作家買いです。
阿賀先生のデビュー作にやられてずっと読んでいたのですが、デビュー作が私にとってど真ん中だったため
新作をよんでも、なかなかドキドキワクワクしなかったのですが、これはきました!
「君の背中、僕の手のひら」のスピンオフなのですがこの話が初読みでも大丈夫です。
年の差ラブ。最高でした。読みやすくて一気に読破。
大人になっているつもりの少年と面倒な大人の男。少年が自分を1人の大人として認めて欲しい
葛藤が痛かった。そして成長していく様子が良かった。
各章のはじまりに,ところどころに入る短い言葉が詩的でイメージが膨らみました。
イラストがパチさんになってて嬉しい。パチさん大好きです。
人間は2度死ぬって何かの本で読みました。
1度目は身体の死。心臓が停止して脳が死ぬ状態。
2度目は人の記憶から消える、思い出での死。
この理屈から言ったら飴ちゃんは永遠に死なない、永遠に生きてる。先生の記憶の中で。
どっちかと言うと先生の方が飴ちゃんの記憶から消えているので、先生が半分死んでいる状態なんですよね。
飴ちゃんはいない。看取ったって先生が言ってたけど、飴ちゃんは生きてる。先生がいないんですよねー飴ちゃんの記憶に。
看取られないまま突然いなくなった。いなくなった事もわからないほどの残酷さ。
辛いですよね、大好きな人の思い出の中に自分がいないなんて。
けど身体が生きていたら思い出は増えていく。又何度でも生まれ変われる。
2人は一緒に生きて行く事を決めた。
私は大好きな話でした。
以前Webで掲載されていたとの事ですが私はお初でした。
阿賀先生の本はfactoryでファンになって直ぐに他の本も購入して読みました。
全部大好きです。先生の描く受けが全部可愛くて!けど可愛いいだけじゃなくて必死に生きてる感じが伝わって来るのです!
この本の東五も自分がゲイである事に臆病になっているけど心の中じゃ初対面の人を自分の好みかどうかで見ているとこがある現代の青年ぽくて。
明らかに宝にモーションかけられて両思いじゃん!何を怖がってるの!ってやきもきしたけどゲイの恋愛の未来に臆病な東五の気持ちも良く分かって読んでいて切なくなって来ました。
攻めの宝君!好きです!あのグイグイ感がたまりません。
電車の中での停電と言うハプニングの時も残業している東五に手作りお粥を持って来た時も(夜中の会社に2人だけって言う設定だけで萌えました)空港での宝も!全部好き。今まで読んできた数多くのBL本の攻めの中でベスト男優賞ものです。
それに絵が!もうイメージ通りの登場人物達でたまりませんでした。
ついついAmazonでぱちさんを検索してしまいました。けどこうやって好きが広がっていくんだな〜って感じました。
それに発行のルナマリアさんも素敵でした。私が呟いた小さな愚痴に丁寧に対応してくれました。遠い存在の作者、出版社では無く良い本を出したいとう言う思いが伝わってきてとっても身近に感じさせてくれる出来事でした。
脇役の方々も素敵な男性ばかりで東五の先輩の八雲さんは絶対東五に惹かれていたと思う!
さあ今から再読です。皆さんも是非読んで下さい。
宝に惚れますよ!
初読み作家です、表紙の主人公が好みで買いました。
可愛らしい絵柄で絵的には読みやすかったです。
ただ私が読解力が無いのかどうして主人公の少年(受け)が先生(攻め)に惹かれたのか、先生(攻め)が少年(受け)を何処でどんなきっかけで好きになったのか良く分かりませんでした。
もう少しそこら辺の描写がハッキリしてたら良いのにな、なんて思いました。
「えっどこに惹かれたの?一目惚れか?」とか「貴方が好きなのは父親だったでしょう。いつの間に息子になった」なんて自分の理解力は棚に上げて独り言連発でした。
まだ1回しか読んでないので何回か読んだら理解できるのかも。
読みました2回目。
やっぱり良く分かりませんでした。セリフの持ってる雰囲気と内容がアンバランスに感じました。
ただ絵は雰囲気があって可愛らしいです。
このシリーズは3冊全部読みました。我が家の本棚の再読するぞ〜コーナーに並んでます。
絵柄もスッキリしていて見やすいです。エロいシーンも回を重ねるごと上手くなってます。けど1番は同性を恋愛対象と感じてしまう受けの葛藤が切なくて……勤務先でゲイだとカミングアウトしていて優しい上司に恋している受け。恋している事もオープンにしているし表面上ではドライな感じなのにどうして女性ではないのか、と絶望している。攻めはそんな自虐的な受けを可愛く感じていく話です。シリーズ1冊目にある上司の若い時の話も良いです。
殆んどのBLが恋愛のスタートで終わるのにこの話は現実的に起こるであろうその先まで進みます。まさに恋の果てです。
4コママンガもほのぼのとしていて良かったです。
2人の勤務する会社の人達も素敵でした。是非3冊まとめて読んで下さい。