レビューを見たのがきっかけで読んだ本でした。
切ない系で戦争が絡んでくるという内容だったので、ちょっと自分には合わないかなー…と思いながら読みました。全然そんなことはなかった…‼︎
何度も死に直面しながらも、必死に生きる2人の姿に心を打たれました。悲劇的な場面が多いのかと思っていましたが、生きようとしている人達の力強さが伝わる場面の方が多かったです。BL小説としても、ただ小説という面で見てもとても良い作品でした。
濃いBLとしての絡みは少なめなんですが、さりげない絡みが多くて、初々しい感じが非常に萌えました!六郎が恒のことを好きだと自覚したシーン、かわいかったです(笑)
上記でも言ったように絡みが少なめだったので、ラブラブな感じを求めている方にはあまりオススメできないかもしれません。
尾上先生の作品は初めて読んだのですが、とても良かったです。描写が繊細ですごく引きこまれました。この本で早速ファンになりました(笑)
余談ですが、この作品で航空機オタになりかけてしまいました(笑)航空機のかっこよさも引き出した「BL」だけの面では語れない作品です。