この作品は僕の番はサラブレットΩの番外編というのもあってか、前置きが登場人物の説明だけだったのでぜひ、前作の方を読んでからこの作品を読んでほしいです。
オメガでありながら、アルファとしてある意味自分を偽って生きてきた夏目。それだけでも切ないのに…そこに現れるコタ…。
コタ自信にもオメガとのトラウマがある中で、夏目を包み込むような優しさでオメガの夏目を受け入れてくれるコタには個人的に感謝でしかありません。
※ここからネタバレ注意です※
個人的に最後の畳み掛けが大好きなのでそこについて語りたいと思います。
夏目とコタに娘が生まれ、久しぶりに夏目が妊娠中にお世話になったおばあちゃんに会いに行ってみる?のシーンの話です。もう、会いに行ってみる?ってだけでありがとう!って叫んだんですけど、その場所が夏目の過去作のロケ地らしく、夏目的にも思入れが強いっぽくてこっちまで好きになります…。
ロケ地に行って、夏目が妊娠初期の頃を思い出すんですよね。つわりの時期だと思うんですけど、その時期は活動休止を発表してコタにも会いたいけど会えず…の時期で一人であの辛い時期を乗り越えたと思うと涙が止まらないのですが、そのつわりが辛い。をたった3コマで表現されているんですよ!あぁー、ありがとぉー!それに加え、つわりで何も食べたくないの時期に机に突っ伏してテレビを見てる夏目。そのテレビに出てるのはコタ!昼のワイドショーっぽい設定なのかニコニコ笑ってて素のコタなんですよね。それを観て自然と涙が出る夏目。そこにいるのに会えないコタを観て恋人を見守りながら会いたい気持ちをなんとか押し殺してる感じが…、なんとも、切なくてたまらない…。切ないのと、悲しいのと、孤独と、いろいろな感情が押し寄せてきて人に見せられない顔で泣きました。その大好きなシーンがたった1ページ!5コマで表現されています。この1ページを見た瞬間、この作品を読むために私は生まれてきた…。って確信しました。これ、全く盛ってないですし、お世辞でも何でもないです。
これから読もうかと思ってる方、今すぐ読んでください。読んでない時間がもったいないです!
あらた六花先生、素敵な作品を本当にありがとうございます…。