痛々しい物語はすごく苦手で、危機を感じたら目を半開きにして読んだり、遠くに離しながらちら見したりして読むくらいビビリなのに、こういうネタが好きなんです…でもどうせビビるしやっぱ無理だし(ここでループに陥る)
しかし、グロじゃなかったらいける! みなさんの評価を拝見しながら、思い切って購入を決意。
これはそんなわたしでもちゃんと読めました。もちろん痛々しい描写もありましたが、素晴らしかったです。
話に色を付けるとしたら、白と黒。
色は必要ない、そう断言したくなるほどの静かなコマの中の熱情。
それなのに、最後まで読んだら痛みがすーっと消えてしまうような美しさまで感じてしまい、まさかこんなにあたたかい気持ちになるとは思いませんでした。
きゅんだとかかわいいだとかそんな物語ではありません。しかし、歪な関係が彼らにとっても第三者から見ても歪に見えないことが凄いと感じました。
ちょっと心が荒んでいたので、帯にほいほいされました。
絵が超絶好みで……。表紙詐欺だなんだっていうことがよくありますが、表紙の透明感が本編にもそのままあらわれています。
ただ、絵がかわいいなー、と思い出アルバムをめくっているだけのような感覚に囚われてしまい、どうしても入り込めなかったのも事実。残念ながら、あまり心に残らなかったため、続編の春風~には手をつけられていません。
平坦なストーリーの中で少しでもときめきがあればよかったのですが、あまりきゅんとしなかった。ただ、美しい日々がここにはあるなぁと思いました。是非、カンナ先生のBLではない、日常の物語を読んでみたいです。
誤算のハート未読のまま買ってしまいました。帯や本編にも書かれてある台詞にやられてしまったからです。
読んでから速やかに誤算~買いに行きましたが、先にこちらを読んでも全く支障ありません。
そんな感じできゅんどころの騒ぎではございませんでした。
この本単体で読むと、鳥童兄の脆さ、女々しさなどが際立ちますが、誤算でさらに補完することにより、鳥童兄のどうしようもなさがますます愛おしくなります。そしてそんな鳥童兄のどうしようもなさを真っ向からどの角度でも受け止める清竹すきだーー!
仄暗さを抱える兄が清竹のような裏表のない人に恋をするという点もたまりません。自分の目には映らない美しい世界を清竹を通して見れますように、なんて思ったのでした。
このケンカップルがわたしのBLものさしになっているのは間違いないです……!このふたりと同じくらい萌えられるか、それを基準に本棚にしまうか、押し入れにしまうかを決めているくらいです。
ある日、電子書籍のチケットが余っていたので、気になっていたイサク先生の作品を手軽な気持ちで買いました。読みながら止まらぬ動悸。恐ろしいほどの胸キュンに頭を抱えたことを覚えています。2巻目も速やかに買い、その後途方にくれました。
カバー裏は何が描いてあるの……!
ということで本屋に走りました。つまり特典もないのに2冊分買ってます(笑)
尾上をみているだけで元気になるし、とにかくあほかわいくて頬がゆるみっぱなし。仕事は出来るけどおばかな尾上が愛おしいです。念願のカバー裏もにやりでした!許さんかわいい!
なにより、尾上のカブに対する態度が、心臓を絞られるほどにすきです。
とうとう3巻の日程が決まったとのことで、楽しみすぎて思わずレビューを書いてしまいました。今もなお突如発作のようにかぶおのを読みはじめるので、相当好きです(笑)
とにかくイサク先生の作品の中でいっちばんだいすきなお話です。(まだ言う)