犬飼先生の小説でもファンタジーのないもの。いや、BL自体ファンタジーなんですけど。
中学生の攻め、10歳年上の美貌の受け。
中学生が受けの先生を想って悶々とするさま、妄想を繰り広げるさま、よっくわかります。
15年間、いつも優位な立場にいる優勢DNAを持ち、家庭環境にも恵まれた坊ちゃんの
一途な気持ち。
彼の行動すべてが受けのクッキングスクールの先生である遥に繋がっている。
家族の描き方もいかにもいそうな感じでよく描かれていると思います。
遥のコンプレックスから中学生男子の理想形と思われるルキ君に魅かれる心情表現も丁寧。
でもやっぱり押しに弱いのかなあ。非常に常識的な行動には好感持てましたが
相当のフェロモン体質でちょっとイイコちゃんぶりのところがあったのが気になりました。
題名と人物の嗜好、生活設定の絡みがウマい。
そういう嗜好の人は本当に肌がきれいなんでしょうか…ちょっと試したくなるな。
オーナーの英二さんのその後がとても気になります。ぜひスピンオフを!
この小説ほど登場人物を実在の俳優に当てはめて想像したことはなかった。
それほどリアルだったということでしょうか。
遥のように性別の見分けのつかない麗人っているのか、お目にかかりたい。
ルキ君のようなスーパー中学生~高校生ってけっこういます。
それがもしかしたらこんなことになっていたら…おいしい。
初めての投稿でつたないレビュー失礼しました。