甘々のハピエンが好きなので、ずっと避けてましたが、読んでみました。
夏樹の気持ちはわかります。大切な人がいても、目の前に素敵な人が現れてフラつく気持ち。大切な人との関係が安定しているからこそ、他の誰かに惹かれてしまう。
わからなかったのは、新の気持ち。簡単に夏樹を許したように見えました。自分の顔を忘れて自分以外の人とセックスした恋人をそんなにすぐに許せるかな?他の人とキスした唇にキスできる?セックスしてる時に、他の人とどんな風にしてたのかなって想像して、悲しくてできなくなってしまわないのかな?
2人が新しく始まったところで物語は終わっているのでこの先どうなるのかはわかりませんが、現実であれば、やり直すとしても相当長い年月とそれに耐えられるほどに強い相手への気持ちがないと無理だと思いました。乗り換えられなければ途中で別れる事になるでしょう。
BLにはファンタジーな要素が欠かせないと思っていますが、このお話ではファンタジーな要素は必要ないというか、説得力がないように思いました。
でも、阿部あかね先生の漫画は大好きです。これはこれで楽しめました。