クロカミーノメガネスキーさんのマイページ

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女性クロカミーノメガネスキーさん

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担当以上恋人未満のほのぼの同居ブロマンス。色恋沙汰に疲れた時に。

タイトル通り、同居人の佐野くんはただの有能な担当編集であって決してスパダリ攻めではございません。ここ大事。

小説家の四宮先生(和服堅物眼鏡)は生活を仕事に全振りして、家事もおろそかに、食事もカロリーバーで済ませ、何時間でもぶっ続けで小説を書く仕事人間。そんな生活を続けていたらついにぶっ倒れて(ただの寝落ち)、心配した担当編集者の佐野くんが同居して生活の面倒を見てくれることに。

毎日美味しいご飯を作ってくれたりお弁当を作ってくれたり部屋を綺麗に掃除してくれたりパンツまで洗ってくれたり…
体調確認のハグとかお姫様抱っことか、距離の近すぎる佐野くんに、いちいち顔を真っ赤にしてドキドキする先生。(恋のときめきではありません)
今時こんなウブでピュアな成人男性がいるか⁉︎いるんですよ!ここに‼︎

普段は身体から始まる関係とか両片想いセ◯レといった作品を好んで読んでいるのですが、この2人にはキスすらしてほしくないというか、何も始まらずにこのままの関係で老後まで添い遂げてほしい。だってラブが始まったらいつかは終わってしまうかもしれないから…

そりゃBがLする話は好きですよ。しかし最近波乱に疲れてしまいまして。2人を引き裂こうとする邪魔者の存在とか、勘違いのすれ違いで別れの危機とか、仕事の都合で物理的に引き離されるとか。
だからこそ、波乱もない、嫌な奴も出てこない、ただ2人のイチャイチャ(ラブではない)を安心して眺めていられる話を読みたい時があるのです。

ブロマンスってラブもエロもないのに面白いの?と思っていましたが、嫉妬だとか胸を締めつけられる切なさとか、色恋沙汰のあれこれに疲れた時に癒されました。本当にこのまま進展しないでー!

開幕モブレに思わずポチッ!(地雷注意)

様子見のつもりでしたが試し読みでの開幕モブレ完遂に思わずポチってしまいました(好物ですみません…)

攻めに心酔する執着男に「攻めの父親の情報が欲しければ1人で来い」と呼び出されまんまと向かう受け。もちろん罠でした!
執着男にボコられ犯される受け。攻めに抱かれたい執着男(本来はネコ)は恍惚の表情で「攻めさんが使った穴…♡」と受けをガン掘りします。
間接キッスならぬ間接フ◯ック?うーん倒錯…

助けに来た攻めが見たものは、ボロボロになり虚ろな目で床に横たわる受けの姿…(好物ですみません…)

執着男を半殺しにして受けを救出した攻めは、甲斐甲斐しく受けの世話を焼きます。
強気な受けもさすがに心に傷を負いますが攻めの優しさとHテクにすっかり陥落し…

前作では受けは攻めにギャンギャン吠えてケンカップル的雰囲気でしたが、2巻目は悪態はつくもののすっかり甘々になりました。攻めも優しくなったよ!
瞳孔ハートマークで感じまくる男性向け的表現はさすがピアスレーベル…♡

ストーリー的にも攻めの父親への復讐が一区切りつくなど、スッキリする展開です。(最後にまた何か企んでそうな怪しい男が出てきますが)

とにかくエロエロが見たい!でも甘さもほしい!という方にオススメです♪
鬼畜極道とはいうものの、どちらかというとファンタジーヤクザなので裏社会モノ苦手な人でも大丈夫かと。

スカッと爽快!見事な攻めざまぁ

健気受けが好きだったけど、最近モヤモヤすることに気づいてしまった。
力関係は完全に攻め>>>受け。モテる攻めは浮気まがいなことをしたり受けを蔑ろにしても許されて、控えめな受けは嫌われたくないからひたすら耐えて嫉妬や不満を飲み込んで何も言えない。こんなの理不尽だ。対等な関係じゃないよね?

そこでこのモヤモヤを吹き飛ばすために、攻めざまぁで評価の高いこの作品を読んでみたら、本当に見事な攻めざまぁでスッキリしました!

キラキラ芸術家で高身長年上イケメンの克己と大学時代から付き合い始めて3年の、ごく普通の平凡な新社会人の昭良。向こうからのアプローチは一切なくこっちから会いに行かないと会えないし、まともに好きとも言われてない。芸術に全振りしすぎて生活能力のない克己のために毎週末買い出しして家事して経理事務してたまに性欲処理に抱かれて…

これって恋人と言えるのかな?それともただの都合のいい存在?それでも好きだから…と、健気に耐えていた時に現れたのが当て馬の超美形ハーフモデルのリオン。
彼は克己がずっと絵のモデルにしたいと切望して追い求めていた存在。克己はリオンを目を輝かせて見つめて、自宅に住まわせ、ぞんざいな扱いにしていた昭良とは違い、甲斐甲斐しく世話を焼く。昭良は次第に嫉妬と不信が募っていき…

このリオンが引っかき回してくれます!何故か昭良に当たりが強く、事あるごとにdisってきて、ヌードモデル中の自分に克己は欲情しているとマウント。
絶対に敵わない別世界の住人に、克己とお似合いなのは誰なのかを思い知らされ傷つく昭良にもう涙です…

そしてとどめを刺される出来事がありプッツリと糸が切れた昭良はついに別れを決意。連絡を断ち、今までもらったものを全部送り返し…
さあお待ちかね、ここからが攻めざまぁのターンです‼︎

家に押しかけて来ても警察呼ぶぞと追い返す。やつれてても知ったこっちゃない。君がいなきゃ絵を描く意味がない、絵もやめる、家も売る、と言われても、それは愛じゃない。依存だ。このままよりを戻してもまた同じことの繰り返しになる、と突き放す。

そうそう!相手が変わらないのに簡単に許したら、反省がないからきっとまたやらかすもんね。
本当は未練があるのにキッパリ断る昭良は、もう耐えてばかりだった頃の昭良じゃない。

そして、お偉いさんや業界人の集まるパーティーの中心にいてあんなに華々しかった克己が、社会人としてはポンコツなのにスーパーでバイトしてパワハラ店長に毎日怒鳴られるまでに。
倒れるほどボロボロになった姿を見てようやく向き合う決心がついて…

昭良がそばにいて自分に尽くして当たり前、気遣いも思いやりも相手の都合もお構いなしだった克己が、ちゃんと相手のことを考えることができるヘタレワンコにジョブチェンジしたのを見て本当にスッキリ爽快‼︎
やっぱり攻めざまぁは二度と受けを粗末に扱うことがないよう徹底的にやらなきゃダメだね!きっとこれからの二人なら大丈夫、と思える爽やかな読後感でした。

なお思いが通じ合ったラブラブなHシーンは終盤のほうに少しだけ。攻めざまぁが目的だったのでその辺は問題ありませんでした。

小中大豆先生は初読みだったのですが難解な言い回しのないわかりやすい文体でとても読みやすかったです。他にも攻めざまぁがあるということで、他の作品もぜひ読んでみたいと思います。

不誠実な攻めと略奪泥棒猫に我慢の限界

飼い猫ポジションから恋人になり甘々な蜜月が見られると思ったら、突然の遠距離恋愛、双方にそれぞれ近づく当て馬と、波乱と試練とすれ違いのオンパレード。
長期出張の激務と淋しさに耐えてようやく帰還した受けに対するあの仕打ちはあんまりだ。
少々の波乱ならスパイスになるけどこんな胸糞悪い展開見たくなかった。可哀想は可愛いだけど可哀想すぎると腹が立って萌えられない。攻めざまぁへの序曲だと思っても無理。
受け贔屓なのでキツい言い方になりますがご容赦ください。
以下ネタバレ。



受けのタマさん不在の間に攻めのライくんは自分に好意を寄せる小悪魔系当て馬を家に泊まらせ朝まで同じベッドでイチャイチャ寝てるし、サプライズで早く帰ってきたタマさんに目撃された当て馬は寝取ったかのような勝ち誇ったドヤ顔。タマさんがショックを受けてもライくんはちっとも悪びれる様子なし。

何故かライくんは居座る気満々の当て馬をなかなか帰さず、調子に乗った当て馬はこのままここに住むと言い出す。その上「ライくんより仕事を優先するなんてあなたは猫失格。これからは自分が代わりになる」とタマさんに略奪宣言。
泥棒猫のあまりに図々しい言い草はまるで少女マンガの性悪ライバル女のようで腹立たしさMAX。

ライくんこそ飼い主失格じゃないの?
泥棒猫をつけ上がらせてタマさんをないがしろにする不誠実さが許せない。溺愛キャラだと思ってたから裏切られた感が半端ない。

可愛いほのぼの甘々路線だったのにどうしてこんなドロドロのキャットファイトに…
タマさんは出張先の当て馬をきっぱり断ってきたのに不平等だ。いっそダンディーで大人な当て馬とくっつけばいいのに。ちゃんと仕事頑張ってるのを見てくれている人はいるよ。

ライくんはそんなにずっと側にいてくれる子のほうがいいのならどうぞ泥棒猫とお幸せに。
ピュアで頑張り屋のタマさんが自分だけを可愛がってくれる新しい飼い主に拾われて幸せになるのを願っています。