「あなたを抱きしめるのが俺でごめんなさい」
一宮のこの一言がずっっっと忘れられなくて、レビューを書くことにしました。
深山の幸せを願い、見返りを求めずに愛情を注ぎ続ける一宮と、その優しさに触れる中で少しずつ心を開き、一宮を好きになっていく深山。
この関係の変化がとても丁寧に描かれていて、大満足です。
生活を共にする中で、禁酒をすすめたり、食の好みを知り合ったり、一緒にドラマを観たり、買い出しに出かけたり。
深山がまた傷ついたときには布団越しに抱きしめてあげるような、日常の積み重ねが二人の距離を自然に縮めていく様子に感動しました。
深山のビジュアルが好みで読み出したけれど、正直一宮があんな男前になることも、ゲロチューで始まってこんな綺麗な終わり方するとも思わなかった、、