雑誌で作品を追っていました。
学園の王子・黒嶺蒼と、完璧王子・白波瀬嵐の恋の駆け引きが最高です。蒼の裏表のある性格が本当に人間くさくて、見栄を張ってしまうところも愛しい。
一方の嵐は王子として完璧なのに、蒼の前でだけ感情を揺らす姿がたまらない……。
“表ではライバル、裏では惹かれ合っている”という関係性の緊張感がずっと続いていて、
会話のテンポや表情の描き方が本当に上手い。
しかも絵が綺麗すぎて、ページをめくるたびにため息が出る。
表情のアップや視線の交差だけで感情を伝えられるの、さすが幾がお先生。
王子×王子という王道設定の中に、繊細な心理描写と恋の駆け引きが詰まっていて、“可愛い”と“格好いい”が同時に存在するBLでした。
これが読みたかった!と心から思える、王道の良さを存分に味わえる作品でした。告白の瞬間も完璧です!学園BLが好きな人なら絶対刺さります。神作品です!