先生の書くストーリは本当に美しい。ぜひともネタバレなしで、この作品に没頭してほしい。
勇者と魔王の求婚譚ってなんだろう?
って思ったけど、先生の書くストーリーだし絶対に買おうと思い、読み進めた。
はぁ、この旅嫌な予感するなぁ、
あれ、だいぶ髪伸びてるねぇ、
あれぇ、私の苦手な寿命の差が出てきちゃったよぅ。
あぁ、涙流してここでお話終わっちゃったらいやだよぅ。
じっくり絵や表情をかみしめながらページをめくっていく。
途中、この先を読まない方がいいかも、もしかしてバッドエンドかも、
どーしようここで、終わったらってハラハラしながら読んでいった。
結果、納得のいく結末に。
しかし、余韻がすごい。めったに味わうことのない、後味。
あぁ、素敵なお話だった。
少し古い作品見たいなぁ、いにしえのスパダリに会いたいなぁ、と探していたところ、会いました!
いにしえのスパダリ、それは、財力があり有名人で、強気。
(わたくし個人の感想です)
小説家の先生と、編集者という、王道な設定。
なぜか、自動的に?惹かれ落ちていく受け様。
私の欲する設定がてんこ盛りで、大満足な1冊でした。
原作があり、細かな設定が素敵です。
タクト君のお名前にあらがえない小説家先生の心、
あぁ、なるほど、という感でした。
原作者があさぎり夕さん、少女漫画では知っておりましたが、BL作品も手掛けていたのですね。すでに亡くなっておられて、悲しいです。ご冥福をお祈りいたします。
このシリーズ、買いあさります。
あさぎり夕様、剣解様、
素敵なシリーズをありがとうございます。