私はBL小説に出会ってから、かれこれ20年目でたくさんのプロの小説から無料の小説まで読み込んできました。
私が某サイトで皇帝、オメガバースのお話を読ませていただき、手塚エマ様のプロの小説家顔負けの文才、構成力の才能に驚きを隠せず、すぐに他のBL小説を探して東京ラプソディの購入を決めました。
少しずつ味わいながら読み進めていきました。じわじわと確実に主人公の気持ち、攻めの男性の慈悲やいやらしさ、手に取るように文章から伝わってきました。
交わりも綺麗な描写で芸術の様な営みにとても嬉しくなりました。下品なのはもう懲り懲りです。
じれっとした気持ち割り切れない思い、悔しさなども感じました。
偶然も運命もない…すれ違いもあり、お互い気づかない気持ちにとても切なさを感じました。
また嫌味のない人間らしい女性も登場し、現実のリアルさも感じ取れてとても素晴らしく思いました。
最後は爽やかな風が吹く様な終わりにとても心が洗われました。
とても素晴らしい小説なのでたくさんの方に読んでいただきたいと、思いました。
手塚エマさん素敵な小説をありがとうございました。