草壁と佐条は、遠距離恋愛になっても相変わらずお互い相手にいちいちきゅんきゅんしています。
その中でなかなか会えない切なさも描かれていて不謹慎かもしれませんがとても美しいです。
この本では、どのコミックかの巻末で中村先生が書かれていたように2人の学生時代にしかない儚い美しさが浮き彫りになったと思います。読んだ後に同級生シリーズの素晴らしさをひしひしと感じました。
また佐条と同じ大学に入った城ノ崎くん目線のお話のように、佐条の色気に気づく人がどんどん増えるのでは…という杞憂をしていますw
私が衝撃だったのは原先生のお友達のコマっちゃんの過去のお話です。
「空と原」に登場して以来、彼がとても気になっていたのですが複雑な経験をしていたことは妙に納得できました。
上記のコミックで原先生への恋心があったことをほのめかしていましたが、今回は時の流れを感じさせる大人っぽい素敵なお話でした。
個人的にコマっちゃんと付き合っていた竜一は「ダブルミンツ」に出てきそうな破茶滅茶さがあってかなり好きなキャラでした。
そして有坂先生と響くんの話。
前編と後編があり、1巻には前編が収録されています。後編は2巻で読めます。
彼らのまだぎこちないけど幸せなお付き合いを見て思わず微笑んで読みました。
2人の初登場が強烈だっただけに、ほっとしましたw
そんな中で波乱が…?という所で前編は終わります。
私の乏しい表現力では、美しいとしかいいようがない作品でした。
こんな人たちがどこかにいたらいいなあと思います。
ススム:無口。愛想もないが、ロマンチスト。クローン人間。
モドル:前科がある。バイセクシャル。
ススムは完全無欠、といった感じではなくとても自然。ほぼ人間です。
2人は同じ職場で働いていて、一度体の関係を持ったことから惹かれていきます。
このカップルが凄く良かったです。shoowaさんの作品の中で一番好き。
モドルの言葉が場面場面の感情を表すのにぴったりすぎて切なかったけど、
ススムがだんだん人間らしい感情を持つようになって、二人がじわ~と幸せになる感じにきゅんとしました!
また、モドルが泣くとススムなだめるようにが優しく涙を拭いたり、キスしたりと、2人の間に漂う雰囲気が素敵です。
「向日性の扉」のような、ぐっとくる切ない作品が好きな人にオススメします。
主人公の大成のキャラクターがすごく素直で馬鹿でかわいいかった!
最後の方ボロボロ泣いている所の描写がキャラにぴったり合っていてくすっとなりました。
そして大成と幼馴染双子との関係のバランスが絶妙。
脇役の味を最大に活用していて、
読んでいて「こーゆー人と友達になりたいな」と思えるキャラだなと思います。
登場人物がそれぞれ魅力的でした。
最大に萌えたのは、
御徒町が後ろから大成を抱きしめ、大成が顔を上げたところでベロチュー♥
この素晴らしさは私の残念な文章では伝えられません…!
ここで身長差萌えを開拓しました~~~
ただ御徒町の感情が唐突に芽生えすぎて私には分かりにくかったのと、
展開が平行線・割とすんなり上手く行ったことを考えると、中立です。
あとイチャイチャもっとください…
何回も読みたくなるものではなかったかな…