初めに言います!濡れ場は朝チュンです……!
個人的にヴィオラ文庫ってエロに特化したレーベルだと思っていたので(え?違う)、私のようにエロを求めてレーベル巡回している方に一応ご忠告を……笑
(ディープキスや軽いペッティングはありました)
タイトルに『生贄』と不穏なワードがありますが、神様と釣りをしたり、ログハウスを作ったり、魔法の練習をしたり…と意外にも、ほのぼのスローライフなお話でした。
終盤でバトル要素もありますが、悪者はアッサリ撃退
穏やかな雰囲気で可愛い赤ちゃん竜(二人の子供では無い)も登場して、のほほんと平和に暮らす二人に癒されます◎
が、個人的にはもう少し山アリ谷アリなお話の方が好みだったな…と。
また、当て馬のセシルくんの方が好みでした 笑
初めは冷たかったのに、次第に結弦(受)に執着するセシルくんの変化に萌えちゃったよね……!
なので、正直グラノスさん(攻)の印象が薄くなってしまったな……と(好みによりますね)
とは言え、心優しい褐色スパダリ攻めがお好きな方には刺さると思います。
文体は読みやすくて非常に好みでした!
こんなに可愛いイラストなのに、ちゃんとスケベで嬉しい誤算でした!!有難うございます(拍手)
方や、自分の想い人が兄を好きだと思っている(受)
方や、大好きな受けに告白したと思っている(攻)
両想いの筈が、ずーーーーっとすれ違っている二人が焦れったくて、キュンキュン悶える幼馴染の両片想いBLでした♡
それにしても、告白した相手から「好きとかよくわかんないけど…セックスには興味ある」って言われてセフレ関係になっちゃう紫真くん、不憫すぎないか…笑
俺が好きなの知ってて利用しようって訳?とショックを受けつつも、なんとか桃李の要望に応えようとする紫真くん、めちゃくちゃに健気じゃないですか???
で、一方の桃李は『お兄ちゃんと顔が似てる俺でも良くない?』と、兄の代わりとしてセフレの提案をしていた訳で……
エッチ中に紫真くんから「好きだよ」と言われて泣いてしまう桃李が可哀想で可哀想で;;
折角、紫真くんが桃李に好き好き♡アピールしても「全部、お兄ちゃんの代わり」と勘違いしてるから、んワ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!焦れったすぎるやろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!と悶えました
安心・安定の王道展開と少女漫画のような可愛い雰囲気がBestマッチしていて、キュンキュン悶える一冊でした!
と言うか、桃李に「好き」と言わせてからの紫真くん極上スマイル(81p)で、あっ、これは神……!と即効で評価ボタン押したよね(◜ω◝)
そして、お兄ちゃんと後輩くんのスピンオフも期待しちゃって良いんでしょうか??お待ちしております!
*シーモア/白抜き、描き下ろし8P、電子限定1P
メルバズ大好きなので、スピンオフ大感謝です‼︎
既刊『メルヘンチック・バズーカ』のスピンオフですが、メルバズの二人(アキハルCP)は物語に直接絡まないので「スピン元読んでないよ〜」って方でも問題なく楽しめるかと思います。
今回は〚年下ワンコ系若手俳優×糸目ピン芸人〛のCPと言う事で、メルバズでは二人の仲を引っ掻き回した当て馬芸人・巳柳さんが受けの本作。
粗筋には「年下ワンコ系俳優」と記載がありますが、実際には「巳柳さんガチ勢オタク」でしたね(万歳)
若手時代のグッズ(自費制作)まで集めるオタクっぷりに巳柳さんも若干引き気味ですが、爽やかイケメンなので問題無し!
酔っ払った勢いで、推しを押し倒して手コキまでかましちゃうけど爽やかイケメンなので問題無し!!!
正に帯にある
——推しは推せる時に推せ、そして押し倒せ
のコピー通り、序盤は勢いで押し倒してXX的な雰囲気がありましたが、芸能界に疲れて心が荒んでいた巳柳さんが、巳柳さんガチ勢な万里くんの懸命な推し活により初心に戻って若手だった頃の熱い気持ちを取り戻す……胸熱な〚お仕事BL〛でございました(尊)
初心に戻った巳柳さんが、万里くんの肩を借りて「ありがとうな」って言うシーン…マジでキュンとしました。もう、トキメキ半端ないって……!
何この極上のファンサ!!有難うございます!!!
あと、個人的に胡散臭い糸目キャラが大好きなので、いつもニコニコ何考えてるのか分からん受けが、大好きオーラ全開で懐いてくる大型わんこ攻めに迫られてトロットロに蕩けるギャップがね……
余裕そうなキャラが見せる、余裕のない表情が最高に好きなので、巳柳さんのギャップにヤられました…!
もう、一刻も早く甘々同棲生活を送ってくれ〜〜〜♡
※シーモア/白抜き修正、描き下ろし8P、電子限定1P
攻め達から特大感情を向けられても何も気づかない、鈍感受けの様式美が最高でした〜〜!
粗筋からマンツーマンBLかと思いきや、無自覚に攻め'sを籠絡していき、知らない間にハーレムルートを開拓していく総受けBLでした
総受け大好き民なので、何だか得した気分◎ラッキー!
中でもメイン攻めである、腹黒ドSでムッツリスケベなジェラルド様が良いですよねぇ
世間的には爽やかイケメン王子様なのに、受けにはドSな俺様王子の二面性がツボで……(俺様攻め万歳)
メンヘラすぎる婚約者のユージンを毛嫌いしていた筈が、転生後の鈍感すぎるユージンに痺れを切らして、どんどん執着・嫉妬・束縛が強くなっていくジェラルド様の逆転メンヘラ現象にニヤニヤが止まらない 笑
エロも多すぎず、少なすぎずの丁度良い塩梅で◎
「夢」だと勘違いして、受けにセクハラしまくる王道ドスケベ展開が素晴らしかったです!!拍手!!!
ただ、嫌われ→溺愛に至るまでの過程がサラッと割愛されていて「数年後、なぜか激重感情を向けられています!」な状態だったので、関係修復の為に努力する受けの姿や、そんな受けに対して気持ちが変化する攻めの過程が見たかったなぁ……と。
とは言え、全てにおいて鈍感すぎるユージンに「早く気づいて…!」とツッコミを入れつつも、次々とアプローチを仕掛ける攻め'sにワクワクしてページを捲る手が止まらず、一気読み!
鈍感受けが周囲の人間を狂わせ、ひたすら溺愛される総受けって最高だな……!と再認識できる明るく楽しいラブコメBLでした♡
面白かったです!
誰にも邪魔されない〚二人だけの世界〛を実現する為に、幼少期から闇魔法を駆使して周囲を洗脳し、受けの知らない所で着々と囲い込んでいく攻めの執着愛がとても良かったです!
それなのに、鈍感すぎる受けは攻めの激重感情に全く気づかない、攻めの一方通行感がコミカルで萌えでした(◜ω◝)
聖女に攻めの冷え切った心を優しく溶かして貰い、断罪回避のハッピーエンドを目指す筈が、既に幼少期の受けが攻めの心を優しく溶かして、解して絆していたと言う……笑
二人の幼少期から語られるので、攻めの執着変化を存分に楽しめました♡
ただ、攻めはもっと変態でも良かったと思うんだ…!
受けの私物をコレクションしたり、受けの寝室に忍び込んで寝顔を盗み見ひたり…等、ぶっ飛んだ執着愛を見せて欲しかったのが正直なところ。
受けの事を「今すぐ閉じ込めてやりたい」とか「俺だけのものでいて、俺だけを見て欲しい」等々。
中々の危険思想でしたが、意外と爽やかで“ヤンデレ”と言うには少し物足りなかったかな……
受けが断罪回避のハッピーエンドを迎える為に奔走する中、己の理想とする桃源郷(ハッピーエンド)に向けて、受けより先に虎視眈々と準備を進めている攻めの対比に腐々(フフ)となりましたw
ウエハラ蜂先生のイラストが最高でしたので、今後もBLイラストを描いて欲しいです!
面白かった!文章も読みやすくて一気読み。
「ヤンさんがどこまで逃げても、逃がしはしません。権力も実力も全て行使します」
の台詞どおり、ストーカーばりの執着心でどこまでも受けを追いかける攻めが非常に好みでした!
そんな攻めの執着心をイヤイヤ拒絶して逃げ続ける受けの〚BL鬼ごっこ〛がもう最高ですね。
受けにはいつまでも逃げ続けてほしいし、光の速さで捕獲されてほしい(切実に)
粗筋から攻めの一方通行かと思いきや、なーーんだ君たち両想いじゃん!と、思わずほくそ笑んでしまう幼馴染の両片想いBLでした◎
自己肯定感の低い受けが、なかなか攻めの想いを受け入れずにヤキモキしましたが、攻めの粘り勝ちですね!おめでとう!!
攻めばかりが「好き好き♡」と一方通行に見えますが、とある事情で本音を言えなかったヤンが唯一本音をぶつけられる存在がベルだった訳で……
ベルの事をイヤイヤ拒絶する内面では、世間体と本音の狭間で孤独を抱えるヤンの唯一の拠り所が実はベルだったんだなぁ…とグッとくると共に、
そんなヤンの〚居場所になりたい〛と、いくら拒絶されても追い続けるベルの一途さにキュンとしました
強引で愛情重すぎるし、ヤンが逃げれば世界の果てまで追いかけてきて……
とにかくヤバい執着心の塊のような攻めですが「実はめちゃくちゃ健気では?」と思うほど、幼い頃からヤンを一途に想い続けていて既に最高なのに、両想い後は何故か童貞返りして全く手が出せなくなり、ヤンが素直になると赤面してアワアワしちゃう、そんな攻めのギャップも堪りません……!
受け・攻め両視点で楽しめるのも個人的に高ポイントで楽しく読了◎ご馳走様でした!
逆境にも静かに耐える主人公がひたすら可哀想で、〚健気な不憫受〛がお好きな方には堪らないと思います!
が、私的にはちょっと不憫すぎて読んでいて辛かったです。
だって、攻めすらも“嫌われ”を超えて“無関心”だったんですもの……;;
普段は〚嫌われ→溺愛〛大好物なんですけどね。
余りにも攻めが無関心なので「流石に攻めは受けの味方であれ!」と願いつつ、キャラクター紹介にある『ヨアンだけ溺愛』の文言を信じて読み進めました笑
うん。結果、溺愛になりました!良かった……‼︎‼︎
ただ、この“溺愛に至るまでの過程”が個人的にハマらず、主人公の献身や努力によって報われると言うよりは「前世ありき」な印象で、ちょっとモヤモヤ……
作品のテーマが〚転生と再会〛との事で、輪廻転生を軸とした物語は「なるほど!面白い!」と思う反面、ヨアンよりも前世の彼との繋がりの方が強い気がして、なんだかなぁ……と。
恐らく、溺愛になるキッカケが“契約の指輪を持っていたから”と言う理由で「攻めが溺愛してるのは前世の彼では?」感が拭えなかったんだと思います。
それに、ヨアンの性格が前世と現世で全く違うので私の中で同一人物として処理できず、もう少しヨアン自身に惹かれていく描写があれば違う印象になったかな……と。
また、受けに懸想していた(筈の)幼馴染のマリウスの存在が中途半端で、なんだか勿体無い印象に。
マリウスには、もっと二人の関係を掻き乱して攻めの嫉妬心を煽って欲しかったな……笑
前世が絡んだストーリーは読み応え抜群で面白かったんですが、BLとして萌えるか?となると前述の通り、モヤモヤ要素もあったので★3評価に。
とは言え、“時空を超えて受けを待つ攻め”は人外感があってワクワクしました◎
『エロが読みたきゃ、西野作品』のマイルールの元、お迎えしました西野先生の新刊♡
【オメガバ×獣人×アダルトグッズ モニター】と言う…読む前から垂涎モノの要素満載で、
ゲヘヘ…こりゃ、えっちやでぇ(◜ω◝)の期待を裏切らないエッッッ度合いで楽しく読了しました♡
α至上主義な社会に揉まれる、兎Ωの主人公・佳緒
「Ωだって負けない!」と仕事に励むものの、社内政争に負けた結果、グループ企業のアダルトグッズ メーカーへ飛ばされてしまい…
しかし逆境にも負けず、その会社で「成果を出してやる!」と燃える佳緒くんは、攻め二人の口車に乗せられてあれよあれよとアダルトグッズ モニターをする事に……!?と言うお話です。
正直、恋愛面では「なんで好きになったんだ??」と疑問で一杯ですが(笑)エロ特化型のため割り切って、お堅い処女ウサギさんが〚肉食獣(ライオンと熊)でα〛と言うBL界の頂点すぎる攻めお二人に、ドチュドチュパンパン食べられてしまう様子をゲヘゲヘ楽しみました!
いつでも発情できるウサギさんの特性を存分に活かした“天然ビッチに煽っていく”佳緒の戦闘スタイルが素晴らしいです(拍手)
ただ、期待していた玩具プレイが割とアッサリ気味で少し残念。
もっと、玩具で焦らされて身悶える佳緒の姿を堪能したかったな……と。笑
因みに、既刊の『獣王アルファと愛人オメガの蜜会巣ごもり』と同じ世界線とのことでしたが、そちら未読でも全く問題なしでした◎
誰にも手に負えない狂犬→デッカい忠犬になる攻めにめちゃくちゃに萌えた〜〜♡
攻めから絶対に逃げたい受けと、そんな受けを爆速で追い詰める攻めの【BL鬼ごっこ】をニヤニヤ堪能しました
猫被りの口八丁でなんとか切り抜けようとするヨルン(受)と、色々と脳筋すぎるガシュア(攻)の噛み合わない会話が楽しいですね!
濡れ場でも、あーだこーだ言いながら最後まで抵抗する“ノンケ受けの鑑”のようなヨルンに拍手喝采です◎
そんな二人が少しずつお互いの事を知って信頼し合い、対等な関係になっていく変化が堪りません!
ノンデリだけど他人との関わり方を知らないだけで、良くも悪くも真っ直ぐすぎるガシュアが「恋」を知ったら溺愛一直線に「好き好き」アピールするのが尻尾ブンブンな大型犬みたいでとっても可愛く、
猫被りをやめた素のヨルンに惹かれていく様子が伝わってきて、ヨルンの「待て」を素直に聞く変化に萌え転がりました(◜ω◝)♡
そんなガシュアの真っ直ぐさに、心を開いていくヨルンにグッときます……
苦労性で自己肯定感が低すぎて自分の事を「使い捨て」なんて卑下していたから全方位溺愛彼氏が現れて本当に良かった;;
また、攻め視点の番外編が最高〜〜〜〜に萌える!
寡黙で強面の内側ではヨルンへの甘い想いで溢れていて萌え度半端ないし、本編で多く語られなかった“魔王討伐”の真の目的がわかって、より一層ガシュアが好きになりました(マリモリ…)
ガシュアの想いに反応して呪いの装備が一つずつ壊れていく仕掛けも素晴らしく、壊れる度に近づく二人の関係にキュン♡素敵なCPをご馳走様でした〜〜!
もう、年上攻め好きのフェチが詰まりすぎて最高でした!!
人間に無関心で警戒心の強い高貴な猫ちゃんのような受けに振り回されて「やれやれ…」と思いながらも、そんな受けを放っておけずに、わざわざ面倒臭い事に頭から突っ込んで泥だらけになって「やれやれ、お前は本当に…」って言いながら受けをギュッと抱きしめる系の攻めに悶絶……!
攻めの武岡さんは、強すぎるDom性故に相手を傷つけないよう、意識的に“庇護欲”に全振りしていて、とにかく優しいんです。
Subのお世話をして、とことん甘やかす事でDomの欲求を満たしていた筈なのに、桐生に惹かれるにつれて“支配欲求”がムクムク育っていって……
優しさの権化のような武岡さんが、桐生だけに見せる強めのDomっぽさに「何ソレめちゃくちゃ萌えるーーー!!!」と荒ぶりました。
支配欲が強まっても〚桐生第一〛で、自分本位ではなく相手を思い遣る優しさを保ってるのは流石です!
でも、エッチなコマンドで意地悪しちゃうのも素晴らしい(合掌)
そんな武岡さんに、徐々に心を開いていくトラウマ持ちの受け・桐生
最初は武岡さんの名前すら覚えない塩対応だったのに、最終的には武岡さん大好きになる変化が可愛すぎて堪りません♡
生まれつきの特殊能力のせいで他人との関わり方が分からず、実は凄く健気で思い遣りのある優しい子なのに誰にも伝わらなくて孤独を抱えている…という(泣)
この彼のポンコツな健気さが、いじらしくて愛おしくて堪らん!抱きしめたい!!!となりまして。
だからこそ、武岡さんが桐生を「お前は本当に≪良い子≫だな、≪可愛い≫な」って褒める度に、私の庇護欲も満たされていって満足感が半端ないです。
そして、Dom/Sub設定が活かされたミステリーとしての完成度も高く、実際にDom/Sub社会ならこんな事件ありそうだな…と思うほど自然で没入感も抜群!
性格も性質も正反対のふたりが、事件を通してバディとしても恋人としても最高のパートナーとなる変遷が丁寧に描かれていて、〚溺愛に至るまでの過程が大事派〛的には大満足な一冊でした♡