この物語が漫画化するのにびっくりしました。佐伊先生の告知を読んで思わず先生にコメントしまくったくらいです。惹香嚢という男でも妊娠出来る臓器を持ったセナ、本人が望んだ訳でも無く生まれつきなのに親兄弟から疎まれています。妊娠出来るからってレスキアに嫁ぐ様にと父王からの理不尽な要求に、まあ王族なら国の為に理不尽な事も受け入れなきゃいけないんだろうよと思いましたが兄からの暴言にはイライラ。自分もはよ子供作れや!セナにジド夫妻が居てくれて良かった…。大国に嫁ぐのに従者がフオル一人なので、これも不憫な扱いです。ちょっと捻くれてて妙に達観した考えのフオルは最初こそ余り良い人物ではなかった印象でしたが、セナの為にアリオス様に立ち塞がったりセナの妊娠を喜んだり凄く良い人に変わりました。対してジグルトは顔の良さに騙されてはいけないめっちゃ嫌な奴です!セナの方が身分が高いのに色々無礼過ぎでしょ!散々セナの体を求めたのに不貞を疑うなんて、アリオス様絶対モラ男じゃん!ジグルトを諌めるべきでしょうよ!とにかく第一印象は最悪な二人でした。不貞を疑われたセナの気持ちとフオルの献身的な姿は泣けました。竜王の薨去、セナの妊娠、物語を大きく展開させる要素です。登場人物の容姿やここから始まる壮大なストーリーが漫画ではどう表現されるのか楽しみです。贅沢を言えばフオルはくせっ毛みたいな髪型にしないでサラサラの髪質のままで変えないで欲しかったし、ジドの隻眼は物語の中盤でセナ達とは違う戦いを乗り越えて来た彼の生き様を現すものなので、登場当初から出さないで欲しかったし、もう少し衣装にこだわって欲しかったなと思います。色々不憫なんですが、フオルとのやり取りの中で見せるセナのボケぶりが凄く可愛いと思ってます。まだ連載が始まったばかりですが是非とも注目して頂きたい作品です。
序盤は普通の日常から始まり、不穏な雰囲気は一切無かったのですが、ソラが敵国の耀国に行く話になってから徐々に難しい展開になります。一気に登場人物が増え、人物同士の関係性や立場を憶えるのに苦戦しました。敵国の中でソラが常に命の危険があるにも関わらず、意外と耀国の人達に受け入れられてるなと思うシーンがあり、時々ボケツッコミをしている会話が面白かったです。シゲン様がソラの髪を結ぶシーンはCiel先生のイラストがあり、私の中で胸きゅん伝説が生まれました。ソラが気付かぬ内にシゲン様に恋に落ちた瞬間だと思ってます。シゲン様が自分ならもっとソラに似合う色を選ぶのに!とロウゼン様に対抗意識を持つ可愛さよ…。ソラの恋心が主に語られてますが、シゲン様のソラを求める熱情と普段の彼の冷静な言動とのギャップに悶えます。ロウゼン様をひたすら想うユウシン様の恋心も叶って欲しい…。呪術師としてのソラはすっごくかっこいいのでソラの解呪するシーンもかなりの見所の一つです。疾走感溢れる作品なのですぐに二巻が欲しくなりますよ!
前作に続く佐伊先生の壮大なラブストーリーです。実写化して欲しいと思うくらいの臨場感がありますし、前世、転生後の現世を軸に、複雑な人間模様が読み応えがあります。敵国に間者として送られたソラが、敵国の最高権力者のシゲン様にひっそりと恋心を抱くも、彼が前世愛したシュウキに敵わないと誰にも言えない想いを抱えて一人密かに泣くシーンは何度読んでも貰い泣きします。自分の死を悟られない様にシゲン様の下から去るソラ、身分も何もかも捨ててソラへの愛を貫く為にソラを追いかけるシゲン様、互いに相手の為なら死すら恐れないに二人に号泣しっぱなしでした。シゲン様と同様に、前世に恨みを買い、呪いを受け、酷い死を迎えたにも関わらず転生後も忌人として苦しみ生きるロウゼン様とユウシン様の関係も今後の展開が気になる物語の一部となり、カイリの耀王即位後の成長も期待しています。全体的に重たい内容となっていますが、思わず笑ってしまう登場人物達の会話が佐伊先生ならではの緩和要素だと思います。Ciel先生の美麗なイラストも観る価値大大大!です。是非とも沢山の人達に読んで頂きたいと思います。