今年からBLを読み始め、山田ノノノ先生を知り、こちらの新刊も楽しませていただきました。
なんと言っても、タカヤくんがキラッキラで真っ直ぐで危なっかしくて放っておけない。でもサイトーさんとの距離が遠くて縮まらないことを感じ取っている繊細な子。
サイトーさんの影に触れる描写が切なくて、「やっと抱きしめられた」に涙してしまいました。
いつも受けの方に感情移入することが多いのですが、今回はサイトーさん(攻)目線と言うか、サイトーさんと一緒にタカヤくんに恋をする感覚があって新鮮でした。
それくらい魅力的なキャラです。
どんどん好きになります。
キンと凍えた空気がゆっくりとあたためられるような、静かで優しい夜明けのお話。
多くの方に読んでいただきたいです!