最初のレビューは大好きな作品で、と決めていました。
それがこの柏枝先生の作品『硝子の街シリーズ』です^^
全22巻にも及ぶ大作。シリーズの方はもう終わっているのですが。
……実は、私の中ではまだ終わっていません。
「ノブとシドニーから別れたくない!」という思いから、まだ最終2、3巻に手をつけられないのです。今まで、これほどまでに愛着が沸いたBL作品はありませんでした。
舞台はアメリカ。NY。
いろいろな人種が入り乱れるこの中で、ノブとシドニーの物語りは始まります。
幼少期を共に過ごし、とある事情で離ればなれにになった二人は、ノブが20歳を迎える少し前にまた出会いました。
思えばこれが、シドニー苦悩の日々の始まりだったんですね^^;
シドニーの忍耐強さには、ほんと尊敬してしまいます。
再会してからというもの、シドニーはノブに振り回されっぱなし。
ノブも自覚がないから、誰もなにも言えないんです。でもだからこそのノブなんですよね。
詳しいお話は私よりも上手くご説明されている方がいらっしゃるので、省きますが。
このシリーズ、この作品を読んで、ノブやシドニーを嫌いになる人はいないんじゃないでしょうか?
ノブやシドニーだけではなく、硝子の街シリーズに出てくる全てのキャラクターを、きっと好きだと感じるはずです。
恋愛だけのBLでは感じられない人の、温かさ、辛さ、過去や悩み、強さを感じられます。
ノブと共に成長していけます。
シドニーと共に強さを持てます。
二人と共に喜びを感じていけます。
そんな、BLです。