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誰か1人でも欠けては成り立たない。

かしデス上下巻、かしアン上下巻ともに既読。全部読んだ上で、Butler編を聞いています。今作は、原作に対し、多少省いたシーンがあったり、セリフを追加し補足している部分もあるが、ほぼ原作通りに再現されている。Butler編は、α久藤×β宮内、葵と宮内の主従関係が中心のお話。

まず、久藤役の前野さんについて。久藤は喜怒哀楽の表現がコロコロと変わる為、動の部分が多いのですが、それを見事に表現しています。Master編の時もそうでしたが、怒っている時や坊ちゃん愛を語っている時、今回の宮内との会話や執事モードの時、立場によってコミカルさがあったり、男らしかったりします。宮内が静の部分ということもあり、上手く演じ分けていました。宮内役の興津さんは、静の部分が多いけど、少し低めの声で、淡々とした中で葵を想う気持ちや久藤との会話の中で少しずつ変わっていく宮内を、さすがという感じで演じていました。過去の回想シーンもあったのですが、小さい頃の葵と宮内の会話では泣いてしまいました。宮内がどれだけ葵に救われ、どんな想いで葵を守ってきたかが分かる大事なシーンは必聴です。また、久藤も宮内も、過去に傷つきトラウマを抱えて生きてきました。その為、恋に対し一歩引いているところがあり、そこを見守っている葵と次郎の2人が手助けをしていますが、バレバレです。葵なりに、宮内を想っての事なんですが。葵役の鈴木さんも、いいフォローをしています。宮内に何も出来なかったというセリフや俺よりも幸せになれと命令するシーンは、葵がいてこそのシーンでした。Hシーンは少なめでしたが、ベテランの2人なので、文句なしという感じでした。

個人的には、最後のフリートークの畠中さんに笑ってしまった。畠中さんは、かしデスが初めてのBL作品出演ということで、大興奮のフリートークでした。

意外と良い相性の2人。

メインCPのみの感想。Hなシーンは、相変わらずエロいです。

遊び人でデリヘル通いまくってる響×天然で恋愛経験ゼロな苦学生のの彦のお話。のの彦はぽやっとしている為、おかしいなと思いつつデリヘルと間違えた響に初体験を奪われてしまうわけですが、「タイミング悪かったんですね」と言っちゃうのの彦。そんなところを気に入り、言葉巧みにホテルに連れて行きHな事をする響。デリヘルの子が何人か登場し、そのうち2人とHな行為をしているシーンがありますが、そんな遊び人の響がのの彦に本気になります。遊び人の印象が強いですが、のの彦が就活のためのスーツを一緒に探してあげる所や落ち込んでいるのの彦を頭撫でたり腕枕するシーンは、意外と良いやつかもと思った。でも、顔の上でスクワットさせたり、面接の練習と言って怪しい事してたり、そこはブレないんだと笑ってしまった。響が付き合うまでは手を出さないと決めているのに、それに気づかないのの彦はあの手この手で一生懸命に響を翻弄している姿は可愛かった。

悪い大人に捕まってしまったのの彦ですが、なんだかんだ言ってのの彦の純粋さに絆される響という感じでした。

久藤と宮内、二人が結ばれることが運命。

上巻のときも思ったけど、さちも先生はオメガバース設定の取り入れ方が上手いと思う。オメガバース設定だからこそ、下巻で出てくる悩みもあるよねと目から鱗の発想でした。

運命という世界で、宮内にとって1番になりたいはとっても大事なこと。βでは1番になれないと思っているけど、葛藤する宮内。久藤の気持ちはちゃんと受け取っているけど、同じだけ返す自信がないと言い、逃げてしまった宮内。実は、妊娠するのが難しい体質だった事が判明。普段、感情が出にくい宮内が、取り乱しているシーンに泣けてきました。宮内は、久藤のことを理解しているから逃げる選択肢選んでしまった。久藤の方も、宮内の少ない言葉だったが、なぜ離れていったのか理解した上での「馬鹿野郎」が切なかった。ようやく言えた宮内の「あなたの1番になりたい」に、「とっくに1番だっつの」や「気づいてあげられなくてごめん」に包み込むような優しさで受け止めている久藤。「俺が産むから」というような男前な発言があり、久藤の株が上がった。でも、いつも通りの扱いに笑ってしまった。

ハジメの方も、南雲の事が頭から離れられず、宮内に助けられて、穏やかな顔をしていた。南雲にお姫様抱っこされて嬉しそうだったのに、3年経って、あんなに男らしくなるとはって感じでした。

個人的には、蓮くんが可愛かった。かしデスの時から、宮内大好きな蓮くんでしたが、みぃが結婚するのが嫌で泣いている姿が、こっちまで泣いてしまった。宮内の幸せになるや久藤の幸せにする宣言はほっこりした。最後に、久藤にキックする蓮くんはツボでした。

最後に、難しいと言われていた子供が出来、家族3人の微笑ましいエピソードで締めくくり、ようやく完結したんだなと思いました。すっきりとした終わり方だったと思う。私的には、拗らせている蓮くんがどうなるか、気になるところですが。

運命に向き合う二人。

幸せって何か、考えさせられるお話。さちも先生は、オメガバース設定を上手く使って作品を作っていると思います。α×βってだけで切なくなるのに、そこに運命の番Ωが登場する。あらすじだけ読んでも、辛くなります。

運命に怯える宮内、宮内を想い運命に苦しむ久藤、運命を操る南雲とΩのハジメ、その運命を見守る周りの人たちという構図。運命を嫌い、久藤が幸せになることだけを考えている宮内と、そんな宮内を理解しつつ、「何があってもずっとお前が好きだよ」って男前な久藤。二人は同じ気持ちなのに、すれ違っている状態に、葵が何も出来ないのかとなっているけど、いつかは超えなければいけない壁だと思う。大切な人のために、自分を犠牲にする事も厭わない宮内。苦しむ久藤姿を通して、運命について葛藤する。久藤の答えは出ていて、あとは宮内が何を選ぶのか鍵。

さりげなく宮内をフォローする姿や運命と宮内との間で苦しむ姿など、宮内を想っている久藤の姿はかっこよくて、惚れ直します。宮内も、久藤の前では素直になれず可愛い。不器用なりに、久藤の事を大切に想っているのが伝わってくる。

下巻に向けて、どうなっていくのか、宮内がどんな運命を選ぶのか、気になる終わり方をしている。

樽さん最高っ〜‼︎

樽さんの総受けということで、買わなきゃ損と思いました。攻めのお二人も、他の作品に数多くの出演されている佐藤さん、最近出演する作品が増えている古川さんということで、ハズレなしと思います。

感想は、ストーリーとしても良かった。3人とも、自覚がなかったり、言葉に出来なかったりして、すれ違ってばっかり。物語の中盤で、本音を語り合ってからラストまでの流れが良い。ちゃんとストーリーとして成り立っている。絡みのシーンは、もちろん最高に良い。

大世は、カンナと千春に対して、言葉では言わないけど、それぞれに想う気持ちや行動がちゃんと表現されている。あと、大世の男前っぷりがかっこいい。「二人ともまとめて相手してやるよ」とかヤバい。 もちろん、絡みのシーンはエロい。期待通りでした。千春は、チャラくて軽そうだけど、意外と執着していたり、独占欲が丸わかり。囁くように、「簡単にはあげないからね」って、挑発しちゃうところとか、かっこいい。大世がカンナに取られそうになり、泣いちゃうところとかギャップがあってかわいい。カンナは、真っ直ぐで純粋で好奇心旺盛な子。大世が言葉に出来ない言葉を、熱く真っ直ぐな思いで伝えるところとか、初々しくて若いって感じ。

特典CDは、マリン通販の千春×大世にしました。内容は、千春が、たまには大世からご奉仕をしてもらいたいというお話でしたが、結局、千春的には大世の色っぽい顔が見たいというストーリーでした。嫉妬と独占欲で、激しく責められてます。少しだけど、千春の入浴シーンあり。


個人的には、最高に良い。キャストもストーリーも、文句なしです。キャスト好きなら、オススメです。

ナイスキャスティング‼︎

原作既読。キャスト発表の時から、谷山さんの晟生聞いてみたいと思ってしまうくらい納得のキャスティングでした。幹役の古川さんは、攻めは聞いたことあったけど、受けは初めてで試聴だけでは分からなかった。原作の方より詳しい部分とカットしているところあり。

感想は、谷山さんの攻めよかったです!いかにも俺様なんだけど、自分の気持ちや行動に対してまっすぐなんだなって思う。だから、攻めのセリフがかっこよくて、幹が思わずきゅんってなるところはこっちまできゅんってなりました。原作では分かりにくい部分も、丁寧に演じていました。幹役の古川さんは、通常とHの時でギャップがあって、良かった。モノローグ多め。エロいところはかわいい。原作よりも、幹がかわいいと思いました。次の受け作品に期待がもてます。西山さんの深也は、癒やし系でした。

私の中では、キャスティングからぴったりハマってると思ったので、文句なしです。谷山さんの攻めが聞けて良かったです。

相性ピッタリなお二人。

待ってました!森川さん×興津さんコンビ。安定のお二人なので、間違いないと楽しみにしていました。作品のストーリーの設定とかも面白くて、コミックでも笑ってしまう所やツッコミ入れたい所もちゃんとしてました。

森川さん演じる神子がハマリ役で、神子がいつもローテンションで感情が分かりにくい感じを見事に演じています。感情が表れにくいので大変だと思うけど、面倒くさかったり、機嫌が悪ったりする表現の違いがちゃんとしてました。興津さん演じる眞王は、今回大変だったと思いました。いつものツッコミだけじゃなく、いろいろ翻弄されていて、感情の上げ下げが激しかった。でも、可愛い所もありました。エロい所は、さすがです。

相変わらずの神子と無自覚な眞王で、聞いていて安心しました。ハズレなしって感じです。

こういう関係に憧れます!

今回もエロいと思いました。大人のエロさ。エロいだけじゃなく、ストーリーもちゃんとしている。親友から恋人に昇格した関係。当たり前の存在であって、恋人に変わったからといって何が変わるわけでもない感じがいい。いい歳で、いろいろ世間体とかも気になる事もあるけど、こいつが隣で良かったって思う所がいい。こういう関係に憧れます。20年以上も前一緒いるけど、新しい発見があったりして、ほのぼのしてます。あっさりと読める。

魔王恐るべし⁉︎

このシリーズ好きです。設定も面白くて、眞王さんや神子さんのツッコミとか周りがぶっ飛んでるいる所とか好き。シリーズ3作品目ということもあって、更に、登場人物が増えた。そして、今回は、勝負に関する詳しい詳細が知ることができた。実は、魔王様ってものすごい影響を与えることが判明。眞王さんが自覚ないけど(笑)先代でもある神子の母百合子登場をきっかけに、勝負の行方や眞王の神子への気持ちなど、百合子の企みに翻弄されていました。次も、百合子さん出てくるのかな。

今回はいろんな眞王さんが見られた。可愛かったし、無自覚ですごいことやっちゃってるし、頑張ってました。神子が、今回は大変でしたね。珍しい回になったかも?地味に、麻道が活躍してた。

料理がキーワード。

原作既読。Hシーン少なめ。ほとんど春×弘人の話。1話のみ耕太×陸。ほのぼの系の話。基本、弘人視点でモノローグ多め。

春は超今時の子って感じ。若さ全開でぐいぐいきてる。弘人視点ではキラキラ効果音付き。弘人さんは優しい雰囲気。奥ゆかしい感じとか戸惑ってるとこがかわいい。Hシーンはちょっとだったな。もうちょっと聞きたかった。耕太と陸は私のイメージ通りでした。耕太は気怠げな感じやボソッと言うとことか、原作のまんま。陸は基本的にしっかりした雰囲気で、耕太とのいちゃいちゃしてる時はエロかわいい。耕太と陸は仲がいいのが、よく伝わってくる。メインの二人よりHシーンが多め。

弘人が料理人設定で、よく料理作ってるシーン多め。個人的に、みんな美味しいそうに食べてるから、お腹すく(笑)ほのぼのした雰囲気で聴ける作品だと思う。初めて小林さんの出ているCDを聞きました。悪くないと思った。次も聞いてみたい。