私はやはり【恋をするつもりはなかった】シリーズは大好きです。
このdoubleを読んで一番感じたことは、ロウくんは素直に自分の非を認められる人、「ごめん」と言葉にして謝れる人だなと思いました。そこがすごく好きでキュッとなりました。
だからといってよしのさんを悲しませたり、俺のものにしたかったと初めて執着したよしのさんという恋人がいるのにニコくんに「フリーだったら全然アリ」の言葉は絶対だめですが。しかもよしのさんはそれを知らない。
素直に謝ったらいいものでもないなーと。
いろいろな感想を読んでどれも言いたいことは分かりますし、そうだよねと思ってはいます。
私はみんた先生の作品が大大大好きなので、少しでも「この言葉の意味はなんだろう」「これってどういうこと?」となると戻ったりして納得いくまで読み込みます。
矛盾を全てなくしたい、先生が作品の登場人物に込めた想いを汲み取りたい、登場人物の心の深いところまで知りたいと必死になります。でないと落ち着かない!
そのくらいみんた先生の作品は大好きです。
このdoubleもこれから何度も読み返すと思います、モヤモヤザワザワとしている胸の中をしっかり落ち着かせたくて。きっと救われる何かが見えてくるはずと思っています。
個人的にですが、【恋をするつもりはなかった】という作品はロウくんとよしのさんだけの世界で見たいのでスイくんとニコくんのスピンオフは…私は…ごめんなさい。
二人が嫌いなわけではないです。
ただ恋つもはロウくんとよしのさんの物語、私の中で大切に大切に読みたい作品なんです。だから冊子の裏表紙に二人が描かれていたことに少しショックでした。そこもロウくん・よしのさんであってほしかったです。
今作に当て馬が必要ではあったのは理解できます。が出過ぎ感が…。(しかも全然不穏さが拭えない)
描き下ろし冊子のような、特典ペーパーのような甘く可愛い二人をずっと見ていたいです。
スイくんニコくんも幸せにはなってほしいですがスピンオフを見たいのではなく。
ロウくんよしのさんのだけの話の次作を期待したいです。
本当に大好きな作品なのでどうかこのザワザワする心を救ってください!