羽柴と宮成が恋人同士になったあとの話
羽柴の風邪が移って成宮も風邪ひいて看病して...
恋人同士になってから羽柴は破廉恥なことばかり考えてしまっている中、夏休みになり花火大会にいくことになるが、花火大会に行ったことない羽柴が浮かれていたり、恥ずかしくて、下の名前で成宮を呼べなかったり、か、可愛い.....
可愛すぎるよ...
福引で、1等のヘアリゾート旅行券があたり二人で行くのですが、羽柴は成宮と赤い糸が結ばれていたけど、成宮は他の人と結ばれていたと明かす。
それがきっかけで少し喧嘩するけど、その後羽柴は成宮のことが好きだから、自分と結ばれて欲しかったって号泣するシーン、本当に心の底から好きなんだなと、それと同じくらい成宮も羽柴のことが好きで2人ともとても可愛くて限界オタクになりました。
最初は赤い糸によって繋がったかもしれないけど、もう今は赤い糸とか関係なくお互いのことが好きで、ただそばにいたい そんなふたりが可愛くてとても良かったです
年下上司×年上部下という設定だけでも癖なんだけど、この話はかなり心情描写がすごく丁寧に描かれていると思いました。
雨宮は若くして仕事出来て、色んな人に頼られているけどそれが普通だと思ってしまっていた。柏木が来てから初めはかなり距離を取ってたけど、柏木に褒められて泣いてしまってから少しづつ関係が変わっていく...と思いきや、柏木は前の職場でのトラウマがかなりの傷になっていて、雨宮が1歩住み出すと柏木は一歩後ろに下がるような...
埋まらない距離感がまさに絶妙でした。
柏木は自分はそんな人間じゃない。知られたらあの時みたいに...っていう気持ちが重くのしかかっているが故に自分で自分を苦しめている。雨宮はそれを知っているから少しづつ溶かそうと思っている。
かなり社会的な部分も描かれていて、とても良かったです。
本編ではキス止まりですが、小冊子ではかなりHでとても良かったです
全体的に同棲編 1巻より甘さがマシマシだった。
蒼空の後輩レオが隣に住んでいて、蒼空のことが好きだから、健人から奪うっていう当て馬ポジか?と思いきや、レオの砂糖症候群がかなりの重度でレオの背景もしっかり描かれていて、当て馬なのにどこか憎めないやつっていうのがまた良かったです。
1巻の健人の最低元カレよりは全然好感度があるタイプでした
最後には2人のとこを祝福していたので、やっぱり良い奴じゃんと泣きそうになりました。
離れていてもお互いのことを思っていて、結婚したいと思っていても自分はまだ未熟だからともっと上を目指そうとする蒼空に焦らなくても良い2人で頑張っていこうと励ます健人
2人とも性格がよくて良い関係すぎて大号泣でした
蒼空は想像以上に大型ワンコ系男子だったし健人のこと一途で健気で...笑顔が天気級に可愛い。
健人はThe優秀なリーマンのゲイ だけど好きになってハマってそれが苦味に変わるのがいやで、蒼空のこと本当は好きだけど付き合うのが怖いっていうトラウマを持ってて、健人の元カレ坪井があまりに遊び人すぎると言うか、坪井の歪んだ考え方が健人をかなり傷つけてて、坪井との過去が傷になって、蒼空と付き合いたいのに付き合えない状況を作っていた かなりの最低男だなと思った
蒼空の優しさとか包容力の高さとの差が生まれてて、そこが良かった
起承転結も素晴らしくて、すぐ世界観に引き込まれました。