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女性ちょめスケさん

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17回目の正直(トゥルーエンド)

470p越えの大長編でしたが、面白くて一気読み!
読みやすい文体でスラスラ読めました。

第一部では16回もループし、ループを終わらせる為に完璧なハッピーエンド(攻めと女キャラとの結婚エンド)へ導くも、結果は17回目のループに突入。
片想いの攻めとは結ばれないし、ループは終わらないし、もう知らない!大好きな獣ともふもふスローライフを目指します!!となるが、何故か17回目の世界では攻めと急接近して……と言うお話

なんと、この受けさん16回のループ中に片想いの攻めに毎回も告白するも、全て玉砕していると言う強者!
コミュ障陰キャで自尊心は低めですが、実は隠れ美人さんと言う美味しい属性もあります。

個人的には、ノンケ攻めがめちゃくちゃ良かったです。
受けのルカスは17回目の世界でも「僕はレオンの恋愛対象じゃない」と諦めていて、攻めのレオンからの矢印に全く気付かない…と言う、両片思いの焦れったさと、もどかしさを存分に堪能できて最高に萌えました

さらに、レオンに恋心を悟られないよう「好きな人がいて何度も振られている」と嘘をついて、受けに惹かれていた攻めをモヤモヤさせる無自覚な駆け引きが、もう…堪りません!!

特にレオンの
「君をフッてばかりの男なんて忘れろよ。…俺じゃだめか?」
の台詞に、わぁぁぁぁーーー!!!と悶絶しました
最高の両片想いの焦れキュンをご馳走様です♡

そして第二部は、最愛の人を守る為に自らループするお話。
こちらは第一部と打って変わって、切なくシリアスな雰囲気でした。
獣人と人間の違い、異なる者への偏見や誤解、そして同性婚や男性妊娠が不可能な世界だからこその“同性同士で恋愛する葛藤”が丁寧に描かれていて、リアルな価値観で刺さりました。

どちらも恋愛模様だけじゃなくループの原因究明など、続きが気になる展開の連続で読み応え抜群!
めちゃくちゃ面白かったです◎

秋久先生の色っぽいイラストも最高♡
ムーンライトノベルズでは、スピンオフや番外編がたくさん公開されているので、そちらも拝読したいと思います!

4章でリタイア

読みやすい文章は好みでしたが、NTR(しかも浮気サレ側)が地雷だったので結構しんどかったです
でも、攻めと神子がイチャイチャしてる設定とは言え「本番は未遂で、何かしら意図があるんだろ」って己に言い聞かせながら地雷を踏みつつ読み進めましたが……

はーーーー!???何の意図もなくシナリオの強制力で操られていただけーーー?????
しかも、がっつりヤってんのかい!!!!!
俺の意思じゃない記憶も朧げなんだ…って言われても全然納得できないんだけどーーーー!!!!!

もう、この設定が無理でした
塩対応な主人公に嫉妬させたい…とか、主人公に振り向いて欲しい…って感じの理由ならNTR要素も百歩譲って許せた(寧ろそうであれ!)んですが、ただ単に寝取られただけって言う超地雷だったのでココでリタイアです……

てか、書籍化するに当たって「実は未遂なんだ…」設定に変えたら良かったのに
攻めのNTRは賛否分かれるに決まってるので、出版社側が変更を促すべきだったと思う
商業化して金取るなら、担当編集がしっかり再構成しなきゃ
趣味で書いてる作者さんは悪く無い

婚約破棄をすんなり受け入れられて「は?」ってなる攻めは凄く良かったのになぁ…
プロローグで期待しただけにショック大きいです無念

「やれやれトホホ…」な大人攻めの溺愛が沁みる

ハイスペックなのに苦労性で、無邪気な子供に振り回される「やれやれトホホ…」な大人攻めって最高だ!
誠実で心優しく、面倒見が良い。だからこそ面倒事に巻き込まれてしまう、不憫な大人攻め大好き人間としては、今作の攻め・シルヴィ様が性癖すぎて堪りませんでした♡

そんな訳で「こんな攻め待ってた!」と思わず叫んでしまったパーフェクト“やれやれ系”な宰相閣下・シルヴィ様が、
突然現れた無邪気でマイペースな猫獣人のスピカに振り回されつつも、その純粋無垢な愛情に癒され、絆され、孤独だった心が満ちていく……
前半は、猫すぎるスピカと保護者すぎるシルヴィ様のほのぼの交流が癒しすぎてBL要素は薄めかと思いきや、誠実で心優しく面倒見が良い“やれやれ系男子”は恋を自覚すると超溺愛になるんです……!

保護者としての葛藤や過去のトラウマから、スピカへの想いを封じていたシルヴィ様
しかし、そんな彼の固く閉ざした心をスピカが丁寧に優しく解していき…ついに、シルヴィ様の理性が崩壊
スピカへの想いを自覚してからは、独占欲と溺愛が止まらない“無自覚溺愛ムーヴ”の嵐に拍手喝采です!

父性強めの保護者だったシルヴィが、一度タガが外れると肉食になるギャップが、もう、もう……(悶絶)
普段、性の匂いがしない禁欲的な男が“雄”になる瞬間が堪らなく好きなんですが、エッチ中『膝に乗るのは、お好きでしょう?』と対面座位するちょっと意地悪なシルヴィ様、エロすぎて血ぃ吐きました…(悶絶)

また、書き下ろし番外編では、普段は真面目でお堅いシルヴィ様の天然溺愛っぷりと野獣みが堪能できて、本当に最高です……!

ほのぼの可愛い童話のような世界に癒されますが、単に“ほのぼの”だけでは無く、切なくて胸が痛んだり、ハラハラする要素も盛り沢山で楽しく拝読しました。
幸せ溢れるラストに、心がほっこり満たされて大満足な一冊◎お勧めです!

元気になれるハッピー★ビタミンBL

めちゃくちゃ萌えました……!
〚受けを好きすぎる余り残念(変態)になる攻め〛が好きな方、集まれ〜〜〜!!!な一冊で、
誰が見ても“相思相愛ラブラブCP”なのに「僕たち親友!」と思っている純粋&鈍感すぎる受けと、そんな受けに親友ではやらない「あんな事やこんな事」を迫りまくり虎視眈々と囲い込む一途攻め…と言う、萌ツボすぎるバカップルに悶えました

12歳の出会いから二人の交流が丁寧に描かれていて、前半はショタ同士のほのぼのイチャイチャに頬が緩みっぱなし!
割と序盤から甘々な二人ですが、お互いに惹かれる理由がちゃんとあるので〚溺愛に至るまでの過程が大事派〛的にも満足度高めです◎

とある事情で幼少期から不眠症に苦しむ不憫な少年アリを救うべく、ズタボロになっていたアリの自尊心を愛情いっぱいに育み、少しでも不眠症を治そうと一生懸命に手を打つルカは本当に可愛くて、正に“天使”そのもの……!
愛情に飢えていたアリが、裏表の無い純粋な愛で包み込むルカにズブズブ沼落ちするのも納得で、13歳の時点で〚添い寝→キス〛までしちゃう仲になります(!!!)

一方、ブラコンすぎる兄に溺愛され距離感がバグってるルカは〚添い寝→キス→ペッティング〛…とエスカレートしていく“親友の定義”にも疑問を抱かず丸っと受け入れてしまう天然っぷりを炸裂
思わず「なんでや…!」と突っ込みたくなる勘違い&すれ違いのオンパレードで終始ニヤニヤが止まりませんでした

基本的に甘々♡ハッピーなお話ですが、タイトルの『僕は消えたいと思います』の通り、後半は少し不穏で切ない展開も……
しかし、安定の“ルカ命”なアリを信じて最後まで突っ走りましょう……!

因みに、アルファポリスには〚アリ視点の番外編〛があるので「ここ攻め視点で読みたかったところ…!」が満たされてお勧めです!
サブキャラ達のわちゃわちゃも可愛くて、笑って癒されて最後は心がぽかぽかする大満足な一冊でした◎

攻め二人の重たい愛に溺れる…!

めっっっっっちゃ最高でした!
とにかく、世界観が壮大で神すぎます。
よくこんな複雑で緻密な設定が思いつくなぁ…と感動しっぱなしで、守護竜(攻)×神竜(受)の主従関係や、悪役なのに世界を救う宿命など…読み進めるほどワクワクが止まらず一気読み!

主人公を守護するタイプ違いの攻め二人(クール美人・豪快漢前)が本当に魅力的で、初めは文字通り“人が変わった”ハイネを訝しんでいた二人ですが、ハイネ自身を知れば知るほど沼嵌りしていき……
しかし、当のハイネは「神竜への忠誠心」だと思っている…このすれ違いが歯がゆい、けど堪らない…!

その誤解を解くべく、二人から言葉でも行動でも“わからセッ”されるシーンは本当に萌えの宝庫で(合掌)
二人の止まらない愛情に「もう、わかったから…っ」とキャパオーバーするハイネが可愛いくて、イイゾ!モットヤレ!状態で大応援でした♡笑

一方のハイネは、本来ならチート持ちの筈が上手く使えないせいで何度も死にかけ、それなのに好奇心旺盛で勝手に危険な行動をとる(無自覚)…そりゃあもう、守護竜二人からしたら心配で心配で仕方がない訳ですよ……!

更にプレイヤーとしての「大好きな世界(ゲーム)」と言うファン心が、二人には“世界を俯瞰している神視点”と思われていて「いつか居なくなってしまうのでは?」と不安を募らせる要因に。
不安が募れば募るほど、想いも愛情も重くなっていく……
攻めの重たい愛情に溺れる…正に“溺愛”とはこの事!
もう、3人の関係性がツボすぎて堪りません♡

「1巻」とあるとおり、続きものです。
悪役フラグを回避して平和なスローライフを目指したい平凡な主人公が、どんどん“神”としての覚悟と自覚を持つ成長に胸が熱くなります!
今後は、弟のシオン(兄上大好き)との絡みも楽しみすぎる〜〜〜!

因みに1巻ではweb版の『二章:竜の谷 次代宣言の日2』迄を収録
更に、セン視点の書き下ろし番外編では「ここ!攻め視点で読みたかったやつ!!!」が補完されて悶絶必至ですので、web版で既読の方も是非◎

“鞘”のワードにビビッと来たのです…

完全に下ネタで恐縮ですが、タイトルの「皇子の『鞘』」というワードから、勝手に「なるほどエロだな!」と想像して粗筋も読まずに衝動買いでした。
だって、皇子の“鞘”ですよ??
これはもう、攻め=剣・受け=鞘の隠喩でしょ!と謎に自信満々で購入したのですが、当時の私を殴り飛ばしたいほどにピュアっピュアなプラトニックラブでした。
もう本当に、汚れた心ですみません……!

期待とは裏腹に、この作品は真面目で誠実な人しか登場しないので、受けも攻めもしっかり関係を構築するまではDon't touch me状態。
エロどころか甘い雰囲気も少なめでしたが、その分、徐々に近づく二人の距離感をキュンキュン楽しむ事ができました♡

初めは、鞘として召喚されたショーヤを無視して拒絶するアンシャル様
「ショーヤの事が嫌いなのか⁉︎」と思いきや、こちらの都合で召喚されたショーヤを気遣い、傷つけないように思いやっていたのだと分かり、思わず「アンシャル様…!」とショーヤと一緒にトゥンクと高鳴りました笑

完全にエロ目的で購入しましたが、意外にもピュアな恋愛模様が楽しめて結果良かったです!
ただ、甘い関係になる迄の道のりが長かったので、もう少し「ショーヤ大好き♡」溺愛感が欲しかったなぁ…と、物足りないのも正直なところ。
アンシャル様視点で、ショーヤ溺愛♡甘々後日談とか読みたいなぁ……

また、個人的にアンシャル様の従者・カイロスとショーヤの関係が萌ツボすぎました!
初対面では、何も知らないショーヤを獣化したアンシャル様の檻に閉じ込めて「喰われても良い」みたいな態度だったのに、後半では獣化したアンシャル様からショーヤを守ろうとするなんて……!
ツンデレ攻め好きとしては、堪らないキャラクターでした♡

受けを溺愛しすぎて残念になるスパダリ攻め♡

あとがきに『受けを好きすぎてちょっと頭がおかしくなる攻め』とありましたが、
正に〚受けを愛しすぎる余り残念になるスパダリ攻め〛でした〜〜〜!最高です(大拍手)

今作は転生(生まれ変わり)モノ。名倉先生ならではの溺愛要素に加え、前世の死の真相に迫るサスペンス要素もあり、ハラハラとドキドキの両方が楽しめて読み応え抜群でした!

また、前世ダニエルの辛い記憶に苦しみ、今もダニエルを想っているウィリアムへの報われない恋心に苦悩する…ジョナス視点はシリアスで切ない一方、
そんなジョナスの心境など露知らず「ジョナス命」で甘々に溺愛しまくるウィリアム視点の、シリアスと甘々の絶妙なバランスがめちゃくちゃ楽しいです

ジョナスがダニエルの生まれ変わりと知る前から「可愛いぞ」と部下に自慢するほどゾッコンなウィリアム
気持ちを自覚してからは、ジョナスへの愛が溢れすぎて止まらない“残念なスパダリ”に……!
行き過ぎた溺愛に執事や部下から怒られても、無意識すぎて何を怒られているのか分からないポンコツっぷりにニヤニヤが止まらないw

そして「ジョナスが成人するまで手を出さない」と固く誓い(キスはノーカン)、ついに迎えた18歳の誕生日
我慢に我慢を重ねたジョナスへの愛情が一気に爆発!

——あぁ、ジョナス、もっと泣かせたいと思ってしまうのは、私が君を愛しすぎているからだろうか……?

もう、このウィリアムの台詞に総てが詰まってる 笑
ジョナスを優しく慈しみつつも、絶対に逃さない!と強い意志を感じるウィリアムの囲い込みに、初心なジョナスは翻弄されっぱなし
何が何だかわからない内に、お尻だけでイケる身体にされちゃいます。素晴らしい……!

しかし、ベッドでは翻弄されても日常ではウィリアムの圧の強い(?)愛情にも負けず、しっかり自分の意思を伝える芯の強さを持っていて、逆にウィリアムを翻弄する様子に思わずニコニコしちゃいました(◜ω◝)

全ての問題がスッキリ解決して、最高に気持ちの良い読後感!
年下に狂わされる大人攻めが性癖なので、めちゃくちゃ萌えるお二人でした♡

攻めが巨人だと大変なんです!!

サブタイトルに吸い寄せられるように購入しましたが、結果大正解!笑
サブタイトル通り、攻めが巨人だと大変なんです!色々と!!
なんと本の半分以上が“挿入”と言う名のクライマックスに向けての準備期間(?)で、もうずっとエッッロエロ
即挿入なんてファンタジーな事はなく、挿入無しでの可能な限りのエロシチュエーション満載です♡
また、受けのユートはノンケなので、攻めへの恋心を自覚させる重要な期間でもありました。

なので、相思相愛♡甘々と言うよりは、ツンデレ天邪鬼な受けを限界理性でひたすら甘やかしながら、身体から堕とそうと奮闘する攻めをニヤニヤ存分に堪能できます!笑

照れ隠しで素直になれないユートがリッドの手腕でトロトロに蕩ける姿がドスケベ可愛く、中々リッドへの想いを認めようとしないので非常に焦らされました。

一方のリッドは割と初めから甘々溺愛で、大きな体で優しくユートに触れる姿にキュンとします♡
何よりキスシーンが豊富で、貪り尽くすような濃厚なシチュエーションが最高でした。
また、体格差フェチに刺さる描写もたっぷりで、ユートの体が浮いてしまう素股とかもう堪らん……!

エロエロですが、2人の関係変化が丁寧に描かれていて恋愛模様も存分に楽しめる一冊でした◎

ちなみに、セシル文庫さんでは珍しいムーンライトノベルズ作品の書籍化のようです。
ムーンではなんと続編でリッドとユートの子供まで登場しているとのこと……!
子育てBLを得意とするセシル文庫さん、これは是非とも続編の書籍化をご検討いただきたいです!!お願いします!!!

早く離婚してくれ……

1巻読んだ時は、夫婦間レスは心が死ぬほど辛い精神的DVだと聞いたので不倫に走る理由にも納得できたし、寧ろ吉田さんと早く幸せになってくれ〜〜〜;;と願ってたんですが、2巻……何故、奥さんと別れないのか。

吉田さんに惹かれていき、セフレだけど彼に良い人が居たら嫌だなぁ…と独占欲を抱き始める店長。
完全に身も心も吉田さん大好きになっています。けど、奥さんとは離婚しない…
1巻での、夫婦間のすれ違いの切なさや、既婚者でありながら吉田さんへ惹かれてしまう葛藤など…そう言うヒリヒリした部分に深く共感していた身としては、2巻では“不倫”に対する葛藤が薄くなっていて、正直 不誠実に感じました。

また、奥さんが普通に良い人なので夫の不貞を知って傷つく姿は見たく無いなぁ…と。
浮気がバレる前に、早く離婚を告げるべき。

一方の吉田さんは、一途にずっと店長を想い続けていて、一時的な幸せをずっと噛み締めて“セフレとしての一線”を保ち続けている…
もう、私的には吉田さんが不憫で健気で泣けてくるんですよ……
何でも好きな物をあげますよ。の返答が「店長の1日をください」って…もう、泣くしかないやん;;

お互いに心から惹かれていて、焦れったい両片思いな状況です。
不倫のスリルや、一時的な快楽と幸せに浸る2人の心理描写が生々しくてドキドキします。
漫画として表現力は間違いなく“神”ですが、店長には早く白黒つけて欲しいな…とモヤッとしたのも正直なところ。

物語的には1巻から余り進んでいませんが(不倫継続)、2人の距離感は明らかに一線を越えるスレスレまで近づいて来ています。
2人とも“本気で愛したい”と想いあっているのに、この関係を継続する為に本気にならないように必死に抑えているジレンマ……
店長、そろそろ決断の時ですよ……!

と言う訳で、3巻も楽しみに待ちたいと思います!

「ザマァ」要素満載な本格復讐劇!

面白かった!!
BL要素もありますが、どちらかと言えば復讐劇がメインな印象です。

傍若無人な振る舞いで『怪物』と言われ、断罪された乙女ゲームの悪役令息・オルフェオ
死の淵で出会った悪魔と命を引き換えに“巻き戻し”の契約を交わし、9歳の頃に戻ってみると…自分が『怪物』になってしまった全ての元凶は父親にあった事が発覚。
毒親の悪意を跳ね除け、“脱・悪役”なるか…⁉︎と言うお話。

設定が若干ややこしい…笑
死に戻りモノですが、巻き戻った肉体に日本人男性(元ネタの乙女ゲーム開発者)の魂が入っていて転生要素の方が濃いです。
前世知識をフル活用して攻略対象者を次々と籠絡していき、父親への容赦ない復讐劇にスカッとします!

悪意で絡め取ろうとする毒親の蜘蛛の糸を、徹底的に薙ぎ払っていく賢くて芯のある受けが、推しキャラの攻め・アレッシオの前では「はわわわ…」となるギャップが可愛い♡
そんな受けを支える攻め(執事)や友人になった攻略対象者達など、周囲のキャラクター達も魅力的。

ただ、THE・ラノベって感じのオタク語りな文体は好みが分かれるかも…?
周囲が「主人公さん凄い!」と持て囃す感じが、何だか男性モノのハーレムっぽいなー…と思ったり 笑
状況描写で分かり辛い部分もありましたが、文章に勢いがあるので一気に読めました。
父親の悪意を跳ね除けるザマァ要素満載なストーリーは面白く、若干Sっ気のある「〜しやがりますか?」口調の執事攻めが非常に好みでした!

今回は、ほっぺや額にチュー止まりでしたが(受けはまだ13歳だしね…)
今後、大人の色気溢れる攻めとの濃厚な絡みが読めるのかと思うと…楽しみで仕方ないですね(◜ω◝)
受けの出生の秘密など…まだ回収していないエピソードもあるので、お父さんへの断罪劇含めて続きが気になります……!