この二人、怪しいです笑
自分の一番好みなのが匂い系(笑)なので、超好みの作品でした。
お仕事なのに「性的に」感じちゃう三角さんと、
少しミステリアスな冷川さん。
ヤマシタ先生の絵柄の魅力も相まって、エログロホラー萌えの綺麗な三角形が出来上がっています。
もちろんホラー要素もありますが、三角くんの絶叫じみた(笑)反応と冷川さんの存在の安心感で、萌えられないほど怖い!ということはありません。
むしろ素晴らしいスパイスになっています。
さすがに最後の話はビクッとしましたが…
ただのホラー漫画のような、絵で驚かす怖さではないので安心して読めます。
次巻が冬ということで、気長に待ちたいですが、それまでに何度も読み返したい1巻でした。
とは、こういうものを指すのだなとよくわかる作品でした。
最初は太郎さん髭ぼーぼーだし、絵柄も自分のタイプではなかったのでこれはどうだろう…と思ったのですが、2話目でそんな考えが吹っ飛びました。
太郎さん可愛すぎ!!
表紙も少し怖かったけどこれは本当に買って良かったと思います。
ぜひ躊躇されてる方は買ってみてください。
ストーリーとして素晴らしいし、エロは濃いし、素晴らしいです。
ローターとかガムテとか手錠とか目隠しとか、聞いてみると過激で痛そうなんですけど太郎さんが嫌々言いながら嫌がってないんですよね。
それを察する治樹さん。息の合う二人(というか息を合わせる治樹さん?)が最高でした。
最後の最後で前恋人と同じ失敗を繰り返してしまった太郎さん。
治樹さんの考えはどうなのでしょうか。
2巻が待ちきれません。
ここまで触れる触れないの過程で萌えたのは初めてでした。
潔癖症受はあまりメジャーなタイプ(?)ではないと思うのですが、ばっちり自分の好みすぎて、さすがこの作者さんという感じでした。
BL作品としてはまだ絡みの少ない感じではありますが、それがなお良い…!
あらすじに関しては他のレビュワーさんが記してらっしゃるので割愛。
潔癖症についても詳しくは初めて知りました。
電車のつり革やドアノブについては知っていましたが、本屋の本や飲食店での食事が駄目な人もいるんですね。
題名とも大きく関わる10つの項目ですが、10つ目はやっぱり他人に触れることなのかしら…と思っていたら電車での出来事があって、でもそこからまた二人の距離が離れてしまって……一進一退の二人にこちら側もドギマギしてしまいます。
城谷の手のあかぎれが、手袋を付けてるときの綺麗さと相まってすごく苦しいです。
それからサブキャラクター達の魅力がとても大きいです!
城谷の潔癖症に理解のある、社長の倉本さんも同僚の三上も。
こうやって城谷が潔癖症を克服していくのは嬉しいですが、ラストでまた振り出しに戻ってしまったらと思うと続きが気になります。
視点が城谷よりですから黒瀬の考えも読めないところがあり…
あともうひとつの魅力として本のデザインと帯があります。
実際内容の絵一つ一つを堪能できるのは電子書籍なのですが、
装丁を楽しむためにぜひ紙でも買っていただきたいです。
白を基調とした表紙に真っ白な帯で黒字で
「この世にあるものはすべて汚い」
表紙だけで見とれてしまいました。
2巻の表紙も気になりますし、ふたりの展開に期待です。