ファンタジーもバースものも苦手と言ってると、最近はもう読めるBL小説がないので、表紙が魅力的だったこちらを手にしてみました。
結果、大正解!!
いきなり異世界じゃなくて、現実寄りの世界のドムサブを選んだのが良かったみたいです。
あ、心配してる方のために真っ先に言っておくと、スパンキングなどの痛いプレイはありません。
だけど、コマンドを使ったプレイは行われるので、ちゃんとえっちもたっぷりです。
受の陽太は妹のために働かないといけないのに、突然のサブ性発症。その上仕事も雇い止め。どうしようと思っているところで、会員制ドムサブクラブの仕事を紹介されます。
攻の弓削も、同じく突然のドム性発症。折しも世間はドムの支配力に反感を覚え始めている。うっかりグレアを放ったりしたら、風評から会社の経営に関わる…! というわけで、グレアをコントロールできるようにクラブに通う。
キャストと客として出会った二人だが、やがて本当の恋に…というお話です。わかりやすくて助かります(笑)
ドムサブな上難しいカタカナ名前や設定が出てくると、私なんかはすぐ振り落とされちゃうので…
そして、このお話は途中途中で攻めの弓削視点が入るんですよ。
受けのいないところで受けのことを思ってポンコツになってしまう攻めを見られるのが最高〜。終始にやにやできます。
ドムが社会的に問題視されてるから、弓削がドムであることは隠さないといけないんですけど、それによって二人の秘密感が増してるのも良かった。後日談のカラーの話は身悶えました…。
この設定だと、続きもできそう。出たら嬉しいな。
ドムサブって難しいのかなーとか痛いのかなーとか思ってる方にはお勧めできる作品です!