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女性いるいるさん

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読み返す度にブッ刺さるスルメ作品

いや~~~~……なんて言ったらいいんだろう。
私の少ない語彙力では「すごい」の一言なんだけど、
リアル感情は一言に収まらないぐらい溢れに溢れる。

求む!!!語彙力!!!
(藤永の繊細な表現力を見習いたいよ。゚(゚´Д`゚)゚。)

2巻を読み終わってから1巻を読み返すと、
1巻に描かれていたことが更に深みが増すというか。

何度も読み返してる中でサラッと読んでた部分が
急に「お…?」って目が留まる感覚がありました。
この表現が正しいかわからないけどアハ体験的な感じ。

"聞こえる世界"と"聞こえない世界"の違いや
正確に伝えることのもどかしさや難しさなど、
1巻で重々に感じて"理解したつもり"だったんですよ。

健聴者というか「私」のですね、
理解なんて浅~くて想像力の足り無さを実感する。

例えば「飛んで会いに行く」とかの比喩だったり
漫画のオノマトペとかもそうなんですけど、
ケイトにはピンと来なくて反応がワンテンポ遅れる。

2巻でも感じ方のズレが丁寧に描かれており、
更に気付きを得て、1巻の読み方も少し変わりました。

(出会ってすぐのスムーズなコミュニケーションは、)
(「藤永だからこそ出来た」っていうね!!!)
(私はケイトがすごいんだと思いながら読んでたよ…)

ストーリーを進ませながらも、
1巻の部分にも更なる気付きと深みを与える感動よ。
何様な感想で申し訳ないけど、上手い。上手すぎる。

で、2巻なんですが、
今まで藤永とケイトは2人の世界のみで進んでたのが、
ケイトの中に『俳優・蒼井藤永』という存在が加わる。

もちろん俳優としての藤永を今までも応援してたし、
俳優として成功していくのはケイトの願いでもある。

しかし湧き上がるのは割り切れない感情…、嫉妬…、
今まで以上に分厚く感じる言葉の壁… (;ω;)ウウウ

ホントにね、マジでね、
「手話の漫画ってハードル高そう……?」とか
「演劇ネタ?作中劇に興味ないんだよね」とか
思ってる人がいたら勘違いしないでーー!大丈夫!!
めっちゃ立派な胸キュンキュンBLですッッッ!!!

も~~~~~めっちゃよかった。
ケイトの年下攻めの雄みとかテンション爆上げ。
(キスだけで盛り上げてくるのズルイぜぇ///)

そんでさ。ギューってくっつくと
手話出来ないし、口も見えない、ってのが盲点で。
藤永の反応が全部わからなくなっちゃうんですよ。
プラスにもマイナスにもなるの。

この部分に少しの切なさを含みながらも、
この先ガチで致す場面になったときの期待も高まる。
(キスだけで想像の余地を与えるとこズルイぜぇ///)

一番大事なのは『伝えること・伝わること』で、
声や言葉はひとつの手段に過ぎないですからね。
伝えることを諦めない2人だからこそ作られる世界が沁みました。

あと演劇のシーンも胸熱です。
臨場感があって空気がビリビリと伝わってきます…!

藤永がケイトのために用意したもの、
周囲がアイデアを出し合って動くところ、
自分が出来ることを各々が補助しあっている優しさにグッときました。

は~~~~…2巻もめっちゃ良かった。
読み返す度に何かしらがブッ刺さるスルメ作品です。
3巻は冬発売予定とのことで今から待ち遠しいです。

ゲストキャラめっちゃ多い…!

「お兄ちゃんのお嫁入り」のその後のお話です。
時々読み返してるお気に入りなので嬉しい…!

タイトルにもある通り、
1月~6月まで各月ごとの日常が綴られています。

ひたすら幸せいっぱい、可愛さいっぱい、
宗匡の親バカっぷりをトコトン享受する1冊でした。

子供を囲んで周囲の大人がずっとニコニコしてます。
そして隙あらばイチャイチャイチャイチャしてます。
そして皆で子供の成長を喜び見守ります。

それが1月から6月までずーーーーーっと続いて、
想定内だったとはいえお腹いっぱいになっていく;
可愛いものに触れたい気分の時に一月だけ読むのが丁度良いのやも…。

なので特筆したいなーと思った点は、
他タイトル達のCPが続々と登場しているので、
作家買いしてると楽しい構成になっていると思います。

私が気付いた範囲で登場していたゲストキャラは、
 ・嘘つき溺愛ダーリン 晴久×雪穂
 ・たべごろ誘惑ハニー 彰芳×百瀬
 ・おとなりの野獣さん 雄豪×朋
 ・いじわる偏愛ダーリン 慶邦×睦実
 ・ダメ博士とそばかすくん 博士×米原
 ・しあわせ片恋暮らし カイル×倫
って感じです。多い…!!!ヾ(*´∀`*)ノ

特に上2つのタイトルCPと『麦』は登場率高し。
私は上記を全部読んでないけれど、
知らなくても楽しめたし興味を持ちました♪
(「いじわる偏愛ダーリン」が好みっぽい予感)

子供中心にお話が進むので好みが分れそうかな?
色んなCPが隙間を縫うようにイチャついてて、
作家買いの方や日常系がお好きな方は楽しめると思います。

個人的には、
可愛いは消化不良起こしそうなほどお腹いっぱい、
でもBL萌えはあまり摂取出来ないまま不足……;

ーーーーと思ったら!!!
最後の最後に宗匡×理緒の大人の時間が読めたので
消化不良のグッタリ感も一気に回復出来ました。
やっぱりね、BL的な要素は読みたいよね……。
イチャイチャもいいけどさ、それはそれ。別腹。

評価低めですが、幸せ!可愛い!の癒やし度は満点で、
いっぱい苦労した理緒がいっぱい幸せそうで嬉しい!
その後を読めた満足感はありました。

知らなかった感情を知っていく多幸感

(評価は神寄りです)

続き待ってました!!! ヾ(*´∀`*)ノ ♪
や~~…もうね、可愛いが天才。甘々が天才。
終始ニヤニヤほこほこしながら楽しみました。

今回は「偽装結婚がバレる!?」的な展開だけど、
今となっては半分は本当で半分は不正解ですよね。
嘘が本物になっていく過程がゆっくりと甘く描かれています。

この作品、私は律の可愛いところが大好きで。
基本的に恋愛に興味がなく淡泊でマイペースの天然、
(無自覚で)可愛いの天才で、(無自覚で)とても無垢。

三十路の成人男性に対する感情じゃないけど、
なんというか…庇護欲を掻き立てられるというか。

そんな律が恋愛感情に向き合って、
悠馬と一緒に過ごす楽しさや幸せを改めて考えててね。

んんんー!今ごろ気付いたんかいッッ╭( ・ㅂ・)っ!!

ってツッコミたい気持ちはさておき、
悠馬への恋心を自覚する度に可愛い顔をするんですよ。
知らなかった感情を知っていく多幸感がめっちゃ良い。

そんでビジュがとても良いので、
は~~~~可愛え~~~~!!!(∩´///`∩)ってなる。
恋を自覚した律から得られる栄養価は非常に高いです。

一方の悠馬は、
相変わらず『律ファースト』を徹底したスパダリ。
律を気持ち良くするばかりで悠馬は脱がないっていう。
(中盤で脱ぐまで悠馬tんkが心配だったわ…)

律サイド視点でお話が進むのでホンワカ読んだけど、
これが悠馬視点だったらーと想像すると切なさが…。

そもそも悠馬には『律を騙した』負い目があって、
最初に嘘で囲い込んだのが仇となってるんですよね。

本当のことを全部話して前向きな関係になっても、
律のペースに寄り添いながら不安は付きまとう。
律の心が知りたい、大丈夫だって安心したいと。

律を甘やかしてラブラブしながらも不安を抱えて
ジワジワと心の負担になっているっていうね!!!

生殺しの現状はちょっとシンドイけど
律が好きだから我慢するし、
律が好きだから不安は表に出さないのがもぅもぅ!
(好き好き大好き。こういうの健気さ大好き)

描かれてるのは基本的に律視点なんですけど
時々垣間見える悠馬の揺らぎに想像の余地があって、
勝手に切なさに解釈してめっちゃ萌えてました////

そんなこんなで甘々に描かれた新婚生活ですが、
恥ずかしながらどうしても特筆したいコトがひとつ。

( 」゚Д゚)」 { 律の乳首がエッチすぎへん!?!?

(個人的には深くこだわりがないもんで、)
(ガチ乳首責めスキーの判定はわからないけど)
まず描写がとてもエッチ。りこさん天才。
律の反応もとてもエッチ。可愛いの天才。
悠馬がやけに乳首ばかり責めるからえっちな乳首になっちゃったじゃんwww

って特筆したいぐらいには乳首エッチでした。
(煩悩まみれな無粋な感想ですみません;恥;)


悠馬と同居する前の律は、
「一人の時間がないと息が詰まる」
「俺は見た目だけのハリボテ」
と自己評価も低くて他人との壁も厚かった。

けれど悠馬にめいっぱい愛されて、恋を知って、
どんどんピカピカに輝いていくのが良きです…!
溺愛されてパッと花が咲く甘さが大好きだーー!

真逆の感想が2つある

スピンオフをプラスすると7冊目ですね。
今回は葉月がメインになって、
子育ての悩みにフォーカスが当たっていました。

土屋家大好きだししっかり楽しんだんですが、
さてレビューを書こうね!評価を入れようね!
ーーーとなった段階ですごく迷ってしまって。

楽しんだけどなんかスッキリしないというか、
霞がかかってる気持ちを言語化するのがムズカシイ。
間延びしたような、中弛みしてるような、うーーん。

1冊かけて土屋家の続編を作るなら
これからずっと同じことの繰り返しになるのかな?
とか思えてしまってッ!!!(;ω;)
フレッシュさを感じられない自分が情けなくなる。

でも土屋家は好きなんですよ…!
子ども達も可愛いし、成長を見守りたい。
まだまだ続いて欲しいと思うのも嘘じゃない。

あ、そうか。まったく別の感想が2つあるんだ。
 ①土屋家大好き!今回も可愛かった!
 ②同じ事の繰り返しで新鮮さがない…
両方の感想が私の中に存在してます。

矛盾してるけど率直な気持ちです。すみません。
変なフィルターかかってる感想なので手短に…。

葉月と雫斗のケンカは珍しいと思いつつ、
ケンカの仕方がトラウマ抉る感じなのがツライ。
0か100しかないの…?君たち…;(;ω;)

でも攻めが死ぬほど落ち込む姿が性癖なので
地面にめり込む勢いで凹んでる葉月に萌えました!
雫斗のガチギレ顔は中々見られないので貴重ですw

個人的に蒼大のスン顔が大好きで、
なにがあっても超マイペースなとこ愛おしい。

雫ちゃんがどんどん子どもらしくなるとこ好き。
アレがしたい、コレがしたい、
ってお願いが言えるようになったの大きいよね。

湊はイヤイヤ期真っ最中だけど1歩成長かな…?

朝柳編から加わった新キャラも再登場で、
早速スピンフラグがありましたね~。
付き合ってないけど身体の関係はある人に片思い!
めっちゃ気になるやつです!スピン待ってます…!

マイナスな感想も混じってしまったけれど、
土屋家の応援してる気持ちは変わらないので!!!
次巻も楽しみにしていますヾ(*´∀`*)ノ

悪魔シリーズが復活してるぞーーーー!!!

え、これもっと表紙にデッカく書こうぜ!
あの悪魔シリーズだよ?あの成瀬三兄弟だよ?
続きがあったら嬉しいに決まってるやーーん!

そして今号は恋インの掲載なしの衝撃。
恋インの全サ目当てで買い始めた数年前から
恋インが掲載されなかった号はありませんでした。
コミックス発売時期でさえ連載が途切れなかった。

丹下道さんの体調が気になりつつ、
少しでもお休みがとれてるなら良いのですが…
コミックス発売も延期続きですし心配です;;

※追記:公式Xにて
『体調不良の為休載』のお知らせがありました。
お休み無し過ぎたのでゆっくり休んでほしい(泣)

◉恋イン全サ関連のお知らせ◉
 ・全サ小冊子(我玄×秋草)  →発送未定
 ・10巻連動購入ペーパー  →発送未定


◆さびしい悪魔 (斑目ヒロ)
悪魔大王ふーたんが帰ってきてテンション爆上げ。
秋吉も相変わらずで楽しく展開すると思いきや…、
ええ、タイトルに "さびしい" がついていますからね。

秋吉以外の人間には執着せず
その他大勢にたいしては圧をかけてる楓太ですが、
なんと!今回!
近寄ってくる女の一人に気を許しているのです…!

成瀬家次男絡みで旧知の仲みたいですが、
ちょいちょい "私は楓太の全てを知ってます感" がね。
秋吉の心にダメージを与えて抉ってくるんですよ。

ちょっと切ない感じのスタートでドキドキするけど、
楓太の秋吉ラブっぷりは異常レベルなのでね!
秋吉のモヤモヤなんて蹴散らしてくれると信じてる!

しっかし……。。。
楓太の女に対する接し方が唯一無二すぎてツライ。
まじなんなん。くそ。マウント取らないでくれ。
楓太が女に優しくするとこなんて見たくなかったYO!

悪魔シリーズといえば
雷太様のコミックス1巻表記で止まってるけど…
続きの予定はあるのだろうか。

悪魔シリーズ知らない方へ。
トリッキーな成瀬三兄弟が面白いので是非。
(長男は攻め様オーラを持ってる不思議ちゃんDT)
(次男は超絶美麗なストーカー攻め(未満))
(三男は激重執着スパダリDV彼氏 (齟齬有り))

◆しゅきしゅきMAXハート (山野でこ)
最終回目前ということで核心に迫る回でした…!
不思議な現象に振り回されがちだったけど、
最後の最後にBLらしい問題投下でシンドイ(泣)

(龍仁は気にしなさそうだけど)
(あんなん言われたらユキは気にするじゃろ;;)

タイトルに合わないコアな物語の最終幕、
次号を楽しみに待ってます…!

◆ディスコミュニケーション・フィルム (泡山わわ)
66Pの読み切りです。
ノンケ×ゲイで友人から恋人になったけれど、
ゲイの受けがとってもネガティブなんですね。
ノンケの攻めに迷惑掛けないよう気にしすぎて自爆しちゃうんです。

そんで別れる前に最後の旅行に出かけるーーー。

よくありそうなお話かと思いきや、
キーアイテムに使われるものがすごく良くて…!
淡々と展開しているようでジンワリ沁みる感じ。

あと攻めのキャラクター性が好き。
表情もテンションも基本的に淡々としてるけど、
ハートのサイズが小さく見えてクッソ重たい系。
個人的に性癖な攻めだったので楽しかった!

鬼×陰陽師の人外和風ロミジュリ 待望の続編…!

1巻のラストで号泣して続きを待ってました。
読み返す度に受けの慟哭が刺さって刺さって…!
自分が涙腺弱い人間ってのもあるけれど、
1巻は100回読んで100回泣ける本です(;///;)

で。
待望の続編、めちゃ良かった~~~~!!!!!
紺の感情に揺さぶられてやっぱり泣いてしまった。

前巻の別れより約2年半が過ぎて
再会するところから物語が始まるのですが、、、

紺がどれだけ茨木のことを想ってて、
紺がどれだけ茨木への思いを募らせて、
紺がどれだけ茨木に会いたくて堪らなかったか。

ようやく茨木に再会した時、
心のダムが決壊したように感情が溢れるんですね。
これがもう心臓ぎゅーーーーーって絞られました。

(1話目でクライマックスかよの盛り上がり)
(初っ端から既に切なキュンキュンMAXなんよー!)

約束の3年よりも早い再会となったワケですが、
その理由は土蜘蛛が紺の命を狙ってるという展開が!
そして瓦楽ちゃんも土蜘蛛についていってしまった。

土蜘蛛といえば酒呑童子亡きあと茨木と共に過ごし、
酒呑童子の最後の弔いを一緒に行うほどの仲です。
瓦楽ちゃんは言わずもがな茨木に懐いていました。

果たして土蜘蛛の目的はーーー?
強い大妖怪に狙われた紺の運命はーーー?

というのが絡み合ってストーリーが進みます。


個人的に見所だったのが、
前巻の伏線回収(?)と言っていいのかな?

少し引用させていただいて…、
 "きみがくれた3年でおれは強くなるよ"
 "今度は心配かけへんように"
 "2度と離れられんくらいええ男になるから"
前巻で別れる前の↑この独白が刺さったんですよね。

それを踏まえて読むと、ああ…強くなったな…って。
力ももちろんだけど、何よりも心が強くなった。
茨木を絶対に護るという信念がすごくカッコイイ!!

3年の空白期間は
『茨木が紺のために』作った猶予期間だったけど、
結果的に茨木自身の心を固める期間にも思えました。

以前は人と鬼は暮らせないとキッパリ言ってたけど
離れて暮らしている間、
紺への思いを募らせたのは茨木も同じなんですよね。

紺に対する感情も以前よりグッと豊かになって、
"紺が大好き!"ってのが全身から感じられました。
(この辺りは2年半で随分と変わりましたね…!)
(気づけば立派な執着攻め様になっておられるわ////)

多分だけど、千年前に酒呑童子を失ってから、
酒呑童子のツノを探すためだけに生きてうちに
茨木の感情ってとても鈍くなってたと思うんですね。

そんな中で紺と出会って、
酒呑童子の弔いも出来て、
感情の波がどんどん動き出して。

人と鬼の相容れない絶対的部分は変えられないけど、
茨木も紺もそんなん気にせず生きていく気概がある。
約2年半という時間が彼等を更に強くした。
隙間を埋める様に愛し合う姿がとても良かったです。

茨木と紺の物語としては約3年ほどなんですが、
不思議と千年分の愛の重みを感じてグッときます…!

そして今回酒呑童子の解像度が上がったのが、
個人的にめっちゃ嬉しかったです♪
(少年漫画の主人公みたいだった(∩´///`∩)スキ)

ワチャワチャとひっつきもっつき (∩´///`∩)

異種族の恋で切ない要素がありつつも、
キャラの雰囲気や性格で可愛く仕上がってる…?
攻めも受けもジタバタ手探りで進むのが良き!!

・幼い頃の出会い~別れ、
・再会~トラウマの再燃、
・トラウマ再燃~恋心自覚……?
・と思ったら自覚じゃなかった疑惑 etc.

ワチャワチャとひっつきもっつきしながらも
1個ずつ問題点が上がって段階を踏んで、
1個ずつ一緒にクリアしてから次に進む。

2人でステップアップするのが微笑ましくて、
異種族の切なさが可愛く見えてくるのですね。
個人的には幼馴染属性の距離感が好きなやつでした…!


さてさて。

受け:煌
ケモ耳+尻尾+吸血衝動有りの亜人。
(狼男と吸血鬼の混血になるのかな)
(父親は登場してないけど母親は吸血鬼だった)

尻尾に感情が出るタイプでフリフリしてます♡
(ケモナー的萌えポイント…!)

幼い頃の初めての吸血行動にトラウマがあり、
亜人よりもひ弱なヒト(人間)が苦手です。

攻め:樹
温厚でコミュ力が高く仕事も出来るヒト(人間)。
亜人がいない世界観ならハイスペックだと思う。
ワンコ属性です…!年下ワンコ攻めです…!!

仕事を転々としながら、
幼い頃に急にいなくなった煌をずっと探し続けていました。

そんなこんなで再会は突然。
長年探し続けた煌をやっっっっと見つけた樹は、
煌に嫌がられながらも同じ職場で働き始めます。

・煌がヒトはひ弱だからと嫌う理由
・昔と違って、煌が樹を避ける理由
ーーなどが絡み合ってストーリーが展開します。


まず、個人的に性癖なので絶賛したいのが
やっぱり幼馴染のショタ時代が描かれていること…!
2人共めっっちゃ可愛くて純粋でキラキラしてる…!

小さい頃は煌の方が大きくて、樹が小さい、
っていう身長差もキュンキュンしちゃう。好き!!!
(樹…、大きく育ったねぇ…(ホロリ))

で。幼く無知ゆえに樹は血を差し出し、
煌は初めての吸血行為で大失敗を犯してしまって。

【吸血行為で樹の命を奪いかけてしまった】
って幼い子どもが抱えるにはあまりに重い現実です。
深くショックを受ける幼い煌の姿に泣けてしまう;;

大事な友達の命だもんね。
煌もすごく怖かったよねぇぇぇぇぇ。゚(゚´Д`゚)゚。

でも樹も樹で
【自分のせいでこーちゃんを傷つけてしまった】
って考えてるんですよ…!!!
だから謝りたくてずっと探し続けていたっていう。
何年も探し続けるってすごいよ…!樹エライよ…!

純粋さが招いてしまった事故なんですが
改めて『吸血行為』における信頼関係の良さを実感しました。

吸う側だけが責任と主導権を握るのではなく、
吸われる側に主導権を持ってもらって責任を担う。
信頼と愛があってこそ成り立つ行為なんですよね。

幼い頃の煌を救うような樹の言葉が沁みました。
吸血……良いッ!!良いッ!!!(噛みしめてる)

そこから関係性が少しずつ変わっていくんですが、
どちらも無自覚なのでまぁぁぁ焦れったい。

ていうか樹は片思いしてると思ってたから、
え??まだ自覚無し??うっそぉ……ってなった。
(本気で純粋に謝りたいだけで探し続けてたのか)

吸血行為が一番のメインかと思ったんですが、
割と中盤にはサラッと終わって次の課題へ。。。

重く引きずらないのをヨシと捉えるか、
もっと深掘りしてほしいなと捉えるか、
好みが分れそうな気がします。
個人的には思ったよりアッサリの印象が強いかな。

でも幼馴染のモダモダした恋愛が楽しめました。
アッサリなんだけど後半は後半で良き(﹡´◡`﹡ )

以下余談の萌えポイントですが。
力が馬鹿強い受けって良いですね…!!(ニッコリ)
樹はヒトなので物理的にどうしても弱い攻めw
描き下ろしの何気ない日常に優しさと愛おしさがありました。

多分だけど水野は壁派な気がする…。

「君に恋するはずがない」スピンオフ作品。
ロマンス篇で登場した水野と目黒のお話です^^

シリーズ未読でも問題無く読めるかな~と…。
ちょいちょい登場する北大路が気になる方は、
是非スピン元へGOしてくださいヾ(*´∀`*)ノ
(キラキラ王子様×硬派王子様で良きですよ~~~!)


さてさて。

ロマンス篇で目黒への片思いを拗らせてた水野。
特に告白などするつもりはなく、
遠くから見守ってトキメキだけ味わえたら満足。
目黒と"恋愛"をするつもりは毛頭ありませんでした。

そんなある日、2人で飲んだ翌朝、
隣に寝ている目黒&えっちした数々の痕跡が…!!

動揺しまくる水野でしたが、
目黒からはお試しで付き合う提案をされてーーーと展開します。


目黒のイメージは人懐っこいワンコだったけど、
帯にロールキャベツ男子と書かれてるんですよ。
最初ピンと来なかったけど読んで納・得☆
スイッチ入るとド攻め顔+ちょい強引+肉食攻めなんですッッ!

これは古の少女漫画に出てくる強キャラやん…!
有無を言わさない強引さにトキメクやつやん…!
普段とのギャップえぐくて惚れるやつやん…!!

須坂作品の中でトップオブ攻め様と書かれてたけど、
確かに。スイッチ入った時のド攻め顔は新鮮でした。

ただ目黒はちょっとチャラい感じもあるかな…?
恋愛慣れしてて、コミュ力も高く、とても前向き。
ワンナイトラブもあっけらかんとしてるし、
何事もポジティブに進めるところとかノリの軽さが垣間見えるというか。

で。一方の水野は目黒と真逆なんですね。
とてもネガティブだし、恋愛は苦手で敬遠してて。
そもそも自己評価が低く"平凡な男"を自称してて。
(美人系イケメンの自覚がなくてビックリ)

おためしのお付き合いに対しても、
常に"いつか別れる未来"しか見えてないのです。
目黒はいつか離れてく前提で物事を考えてて…。
水野は自分の魅力をわかってないんですよー!!

そんで自分への自信の無さは、
目黒の気持ちを信用しきれないことにも繋がる。

話が逸れますが……。
少女漫画好きのベクトルも北大路と違って、
・北大路→キャラに自己投影してキュンキュン
・水野 →壁から第三者の恋愛でキュンキュン
って感じで楽しみ方が違ってる気がする。
(※あくまで個人的解釈です。たぶん水野は壁派)

多少影響があるのか、告白の流れも含めて
水野の恋って独りよがりなんですよね(;ω;)
自分で納得して、自分の中で完結させちゃう。
自分をすぐフェードアウトさせようとするもどかしさがありました。

そんなこんなで身体から始まったお付き合いは
中々進捗は芳しくなく厄介で…(;´Д`)

そんな中でチャラかった目黒のマジ恋覚醒や、
一人で完結してきた水野の恋の変化などなど、
関係が少しずつ進化していくのが良かったです…!

ちなみにきれいに終わっていましたが
まだ課題がある2人なので続編決定してるそう。
(核の部分は根本的にかわってないもんな…;)
(水野、自分に自信なさすぎてマジもどかしい)

両思い後も前途多難な2人を見守るのが楽しみです。

無自覚が過ぎるよ~~~!

わーーーー!!!(*ˊᗜˋノノ*✭パチパチ
めっちゃ楽しみにしてたスピンオフ作品…!!!
シリーズ未読でも読みやすいかな?と思います。

念のためシリーズを記しておくと、
①「恋が落ちたら」
②「恋が満ちたら」
③「恋も過ぎれば」(←NEW!本作です)

「恋が満ちたら」とクロスオーバーになっており、
セットで読むとより一層楽しめると思います…!

(煩悩にまみれた大人のエロが読みたい人にも◎)
(まず表紙のキャラの手を見て下さいよ)
(手に色気があると100%ハズレない…!(私調べ))

さてさて。

250P越えでめちゃくちゃ分厚いです (大歓喜!)
読んでも読んでも終わらないのに中弛み感はなく、
関係性がじっくり丁寧に描かれていて読み応え有りでした。

身体からゆるっと始まった関係だからでしょうか。
もしくは大人ゆえの言葉の足りなさでしょうか。

出会いから始まって気が合う関係になり、
気が合う関係から恋が芽生えて付き合いだして、
仕事も恋も順調なハズ…なのにしっくりこない。
ボタンの掛け違いがずっと続いているようなもどかしさにドキドキハラハラ。

お互いが少~~~しずつ、
あと一歩が歩み足りない。
気持ちは同じはずなのにとてももどかしいです。

で。「恋が満ちたら」のイメージで読んでると、
思ってたんと違ーーーーーうッッッッ!!!!
ってなります。なりました。

◆思ってたんと違うポイント①

受け:白川 清 (セイさん)
この人はほんとヤバかった。
無自覚人たらしゆえに魔性の男が爆誕してた。
菱本さんと違うベクトルで色気が爆発してた。

読者的にも翻弄されちゃうんですよ。
えっちなお兄さん過ぎてイメージが…あれ?
天然なん??計算なん??どっち?????
天然とあざといの微妙なラインを攻めてくるッ///

前に伊瀬くんがね、
"白川さんは菱本さんに似てる"って言ったけど、
全ッッ然!!全ッッッ然!!似てないもん!!!
(菱本さんは大人の男の色気は全開だけど、)
(無自覚あざとい魔性感はないもん(。_。)ウンウン)

満ちたら~で伊瀬くんと話すときの距離感とか、
意味深な言葉の含みとか、
え…?あれ全部無自覚だったってこと?(怖ぁ)

無自覚だからこそセイさんは悩むのですが、
 ・悩むほどどうしていいかわからない葛藤
 ・悩むほどにみえてくる蘇芳を想う気持ち
が表面化されててすごくよかったです。

◆思ってたんと違うポイント②

攻め:滝沢 蘇芳
最初は年下攻めってとこに驚いたんだけど、
読後は大型寡黙年下ワンコ攻めにしか見えん。

満ちたら~ではセイさんを「お前」呼びしてて、
なんか…こう…DV彼氏みたいな……?(ゴメン)
荒っぽいというかヤンチャなイメージだったんですよね。

そしたらもう…!
セイさんよりもよっぽど繊細で健気属性だし、
セイさんと上手くいかない理由も真っ当だし、
私は割と蘇芳に同情しながら読んでました;;

満ちたら~の印象比較ですが
セイさんが振り回されているように見えたけど、
実際は蘇芳が振り回されてましたね。魔性に。

戸惑いながらどこまで踏み込むか計りかねて
嫉妬を拗らせていくのがめっちゃ萌えます!!!
年下攻めの可哀想可愛くて愛おしいとこ好き!!

あと蘇芳の視線を追いながら読むのが楽しいです。
ずっとセイさんばかり見てます…!
お出かけの時とかもずっと見てるの…!
年下攻め大好物なのでめっちゃテンション上がるv

◆番外:思ってたとおりポイント

上田アキさんの本では毎回書いてる気がするが、
熱量が高いドドドエロいエッチが至高…!
今回も"体温の熱さ"まで伝わる描写に滾ります。

tkb攻める前に一瞬寸止めする一コマが秀逸。
これで一気にエロさが増してすげーなー!ってなる。

あとさ、ゴムを開ける時に口でビッてするやつ、
この世の全腐女子が好きなやつじゃないですか。
これを丁寧に1P使ってるんですよ。
端切れをブッと捨てるところまで描かれてるの。

それを見てる時のセイさん表情や、
蘇芳のギラついた目とかもぅもぅッ!最高ッ!
若さ溢れる性欲の塊感がとってもえっちぃ…!

あとセイさんは魔性の誘い受けなので
蘇芳の性欲の煽り方が上手くて堪らんです。
えっちなお兄さんが好きな人は読んでくれ。

ーーーーと書き出したらキリがないほど
魅力がたっぷりと詰まった1冊でした。

個人的に一押し萌えは話の流れの中に
【蘇芳→→→→→←←セイさん】って温度差を感じて
もどかしい切なさにキュンキュンしました大好き…!

ニコイチの片思いに萌える

主軸になっている設定がめちゃよかったです…!

でもあと2話ぐらい厚みが欲しかった感はある。
とても切ない設定の割にあっさり読み終わって、
え?もう終わり???(゚Д゚)???みたいな。

表紙と帯のインパクトを期待してたけど
涙腺にくることも心を抉られることもなく読了。
悪くないんだけど勿体ないな…って印象でした。
(何様感想でごめんなさい;)

と、ここまで書いといてなんですが、
ストーリーの軸はよかったんですよね~!

両思いならば記憶を取り戻し、
失恋ならば待っているのは死ーーー。

(生きるか死ぬかの記憶喪失怖すぎん…?)
(けどこういう極端な切ない設定大好き民)
(帯が一番萌えたね…)
(あとさー、『人魚姫症候群』ってのも良)

切ないというよりは甘酸っぱ寄りのお話だったと思います。

個人的にニコイチ高校生が大好物なんですが、
ニコイチで片思いしてるシチュ刺さりません…???

心ん中で密かな想いを抱えながら隣をキープしてて、
心ん中で本当は隣ポジが苦しくても離れられなくて、
好きって気持ちばかりが膨らんだ爆弾を常に抱えてるーーーみたいな。

そういうニコイチ片思い大ッ好き…!
好きなのに好きって言えない苦しさが、
『人魚姫症候群』に絡んで展開するのが良かったです。




(以下、大ネタバレ注意)

両想い後は感動的なシーンではあったけど、
過去の記憶喪失はどうやって思い出してたんだろう?

病気の治し方って、
 ・両想いなら完治
 ・失恋なら死
 ・告白せず生きるルートは記憶は戻らない
って設定なんですよね…???

攻めが受けを意識したのは3回目からみたいだし、
その前の2回は何をどうして記憶戻していた…?
受けが告白を選択したのは今回が初めてだよね?

記憶喪失5回目のメカニズムがよくわからず、
疑問が引っかかってしまい萌えが削がれました;

記憶喪失の前後関係などがもっと知りたい。
もう少し補足があれば没入して読めたと思います。
まじ設定はいいのに勿体ない…;