結論、凄く良かったです✨
書きたいことがいっぱいありすぎて纏まりませんが、今回は人物ごとに分けてレビューします!
まずは、エルフィー!
一生懸命で真っ直ぐで応援したくなります✨。
優しいからこそ弟のこととかで自分の気持ちも拗れましたが、好きと自覚できてからの真摯な対応が良かったです。
他の人を理由に逃げずに(◯◯が好きなら僕は諦めようとか、◯◯だから仕方ないとかが無い)何とか皆に分かってもらいたい、正直でありたい、自分の思いを大切にしたいというところ!
これってなかなかできませんよね。
クラウスも、執着具合とかずっと好きで居続けたところが良かった。
でも、何よりエルフィーの気持ちが育つまできちんと待てのできる良い子。いや、噛みましたけどね笑。そこも含めて大好きです。木の上でのセリフ、素敵でした✨
そしてニコラ!
色々賛否両論あるかと思いますが、私は最初からずっとニコラを応援しておりました。ニコラとエルフィー、どちらも悪くない!誰も悪くない!ただ2人が双子でなければ関係も変わっていたと思うと切ない。でも、双子だからこそ二人で寄り添って生きてきたわけで⋯
立場が人を作るって本当だなあと。この立場でなかったら⋯でも、これからそういう縺れがほどけた今、彼も幸せになりますよね。ニコラの手紙は色んな想いが詰まってて号泣でした。良かったねー頑張ったねーと言ってあげたいです。
そして、フェリクス!
君はうん、まあ最初はね?色々思うところあったけど。この人何だか裏表ありそうと思いましたが。
でも、彼も仕方ない。彼があの一族でなければ違ったんだろうなあと思いますし、彼の気持ちも痛いほどわかる。だから、光が見出された最後は、先生ありがとうございますと言いたいです!彼にも幸あれ!
とまあ、こちらの作品は、全ての人に色んな人生が詰まってて、色々間違えたり迷ったりしながら一生懸命生きていて、一人一人がとても輝いていました✨
それぞれの気持ちになって私自身も楽しんだりドキドキしたり泣いたり切なくなったりできました。
ですので、ぜひ皆様に読んでいただきたいです!おすすめです!
のらねことすていぬ先生のファンでしたので、今回こちらを購入しました。なので、その作品を中心とした感想になります。
元々原作を読んでいて、すれ違う姿が切なくてとても大好きな作品です。今回はアンソロジーのため早足なところはあるのですが、すれ違った2人の切ない表情などは丁寧に描かれていてキュンキュンしました。特に、ウィラードが庭から嫉妬の目で見ているときの表情が素敵。最後のシーンも印象的。個人的には、レグルス殿下が格好良かった。
その他のお話としては、3番目と5番目のお話も面白かったです。気軽に色んなお話が読めるのはアンソロジーの良さですね。原作もじっくり読んでみたいなと思いました。
初の商業化作品、楽しみにしていました。
雨宮先生のお話は登場人物がいつも魅力的なのですが、今回のお話もとても素敵なお二人でした。
日常エピソードを通してそりゃあ相手を好きになるよなあと思わせる説得力が凄いです!
すぐにもう一度読み返したくらい楽しませていただきました。桐谷さんは素敵な方なのに恋に臆病で、これは大変だなと思っていたのですが、さすが本田さん!めげることなく一途に好きでいてくれてて、そんな彼だからこそこんなラストに繋がれたんだなと思いました。
本田さんは、最初から桐谷さんへの気持ちを隠すことなく伝えていて(この作品は溺愛している恋人のようなセリフがたくさん聞けて幸せになれます)、ずっと桐谷さんに対して誠実だったのがとても好感が持てました。だから、最初に言っていた夢を職場で叶えていた時(きちんと背中で隠してくれていたと予想してます笑)は、良かったね~とニマニマしちゃいました。
例のこと、実は割とすぐにもしやと思ったのですが(このコメント、ヤキモチ?と)、半信半疑で読み進めてて、当たったときは、やったーとバンザイしたくなりました。それだけ先生の展開がお見事でした。予想が当たっても外れても楽しめる作品です。