これも、吉原先生がJune時代に書いたお話ですが、ご自身が
どうしてもドラマCDが聴いてみたくて自費で作ってしまったのが、この作品です。
当然、先生が脚本を書かれています。
ご本人が納得の作品なのですから、いかに完成度が高いか
ご想像いただけるでしょう?
キャストは・・・緑川光さん・三木眞一郎さん・遊佐浩二さん・大川透さん
・千葉進歩さん・山口勝平さん・・・となんとも豪華な顔ぶれです。
そして、そして、主役は緑川さんと三木さんという「二重螺旋」コンビです!
またもや三木さんは鬼畜です!「天使」とは名ばかりの悪魔の所業です!
「二重螺旋」で萌えた方なら、迷わずお薦めです!
号泣必死!というレビューを見てから購入しました。
設定は中世で、青年王と吟遊詩人・・それだけなら本当に少女マンガに
出てきそうですよね。
いえいえ、やはり吉原ワールドです。
「愛は狂気」テーマが揺るぎないです。
そして、何といっても文章が詩的でとにかく美しい!
これが、吉原先生が25年も前にJuneで書かれたと思うと、
それだけでも感動します。
一気に読みましたが、本を閉じるまで自分が泣いていることに
気づきませんでした。
切ない・・けれど心地よい余韻が包んでくれる
素晴らしい作品だと思います。
CDドラマの脚本も付いてます。
1つの作品で二度楽しめます。