第6巻も相変わらず 物語のテンポがよく、ユーモアと緊張感が絶妙に混ざり合った展開 で、一気に読んでしまいました。裁判で皇帝の陰謀を暴こうとするリドリーの計画が崩れるくだりから、死の山の魔女を訪ねる旅路まで、読んでいてまったく飽きません。
そして、今回は リドリーとシュルツの関係が少しずつ深まっていく様子 が印象的でした。二人の距離感が変わっていくのを感じられて、とても胸が高鳴ります。
……とはいえ、私は マッド推し!
シュルツとの対立が激しくなっていく中でも、マッドの不器用な優しさや存在感がやっぱり好きで、どうか マッドにも幸せな結末が訪れますように…… と強く願ってしまいます。
最後に、毎回新刊を読み終えるたびに「最初からまた読み返したい!」と思わせてくれるのが、このシリーズの魅力ですね。6巻を読んだことで、また1巻の出来事や伏線を確認したくなり、周回読書が止まりません。
シリーズファンとして、大満足の一冊でした。
次巻も本当に楽しみです!