BL小説というより、主人公がゲイの一般ミステリー小説といった感じ。
全編に渡って事件の話でそれ以外の会話や、キャラクターの深い掘り下げとかは無いので、これ一冊では特に萌えは感じなかった。
そのへんは事前に聞いた評判で分かっていたから、その分ミステリー要素に期待して購入しました。
先が気になって中断せずに読み進めました。
しかし、ミステリーに詳しいわけでもないのに偉そうですが、驚くような展開やトリックなどは無く、読んでいるうちに予想する範囲の話で終わったような感じで、事件ものとしては微妙なところ。
地味、というか。
そんなわけで、BL小説としてもミステリーとしてもイマイチ惹かれませんでした……。
でも同時発売の続刊やさらにその後もあるみたいだし、主人公たちの関係も気になるので読んでみたいとは思います。
ついでに。
アメリカの生活や、映画や小説の名前がよく出てくるので、詳しい人だとより楽しめるかもしれません。
分からなくても読むのに困ることはありませんでした。