栞で掲載されていた作者様の別作品が大好きで、本作に関してもXで前編を拝見した時から、可愛さと衝撃とでずっと心待ちにしておりました!!
何気ない会話やセリフでそれぞれのキャラクターの人間性が感じ取れたりしますが、とにかく皆んなとんでもなく良い子で読んでるだけで幸せになります‥泣
着ぐるみを着た人が最初に「オオカミさん」と言ってるのを見て、オオカミをさん付けで呼ぶ人は120%いい人に違いないと思いました。
テンポの良い会話から真剣な物言いまで、関西弁だからこそより感じる言葉の温かみや深さがあります。関東で生まれ育った私には、ちょっとしたニュアンスで変わる言葉の表情など、標準語では表現しきれない微細な心の動きを表現されている気がして、そういった部分も先生の作品の魅力の一つであり、私が大好きなところです。
両視点から読むことができるので、再度読み返すと2度楽しいです。2度楽しいどころか1時間経つとまた読みたくなり、本が手放せず日常生活に支障がでています。
太郎がDMを返信した時も、初めて電話した時も、待ち合わせした時も、いつも真っ先にありがとうと言う鉄がとても愛しくて、最後はほろっときてしまいました。
いつも最高に可愛いくて楽しくて心が温かくなる作品をありがとうございます。