男坊の攻に夜伽役として買われ、何も知らないまま無体に身体を開かれてしまう受が気の毒……という、結構アイタタタな序盤。
そこから受のあまりの不幸な境遇に心を痛め、その中にありながらも心が折れることもなく、他者を恨むでもなくまっすぐに汚れなく育ってきた受の心の広さに惹かれていく攻と、攻からはじめて人間らしく扱われ、その隠された優しさと聡明さに心を開き攻のことが大好きになっていく受。
甘いお話にむふふふふ……という気分だったのですが、受が国では忌み嫌われる獣子であることがバレてからは大変なことに。この辺りは読んでいて本当に辛かったです。
受があまりに可哀想というのもあるんですが、基本的には受の不幸は蜜の味なので楽しめるのです。
でも自殺してしまった受の母親や、焼かれてしまった故郷の村(受にしてきた仕打ちは別として)のことを考えると、なんだかなぁ、と。
結局のことろ受は実は隣国の王子様だったというシンデレラストーリーなんですが、立場が逆転するような水戸黄門展開には胸がスカーっとします。
受のことを散々虐げた連中が罰を受けるのは当然のこととして、後味が最悪にならないように纏められていたのは良かったと思います。
最後のラブラブ桃色シーンでは、一瞬成長した受がまさか攻めるのか!? とドキドキするような描写があったのですが、残念ながらリバではありませんでした。
リバ好きなのですっかり角が取れちゃった攻を組み敷く姿も見たかったな、と少し残念な気持ちです。
受の一族の監視下に置かれてしまったけれど、受の誓いの騎士となったことで一緒にいることが出来る攻が、戦をせずに差別のない世の中を作るために一生懸命になっている様子は本当に良かったです。
そしてその側に常に受がいて、種族の違いがありながらも睦まじく過ごしていく姿に幸福感で満たされました。
甘味補給がしっかりできて、お腹いっぱいです。
奇跡の泉シリーズ第二弾。
同時発売で先に金の方を読んだんですが、そっちはいまいち響かなかった。
表紙の感じからして銀であるこっちの方が絶対に自分好みだろうなぁとは思ってたんですが、直感は正しい!
好み過ぎて倒れそうな話になってました。
こちらは前作の受であるヨシュカのお兄ちゃん、マティアスのお話です。
世界観は前作で頭に入っているので、導入部分からすんなりと入ることができました。
長々と説明が続かないので、よりキャラクター中心に話が進んでいたという印象です。
また二段組でみっちりしているので、読後の充実感も半端ない。
今作はハイメロート家の奇跡持ち、才能たっぷりの司祭である受と、鍛冶屋の息子で騎士に憧れていた攻が運命的な出会いを果たして唯一無二の主従として国の中心に上り詰めていくという、なんとも清々しい逆玉物語です。
前作ではいまいち登場人物に感情移入ができず、どうして好きになったのかも理解に苦しんでいたのですが、今作はその辺まったく首をかしげる余地もなく、互いが互いでないとダメなんだという強い絆で結ばれていることがひしひしと感じられ胸熱……。
一見弱弱しく見える受も、ひとたび攻のためともなれば自分の命を懸けてでも守り抜こうとする姿勢がもう何とも言えず愛しい。
自然と周囲に人も動物も集まってくるような、光がそこに凝縮されあたたかなオーラを纏っているような存在です。
攻はそんな受にぴったりと寄り添い、最初の誓いを頑ななまでに守り通す潔さ。
まさに騎士そのものでした。
身分の違いを超えて結びつくふたりの強い絆は涙なしには読むことができず、作中何度も胸がきゅうきゅうと締め付けられながら二人の歩みを見つめていました。
度重なる困難にもくじけることなく、その時々で自分たちにできる最善を尽くす姿は勇ましくもあり、神々しくもあり、大きな厄災に立ち向かう二人が選んだ戦術が、まさかあの時の戯言を実現しちゃったのには思わず吹き出してしまいました。
そうくるか!
二人を取り巻く人間たちに悪意がないのも読んでいてストレスを感じずに済みました。
分断された国が和平を結び、風の通るさわやかな丘でふたりが末永く幸せであることを願ってやみません。
前作ではイラストが好みでなかったのですが、今作は一転してとても好みのものでした。
色使いもきれいで、とくに口絵に関しては神々しくさえある。
最後まで読んでもう一度カラー口絵を見てみると、散りばめられた色の洪水と優しい世界に幸福感で胸が苦しくなりました。
あーもー、人外モフモフ大好きです!
月東さんの人外がとても好きなので、この話は最高でした。
中華風の世界観で受は国に仕える神子同士の間に生まれたサラブレットにも関わらず、能力がほとんど発言せずに肩身の狭い思いをしていましたが、ある日数少ない任されている仕事の途中に罠に嵌って怪我をした銀狐のこどもを見つけます。
かわいそうに思ってその仔狐にせっせと餌付けし、罠も取り去ってあげて足の怪我の手当をして逃がしてあげるのですが、数年後、他国に侵略された際に敵国であるはずの獣奇兵に受は命を救われます。
その命の恩人がかの銀狐で、助けてくれた恩返しに自分の命に替えても受を守るとべったりと引っ付いてくるという展開です。
唯一生き残った神子として、自国の王に与えられた使命を果たすため、他国に向かうのですが、そんな危険な道中に付き添ってくれる獣奇兵の攻の甲斐甲斐しいことといったら!
もう受は至れり尽くせり。虚勢を張ってもしれっとスルーされ、お肉を与えられ水を与えられ、数年前とは逆に自分が餌付けされてる……。
敵の襲撃から言葉の通り身を盾にしてでも守ってもらったり、あまりに一途な攻の行動や気持ちに徐々に絆されていくのですが、この攻が本当に真っ直ぐで嘘がなくて、格好良いです。受が惹かれていくのも無理からぬこと。
様々な困難の末にやっと使命を果たせるところまで来たのに、まさかの運命に引き裂かれるふたりと、こういうドラマチックな展開もお約束で心地よい?
そうですよねー、別離を選択したとしても、大事なところで颯爽と現れる攻っていうのは本当にキラキラしいですよねー。いやもう読んでて眩しかったです、最高。
紆余曲折有ったけど、最終的にはめでたしめでたしで、エピローグも凄く救いがあって読後は幸福感に満たされました。
もふもふプレイは最高です。
イラストも円陣効果で更に物語が引き立っていてたまりませんでした。
もふもふは正義。尊い。
あとアレだよね、受の首輪装着の時点で大体予想はついてたけど、どの国の王もクソばっかだよねって話。
悟メインの話。
兄はなにやら犬神といるといつも甘くて良い匂いを漂わせていることが気になって、ある日の夜、絶対に悟を呼んだりしないとサギリと約束したのを破ってその様子を見に行こうとします。
あんなに良い匂いがするんだから、絶対お兄ちゃんはなにかイイコトをしているんだ! という子供の好奇心で。
でも、そんな悟をココアのお母さんが襟を引っ張って止めようとします。
ほらみたことかとサギリに笑われると言って。そして寝ぼけたココアも悟と一緒にいたいと甘えたことから、気になる気持ちをグッとこらえて翌朝を待ちました。
早速朝の挨拶に行ってみると、そこには兄と犬神2匹が寝てただけで拍子抜けする悟。
帰る段になったら今度は悟はココアと離れたくないと駄々をこねるように。
お兄ちゃんはいつもヤマツミやサギリと会えるのにずるい、自分はココアには神社では会えないからと兄に当たる始末。
するとココアは今自分は悟に会えるように頑張ってるから待ってて、約束、と神社で会えるようになることを約束して、数年後にその約束が果たされるという話でした。
いやー、これ読むと俄然ココア×悟の話を読みたくなりました。
兄に負けず劣らず神社に通い詰める悟とか想像しただけでによによ。
ココアの毛色は蜂蜜色だそうなので、人間型を取ったときの美しさまで想像できてこれまたによによ。
悟のことが大好きで大好きで、悟のために一生懸命頑張るココアが健気で愛しいです。
本編よりもこのSSの方が萌えたくらい。