年の差も激重感情も大好物な私、今にも天に召されそうな感覚です。
受けの真咲は、幼い頃から募らせたピュアな恋心がとても可愛いです。
それに対比して、年上として余裕そうに振る舞いつつ、真咲の幸せを願うが故、自身の恋心に嫌悪感を抱く攻めの晴臣。
優しい晴臣に焦がれる真咲、よそ行きの自分に対しての恋心だと拒否する晴臣。
追う真咲、逃げる晴臣。
……自分の感情を押し殺して逃げる年上って最高だよね!
一体結末はどうなるのか、お手にとってお楽しみくださいまし。
また、晴臣の書いた小説、これが物語において重要な役割を担っています。
美しい世界を切り取ったはずの文章が、いつの間にか自分を締め付けるものに変わってしまって……。
(本の帯の言葉に苦しむ晴臣のシーン、涙腺弱いせいか泣きました)
その他にも細かい描写で、ここってこういう意図なのかな?と考察できるのが楽しい作品でした。
最後に一言、
お幸せになああああああああ!!!!!!