表紙に惹かれ、初めて読んだBL作品です。見事にどハマりした、自分にとっては思い入れがある作品で、大好きな作品です。
一読目では、瀬ヶ崎さんの気持ちも、葉くんの気持ちも、なかなか見えてこなかったけど、読めば読むほどジワる。
とにかくスパダリな瀬ヶ崎さんが、無自覚天然な葉くんを好きすぎて、振り回したいのに完全に振り回されてる姿が大好きです。
葉くんがたまに甘えると、嬉しさを隠しきれずに顔を赤らめる瀬ヶ崎さん、もっと見たいです。
本当は料理だって出来るし、なんでもこなせるスパダリ瀬ヶ崎さん。
でも家事を葉に任せて、家では葉に甘える。葉には働かなくてもいいという瀬ヶ崎さん。自分の手の届くところに葉を置いておきたい。
ずっと続きを追っていますが、葉くんが自分の漫画を一生懸命売り込んでいる。
スパダリ瀬ヶ崎さんに釣り合うように、隣に自信を持って立ちたい、認めてもらいたい。「どうせ自分なんか」って卑屈だった葉に変化が。
言葉で思っていることを相手に伝えることがこんなにも難しく、でも大事なことなんだって思い知らされる。
瀬ヶ崎さんの子供の頃が天使で、萌えました。
まだまだ瀬ヶ崎さんの溺愛、執着を見ていたい。どんなに葉くんがグダグダイジイジしてても、それを含めて大好きな瀬ヶ崎さん。葉くんを思い切り甘やかして、ヤキモチ妬いて、ツンケンしながら溺愛する瀬ヶ崎さんをまだまだ見ていたいです。
凪良先生の作品が大好きで、こちらも遅ればせながら、先生買いです。
とても素敵な作品でした。途中苦しくて、後半、泣きながら読みました。
仕草や応対もほぼ人間と同じドールであるシンと、人間の南里が心を通わせ、恋人になる。
南里のシンに対する接し方がとても優しくて。そしてシンが健気で泣ける。
卵が好きで、切らしているとしょんぼりするシン。
シンの好きなものを食べてもらいたい、美味しいものを食べてもらいたい一心でバイトを増やしていく南里に対して、そんなに無理をしないでと諭す。
自分の幸せよりも相手の幸せを願う。
南里は人間だけど、ドールのシンにその気持ちが芽生える。
シンは南里のことが好きだから、南里の好きなものは好きだし、全肯定してくれる。一方の南里は、自分はシンのマスターだから、主従の関係があるからシンは自分のことを好きになって、肯定してくれているのか、それとも本当に愛してくれているのか思い悩む。南里はシンのことを本当に愛しているから。
南里からの溢れるような愛情を注がれると、首を傾げるシン。
マスターに奉仕することを喜びとしてきたシンが、愛情を与えられることに戸惑う。与えられると、バイトを増やす南里のことが心配になり、このままでいい、そばにいられるだけでいいというシン。
やっと南里は、自分がシンから愛されていると感じる。
たくさん愛情を注いでくれる南里が忙しくなるのが寂しいと感じるシンが、自分は「壊れてしまった」と言うところが、健気で泣ける。
互いを思う双方の気持ちが繋がった。
この心の通わせ方が切なく、かわいい。
阿部ちんたち仲間が心強くて、とてもいい。
涙なしでは読めなかった。
親との関係など、苦しい部分がリアルで、悲しい場面もあったけど、終始優しい2人が互いを思い合う気持ち、相手の幸せを一番に願う気持ちに癒され、救われました。
さすが凪良先生。自分にとって、とても素晴らしい作品でした。
麻生先生の描かれる作品が大好きです。
BL作品を多数読んできて、久しぶりに何か原点に立ち返ったような気持ちになりました。
BLには世間の目、家族や友人の理解、子供のことなど乗り越える高いハードルがいくつもあって、迷い、葛藤、覚悟をもってのり越えることで生まれる絆と深い愛情に、たびたび心を動かされてきたことを思い出し、心に刺さりました。
リアリティ溢れる2人の苦悩が切なくて、無心になって読みました。
上司である真木と、その部下であり常務の息子の須藤。
ゲイであることを隠し、特別な人を作らないという真木。
真木は最初から須藤に惹かれていた。
周囲に素性や本心は見せられないから、注意を払って他人とは距離を取る。
自分は臆病者だと言う真木。確かに、ゲイを隠して生きることも、公表することも
しんどい。
ゲイ同士にゴールなんてないのだから、深入りしないように、自分が壊れないように守っている真木。
付き合ってもやがて須藤が離れていくのはわかっているし、傷つきたくない。須藤の経歴にも傷はつけられない。自然とできる壁は傷つかないための自衛手段。
最初から諦めていたかのように、きれいに去ろうとする。
超えることができなかった2人の関係。
それぞれが本心に蓋をして、別れるところが切ない。
背負うものが大きくて、それと戦うでもなく、諦める。
他人と距離をとり深入りしなかった真木が、これまでびくともしなかった独りの寂しさを知る。離れて、はじめて本気で愛していたことを実感する。
電車の吊り革を掴みながら、本音を言うところが辛すぎた。
それに対して、どこか飄々として気持ちが掴みにくい須藤。
自分だって凹むと、自分の弱さを見せてくる。
「本気で俺と付き合ってくださいって言ったら、主任どうします?」
真木に委ねるような聞き方がとてもズルい。
でも真木だけではなく、須藤も追い詰められていたことがわかる。
須藤の本心は、あまりよくわからなかった。
でも諦めて固めていた決心が、真木の涙で一気に崩れていく描写がとても素晴らしかった。
須藤が、父親に正直に話すところは、涙がでた。
ずるいと思っていたけど、そうせざるを得ない重圧と、須藤の苦しみがわかったような気がした。
そして須藤は、真木を諦めた時の気持ち、計算、打算、決められず真木に結論を委ねたことを正直に真木に伝えた。
最後の最後で、弱いところを真木に見せてこなかった須藤の苦悩は、真木のそれよりも深いものだったのかもと思いました。
心理描写もストーリーも素晴らしかったです。
素敵な作品をありがとうございました。
実写ドラマ化おめでとうございます。
元若頭の片岡と、元下っ端組員の小田島。
この2人のキャラが好きで、下巻を楽しみにしていました。
シャイで無愛想な小田島が、男前な片岡のスーツ姿を直視できない様子がかわいい。
ずっと前から片岡に憧れていた小田島。
一方で軽いノリで、チャラく見える片岡ですが、何も考えていないようにみえるけど、配慮できて、男気溢れる漢。そんな片岡は小田島の気持ちを誰より理解している。
「最高の嫁だ」と小田島を紹介する片岡がかっこいいし、その時の小田島のなんとも言えない表情が最高です。
小田島の抱える闇が深すぎる。家族よりも朝日の存在が大切だったのがわかる。
朝日の墓前にお金を持っていったり、小田島が朝日を大切に思う気持ちが切ない。
極道の世界、小田島の家族の闇など、重苦しくなるストーリー展開が、片岡の軽いノリでちょうどバランスが取れているように思う。
花男、片岡、桐井組長の関係は個人的にやや唐突感が否めませんでしたが、片岡と小田島が魅力的で、面白かったです。
2人以外にも、花男と、けーちゃん、2人ともキャラが立っていて、気になる存在でした。
先生の絵も素晴らしかったです。ありがとうございました!
ストーリーが面白すぎて、さすがの人気作に圧倒されました。
不憫で健気な受けはあまり好きではなかったのに、礼の変化が著しくて、また俺様執着のエドの度を超えた執着が好きで、一気読みでした。
礼の問いかけに、無愛想に答えても、愛が溢れてしまうエド。
背負うものが大きすぎて、一般人には想像もつかないようなプレッシャーを抱え、独り立ちして、礼を迎えに行くまでのエドの精神力、何よりも礼が好きなのに伝えられないもどかしさ、執着ダダ漏れな王様に萌えました。
エドに日本で再会するまでの礼のことは、おそらく辛く、孤独で、がむしゃらに頑張ったのだろうなと思う。
金髪の男性をみると、エドとおもったり、妄想が可愛くて。エドがどこにいても、その幸せを祈っている礼、本当によく頑張った。
2人の幸せを願ってやみません。
高評価の通り、読む手が止まらず、一気に読み終わりました。
個人的には、溺愛攻め↔︎しっかり者で強気の受けが好きなのですが、本巻を読むと、攻めのエドの気持ちはうっすらと愛が垣間見えるが、礼はまだカゴの中の小鳥で、不憫な受けのままだった。
礼の母との別れや、母以外から必要とされたことがないなど、その不憫な出自を読めば、この性格もなるほどと頷くしかない。
そんな礼がエドの意向を無視して入学したり、学生生活の中でオーランドと出会い、自分の好きなこと、他の人から必要とされる喜びを知り、少しずつ自分の意思を持って、動き始める。
エドは当初は眠れない礼のためにラベンダーをもってきたり、世話を焼いてかまうが、同じ学校となり、優秀で目立つ監督生であるエドは礼に対して高圧的な態度をとる。またオーランドに対して、「礼に触るな」と言ってみたり。
エドは最初から最後まで、礼に対して傲慢で、横柄で、強気で、礼の行動を制限して、監視して、イライラしていて、執着している。
礼はエドに対して、好きだと伝えているのに、このこじれっぷり。
家族の中で居場所がないエドが、その燻る気持ちを礼にぶつける。怒りを発散させるかのように。
続編で、この関係がどのように変化していくのか、楽しみで仕方がない。
ふわふわとしたやさしい気持ちにさせてくれる、素敵なストーリーでした。
失恋で命を絶ち、生き霊となってさまよう漣と、離婚歴のある医者の那須川。
幽霊と人間の恋?と最初は思っていましたが、そんな設定がすっと心に入ってきました。
表紙絵のような、幻想的で、優しい作品でした。
幽霊の漣と那須川の本気の恋。でも漣は生き霊であり、まだ身体は生きていることがわかる。
生きている身体に霊を戻さないと、幽体ともお別れになるかもしれないことを予想した那須川の焦り。愛している人を失いたくない。
説得する那須川の言葉が重い。
君の絶望は俺が取り払う。君をひとりにしない。
生身の人間に戻った漣のことを、本当に大事に大事にする那須川が切ない。
漣を傷つけないように、精神的にも肉体的にも問題がないか確認して、とにかく見守っている那須川。
那須川がとにかく真面目で優しく、ほんとスパダリ。
そして、漣の苦悩。
生き残ってしまったこと。
家族のもつ、自分に対する複雑な想い、窮屈になりそうな気遣い。
漣の気持ちが想像できて、苦しい。
この漣の苦悩が、ファンタジーであるこの作品の重要なポイントだったと感じました。
ファンタジーの中の、リアリティ。
とても考えさせられることだったし、冷静に向き合う那須川はやっぱり素敵でした。
読後感もよく、やさしい気持ちになれる作品でした。
大好きな作品です!
1巻でハマって、爆速で読み進めました。
2人を見ていると、温かくて、やさしい気持ちになります。
尊くて、涙がでそうになります。
夢に近づくため練習に励むシンゴを、しっかりと応援しながら、支えてる瀧が印象的でした。
シンゴの大きな愛に喜び、信頼関係が強くなって、これまではなんとなく不安定に見えた時もあった瀧が、安定してシンゴを守ってる。
会えない日々を不安になったり疑ったりすることなく、
「シンゴも頑張ってるんだ、オレも頑張ろう」ってなる瀧、強くなって頼もしくなってる。
瀧のそばにいることができないシンゴの彼氏力が最高すぎて、泣けました。
泉が言った通り、誕生日最初のメッセージ!!シンゴの彼氏力ならやってくれると思っていました。素直に喜ぶ瀧がかわいい。
お互い自分より、相手の幸せを第一に願う関係、シンゴならどう思うかなとか、瀧がきっと喜ぶからやっとこうとか。すごく好き。
あと、泉と瀧の関係も尊い。
泉、最高にイイやつです。瀧の絶対的な味方。兄弟のような絆。
メンバーもみんなイイやつばかり。
ずっと見ていたい、応援したくなります。
素敵な作品をありがとうございました。
最近どハマりして、一気に読み進めています。
読めば読むほど2人がどんどん好きになる、大好きな作品です。ほんと大好き!!
2人がお互いを好きで、安心して読めます。
合鍵をもらって、素直に喜ぶ瀧がかわいすぎる。
前巻ではシンゴの男気にやられ、ベタ褒めでしたが、だんだん瀧くんへの溺愛ムーブが感じられて、嬉しい。
本巻では瀧くんが可愛すぎて、萌えまくりました!!
でこちゅを求めて、してもらった後に、「ありがとう」って!!癒される。
瀧くんが、シンゴの真っ直ぐで誠実な愛情を感じるようになって、クズ元カレとは違う気持ちを受け止めて、同時にシンゴもそこをわかっていて、瀧を安心させる。もうそんな彼氏最高ですよ。
瀧のこと、マルっと受け止めるシンゴの器の大きさ、男前。
瀧と一緒にいてくれてありがとうなんて、そうそう言えない。
あれ、瀧くん褒めようとしたら、シンゴのこと書いてました。
瀧がシンゴのバンドメンバーと仲良くなって、わちゃわちゃする感じも好き。
瀧マキも、泉シンゴのからみも良い。
とにかく永遠に見ていたい。
まだまだ続く、嬉しい!
試し読みをしたら、なんか好きかも、、、とストーリーにハマってしまいました。
ストーリーだけではなく、テンポや絵も好き。
表紙とタイトルから勝手に想像していたのとは全く違う、やさしい世界だった。
また大好きな作品に出会えて、嬉しいです。
瀧もシンゴも、人を傷つけたりしなくて、やさしいところが大好き。
特にシンゴは、見た目とのギャップ萌えと言いますか、
お礼をきちんと伝えたり、約束を守ったり、気遣いもできて、フェアで、男気あって、やさしい。
2人の根本の性格を、おばあちゃんとのエピソードで語っていて、それが心にグッときました。
瀧は過去の恋愛がトラウマみたいになっていて、途中依存ぽいのかと心配しましたが、そこはシンゴが瀧を安心させてあげて、本当に良かった。
瀧の友人や、シンゴのバンドメンバーもみんなイイ人。
続編を読みます。