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2巻の続きかと…

2巻で不穏な終わり方をしたので(2巻も割と前なので忘れていましたが)最後の方に匂わせるような描写があって「そうそう!この話の続きはどうなったの!4巻!?」てなりました(笑)

でも過去編が見られたのでチュン太が高人さんを好きになっていく過程などが分かって良かったかなと。
ただチュン太はあれだけスレていたというか斜に構えていたのに高人さんに惚れていく?惹かれていく要素が少し甘いような…。
憧れからジワジワという感じ…?
あれだけ人生つまらなさそうにしてた人がそんなに何に惹かれてあれだけ高人さんに熱中したのかな?とは思いました。

でも、1巻から読んでいて、ほんとに好きな作品です。
キャラが立っていて面白いし、それぞれ当て馬役なども憎めない感じで、次が気になっていつもあっという間に読んでしまいますし、何気に何回も読み返しています。
過去編なのでいつものいちゃいちゃな2人のシーンは少なかったので、少し寂しい感じはしましたが、それだけこのカップルに馴染んでいるんだな、と思いました(笑)
今後ももっともっと2人を見ていたいな、と思ってしまいます!

攻めに期待し過ぎたかな?

ていさんは絵が好みなので欠かさず購入しています。
じとっとしたねちっこそうな攻めとビクビク系受けです。
ただ攻めの見た目にねちっこさを期待し過ぎてしまったので、すごい変態行為とかもなくエッチは意外とあっさり??普通め??でした。
でも攻めに怯えながらも快楽に弱い受け設定がドンピシャな方にはオススメです。

痛そうな描写が途中あるもこの方のエロはつゆだくだったりするのであまり痛く感じず。
受けが後から痛かったと攻めを責めているセリフで「そんなに痛かったのね〜」と思いました(笑)

スピンオフの先輩の話も何だか歳月を重ねたゲイカップルの趣があって良かったです。
何となく1番近い相手とずっと繋がってて、生涯も共にしちゃうみたいな。
ある意味理想系なのかな、と思いました。
そして話の中に表題作カップルが絡んでるのでその後なども垣間見えて、幸せにやってるんだなぁ〜、良かったねぇ〜となりました(笑)

心が温かくなる話?

受けのこと大好きだけど余裕ぶっこいてる攻め、レオくんと最初は攻めに押されての関係だけど猛烈に攻めにハマってしまう受けのシオンのお話です。

他の蔓沢さん作品よりはエロが少なかった気がします!
一冊丸々表題作でした。
お互い好き合っているのが明らかで、ヤキモチも可愛いものでした(笑)
読んでてホンワカする感じです!

あとは攻めの親があっさりというかノリノリでお付き合いを受け入れて理由もしっかりしててっていうのが安心でした(笑)
ハードルが何もない2人のラブラブな日常です(笑)

一気に引き込まれる

漫画でも小説でもグルメものが好きなのですが、この話を読んで、細かい設定など、本当によく練られて書かれたものなのだなぁ、と感じます。

時たま、この人の職業設定は何故つけたのだろうか、何となく派手で格好いいからつけたのかな、というくらい肩書きだけの登場人物が存在しますが、こちらの小説ではそのようなことがなく、寧ろフードスタイリストである受けのプロ根性や仕事の楽しさ、食の大切さなど、色々なことがキャラクターの感情と共に伝わってきて、登場人物それぞれの人生丸ごとが描かれているような気がしました。

すごく壮大にレビューしてしまいましたが(笑)
受けの感情がすごく読み手(大半が女性かと思いますが)の男性に対するちょっとした不満感とか恋愛を続けていく不安など、共感出来るところが盛りだくさんで、最初は分厚さに驚きましたが、ぐんぐんと引き込まれ、読んでしまいました。
さらりとした読み心地でどんどん読めてしまうのとはまた違った引き込まれ方があると思います。
あのシーンを除けば男性にも是非読んで!とお勧めしたくなる内容です(笑)

要所要所に切なさが滲む内容でしたが、もともと切ないお話が大好きなので、内容的にボロボロ泣けるのかなと思っていたのですが、悲恋では無いので「受け可哀想!不憫!」と泣く感じでは無いです。
しかし、途中まで「可哀想、ウルッ」くらいだった切なさが後半怒濤に感情が受けにシンクロして、「あれ?何かすごい悲しい感じでは無いけど涙出てくる~っ」みたいな感じでポロポロとなってしまいました(笑)
あの泣きは不思議な感覚です(笑)

インパクトのある題材

大型新人デビューとあるからくもはばき先生のデビュー作なのでしょうね。
あらすじ読んで気になったので購入しました。

うーん、途中途中流してしまうところはありましたがアッサリ読めました。

境遇が似ているからか有名な某お笑い芸人さんの顔がずっと浮かんでいましたが、お笑い芸人を題材にするというのも書くのが難しいと思うので、そこを書こうとする着眼点が素晴らしいと思いました。

ただ受けである主人公の一途なのにビッチ感が出てしまっている部分や、お笑いの相方であったキャラクターが中途半端に出てきてしまった部分はあるかなと思います。
また攻めが逃げすぎていて、2人の気持ちが通じあっているのかが把握し辛かったです。
攻めが受けの書く漫才のことをしきりに「真面目で人を傷つけない」と表現していたのが印象的だったのですが、何回も作中に出てくるものだから漫才の内容が気になってしまいました(笑)
また前半は高村光太郎のレモン哀歌を思わせるような詩的な表現をしていたのに対し後半は書くにつれてちょっとテイストが変わっているように感じました。

良い点としては、よく動いてくれる女性キャラを上手く使われていたのでサクサクッと話がすすんで読みやすくなっていたところかと思います。
人の死について、病気、残された人の気持ちはとても細かく繊細に描写されていたのでこちらもその心の動きがよく分かり、考えさせられました。

猫耳猫しっぽ!

蔓沢つた子先生、草かんむりに化けると書いてがすごく良かったので作家買いです。

内容は…
前作よりもすごく良かったです!
ところどころ切ない話もあり…。
擬人化ではないですがそれに近い感じなので、獣とかオメガバース好きな方にはオススメの設定です。
表紙のカップルがメインですが、番外編なども収録されており、大変読み応えのある作品でした。

猫が先祖の世界の話ですが、猫を飼ってらっしゃる方や猫好きな方は「あるある!」と笑ってしまうような細かい猫の仕草や習性なども設定に組み込まれているので、そういった点でも楽しめます。

作中のしっぽの描写がとても可愛くてキュンキュンしました。
しっぽは口ほどにモノを言い…という感じですね(笑)
エッチの時などに攻めにしゅるしゅると絡むしっぽなど最高です。
割とエロ度は高めな作品ですが、物語がしっかりしているので、決してエロだけではない作品だと思います。
買って損なしでした。
キャラクターの設定も脇役含め、一人ひとりがとても魅力的でした。
つた子先生の作品は受けだけでなく攻めの心情も細かく表現されており、どちら側にも感情移入しやすいので、場面によってはどちらにも共感でき、ぐいぐい引き込まれてしまいますね。

表紙が素敵です。

やっと購入出来ました!
一気読みしました。

はらださんの作品は表紙のデザインがいつも素敵で目を引きます。
そういうところも表紙買いとかでファンが増える秘訣なのかなと…。


内容は丸々主人公(W主人公のような感じでしたが)バンドグループのお話でした。
どっちが受けでも良いようなビジュアルだったと思いますが、受けが良い具合にぶっ壊れていて(笑)シリアスなんだけどはらださん独特のクスッと笑ってしまう要素もありました。

朝一(受け)が痛めつけられるシーンは本当に見てて「うわ…」となってしまいましたが、はらだ作品の中で1番人間味溢れるキャラクターだったのではないかなと思います。
個人的にはヤクザのお兄ちゃんのビジュアルがすごく好きなので舎弟?部下の男の人とのスピンオフがみたいと思ってしまいました。

今回絵が丁寧に描かれていて見やすかった気がします。
すごく勢いのある話だったのでまた2回目読み返したいと思います。

待ちに待った新刊!

六青みつみ先生の新刊でした。
リンクスは月末発売なので毎回待ち遠しいです。
今回の作品は延期に次ぐ延期で…。

主人公の受けは神子として選ばれた親友の巻き添えをくらって異世界へトリップしてしまいます。
そこで追い剥ぎ?に襲われているところを助けられますが、神子である親友はとても丁重に扱われます。
しかし受けは黒髪黒目の見た目から忌み嫌われ、迫害を受けます。
ただ一人、攻めからだけは優しくして貰えましたが、攻めも実は神子を伴侶に出来る王候補の1人。
たまたま神子と一緒にきてさらに同情から優しくしてくれるのかと落胆する受けですが、さらに彼が自分と同じような境遇の人間を訳あって助けていると知り、またまたがっくりします。

まぁ攻めの受けに対する好き好きビームが溢れ出ているので気持ちは読者にバレバレですし、最終的にハッピーエンドになるのは分かっているのでサクサクと最後まで読みますが(笑)
受けは異世界トリップする前の世界でも児童養護施設で育ち、父親にも捨てられ(理由ありますが)誰からも愛されない、一番になれないと思っているので(これは六青作品のお約束みたいなもの)ちょっとでも攻めが神子である親友と親しげな素振りをみせると心が不安定になります(笑)

ほんとによく襲われる(攻撃系で)作品ですが、攻めが毎度丁度良いタイミングで助けに来てくれるので安心です(笑)
最後の神のシーンはご都合主義的な匂いがある気がしましたが、受けの今までの境遇があるだけに「良かったね…」と言ったところです。
それにしても親友の神子…、アホの子過ぎる気が…。
親友神子と王のスピンオフも是非期待してます!

まとめると、六青みつみ先生が好きなので絶対買いますが、号泣するほどでは無かったです。
ただ程よく切なげなので、涙もろい方は泣ける作品かと思います。
あと可愛い生き物が出てきて始終可愛いです。
ただ攻めは正体を知っているのに投げたのか…、とは思いましたが(笑)
エロ要素はそんなに無いですが、思いが通じあってからのシーンはあります。
思いが通じあった二人をもう少し見たかったような…。

異世界の方は結局最初から最後まで異世界語?の様な文字で話されていて、「書くの大変そうだな…。『』じゃダメだったのだろうか…」とあらぬ心配をしてしまいました!(笑)

いくらが食べたくなります

とにかく表紙のインパクトに釣られて買ってしまいました。
いくらだから全然いやらしくないです(笑)
いくらだから(笑)

不思議な世界観があり、作者の方の発想力に舌を巻きます。
ところどころ読みながらツッコミながら読んでしまうところがあり、笑いながら読めます。
重たい作品の間に挟むと疲れが取れそうです(笑)

課長がお寿司なことに何も疑問を持っていない人達も笑えます。
エロくはないですが、擬人化?や執着モノが好きな方はキュンとくるのではないでしょうか。
後輩の御手元君もいいキャラしてます。
彼は奥さんがいるので残念ながらスピンオフはなさそうですが…。

ようやく課長と覆面男、糸魚川の距離が近づいて課長のお寿司を巻き直すに至った時はちょっと感動しました(笑)
課長の包容力は素晴らしいです。
また山口ツトム先生にはこういう異色の作品を描いて欲しいです!

買うか買わないかですごく悩みましたがエロの無く軽めのモノが読みたい気分だったのでピッタリでした。

おじさん受け大好きのツボをグリグリです!(笑)

せいか先生の待ちに待った新作です!

デキる後輩×ほんわか先輩(おじさんノンケやもめ)です!(笑)
本当に好きな設定なのですが、この方の作品はいつも女性の素敵なキャラがたくさん出てきてもBLの世界が崩れないところが好きです。
今まで読んできた作品だと女性キャラが嫌味な役立ったり、メインカップルを引っかき回したり…というのが多かった気がしますが、先生はいつも可愛い女性を描かれますし、いい味出しています(笑)

描き込みも丁寧で、テンポ良く読めますし、他の短編などは入っておらず、前編が表題作や、表題作の番外編などなので、この設定がツボな方は120%楽しめると思います。

強面で本社から出向してきたけど、無愛想過ぎて浮いている後輩に青木課長は何とか皆と仲良くやってもらいたいとやきもきするのですが、なかなか上手くいかず、ストレスがたまり趣味のお菓子作りでストレス発散しますが、そのお菓子を口にした後輩(水野)にプロポーズされてしまいます。
プロポーズしてからの水野の積極性に笑えます(笑)
この恋愛スキルで今まで恋愛してきたのか!とすごく可愛くなってきます、強面なのに(笑)

娘さんのダイエットや話相手としても暗躍(?)し、周りからどんどん固めていく手口が良いですね!

話は一見シリアスに見えますが、ギャグ要素が多いので後味スッキリで、おじさん受けが好きな方には自信をもってオススメします!
また出てくるお菓子が美味しそうで美味しそうで…、作中に出てきたレアチーズのタルトなど作ってみたくなりました。
毎回あんな美味しい差し入れがあるなんて、青木課長のいる会社に勤めたいです…。

せいか先生はご本人曰く「遅筆」だそうなので、前作との間に少し空きがありましたが、前作も大好きで今でも何回も読み返すので、今回新作を出して頂けて本当に嬉しかったです。
また次回の新作まで待ち遠しいですが、作家買い決定なので楽しみにしていたいと思います。