オメガバース設定だと知らずにギャグ臭がすごい表紙だ!と表紙買い。
オメガバース設定があまり好きではないので、最初にオメガバースの細かい設定が書かれてるのを見て「ゲ…騙された。表紙にオメガバースて書いといてよ…」と軽く後悔。
しかし、買ってしまったからには読まないと気がすまないたちなのでぺらぺらと読み始めると、数ページでオメガバース設定なんてどうでもよくなるほど笑わせてくれるインパクト!
笑いの中にもどっちが攻め受けになるのかな悩みもあり、セックスシーンもなかなか濃厚。いっぱいいっぱいで余裕のない攻めにノリノリで余裕の受け、少し余裕のできた攻めと余裕なしでめろめろな受けと楽しめたのも良かった。
最初の軽い後悔が嘘のようにすっと読めてしまいました。
ハッピーエンドで綺麗に終わっているのもとても良かったです。
一つひっかかる点はリバが平気な私としては、攻めの子がなんでそんなにバリタチに拘るのかが気になりますが。本当に愛してるならどっちでもいいんじゃないの?って。まあそれを言い出すと攻めぽい人が受けるという本のテーマを潰してしまうのでしょうけど。
そして、私は主人公CPより脇役CPがいつも気になってしまうのですが、こちらもまさにそれでした。
田中!お前一体何者なんだ。お笑いのツッコミポジの脇役だと思ったらとんだ下克上でそっちのツッコミもするんですかと。
二巻目でることがあれば田中周りの話をまた入れて欲しいです。