『ケンジとシロさん』シリーズ、待望の11冊目です。
とにかく今回もシロさんが可愛過ぎました!
時系列的には1巻より前、19巻の回想にあったアップリケ事件の頃から11巻の辺り、最後の方だけ22~23巻辺りということで、初期のツンケン、ギスギスなシロさんの夜の顔とのギャップも再び拝めます。
平日の夜、シロさんが以前と同じやり方を拒む駄々っ子のような振る舞いから、その理由を告白する時に真っ赤になって顔を覆って目だけ出してる様子がまた可愛らしく。これはケンジでなくても胸キュンで頭爆発する……!
そこからの、鶺鴒本手(というらしい)で優しくじっくり焦らしに焦らして、シロさんを攻めまくるケンジ。気持ちいいのが止まらない所に更に深く丁寧にかき回されて、すっかりケンジに攻められないと達せなくなってしまったシロさん。
このシリーズでしか拝めないオスのニオイをムンムン漂わせる男前なケンジも、シロさんのビクッビクッと打ち震えながらトロトロに蕩けるお顔も、「見ちゃってごめん」な罪の意識と「今回もこんな素敵な二人を見られて眼福」な幸せな気持ちとが入り混じって、とても癒やされました。
それにしてもシロさん、こんなにケンジを深く愛して必要としているのに、これほどにシロさんのトリセツを熟知したケンジが万一先に旅立って、この世に独りで残されたりしたら、本当にどうやって生きていくのだろう? という心配がちらりと頭をよぎりましたが、そこは今はあまり考えないことにします。
そしてシロさんが、夜の良い雰囲気ではない時以外のキスを拒む理由も明らかに。あまりにも乙女過ぎて、読んでいて思わず声が出てしまいました!
最後にシロさんに際どい下ネタでいつもの意地悪を仕掛けて、想定外の痛烈な逆襲を受けたジルベールの茫然自失顔が、自業自得ではありますがこれまたラブリーでした。しかしシロさん、さのカッコいい攻め顔で、あのドギツいドネコな返しはないでしょう……。