ストーリー展開、キャラ構成、挿絵…全てにおいて最高と言える作品。
皇太子殿下であるサーシェンと宮廷道士であるルイの繰り広げる愛人という皮を被った純愛物語が本当に微笑ましいし、キュンキュンするしで素敵。
サーシェンの愛の重さったらない!
しかも本人自覚済み。
もう言動全てにルイへの愛が溢れていて読んでいてニヤけが…!
一方ルイはというとあまりにもニブチンでどうしたものかと不安も覚えたけど、一度気持ちに気づいてしまったらこの男もある意味凄かった…めっちゃ恋してますやん!
サーシェンとルイの絡みも勿論のこと、やっぱりこの作品の肝はパンダのスー。
可愛すぎるし、ルイ達を励ましたり、救ったり…本当に良い子。花丸あげる!
不穏な展開も結構あり、ハラハラする部分もあったけどそれを補う、いやそれ以上の萌えに転がりました。
すごく好きな作品に出会えて幸!!
ストーカーであるとあることないこと言われ芸能事務所を追い出されて傷心だった時にひょんなことから大我に拾われる所から物語は始まります。
人に必要とされたい、愛されたい、そんな思いからいつもは良い子の振りをしてしまうリオン。
でも大我にはついつい反抗的な態度をとってしまう…第一印象が悪かったから?いやいや、めっちゃ意識してますやん!
そして一方の大我はというと偏屈、堅物といった言葉がしっくりくる感じなのに時たま出る優しい言葉と笑顔…嫌味がないからもう刺さりまくるわけです。
大我に作ってもらった姫(ウサギのぬいぐるみ)をギューっと抱きしめたり、ほんと可愛すぎるよリオン…。
過去話もとても良かったし、麗子さんの温かさにリオンだけでなく私もほっこり癒された。
そしてそして木島ー!
お前ってやつは…許しはしないけど、まぁいつか幸せになれよ!
美味しい料理と温かい人達に囲まれたリオンが幸せそうで何より。
最初は不穏でしたが、心温まる素敵なお話でした。