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まふ17さん
レビュー数8
ポイント数32
今年度324位
通算--位
指定なし
1/1(合計:8件)
中庭みかな テクノサマタ
『沈まぬ夜の小舟』の番外編にあたる作品です。『沈まぬ夜の小舟』の後日談にあたるので、それを読んでから、こちらを読むといいとおもいます。 「年の差もの」が好きなこともあって、たのしくよむことができました。「受」が成長している様子もかんじることができるのが、よかったです。 「受」が、意外な行動をとるシーンがあり、すこし驚きましたが、そういう場面もふくめて、おもしろいとおもいました。 登場人物たちの「その後」の話が読めるというのは、読者として、ありがたいとおもいました。
月村奎 木下けい子
「眠り王子にキスを」とリンクしている作品です。この作品だけでも、話がわからなくなるということはないとおもいますが、「眠り王子にキスを」を読んだほうが、よりたのしめるとおもいました。 マンションの上階に住む歯科医師と、会計係をしている男性とのお話です。月村さんの小説によく登場するスパダリで、包容力のある「攻」が好きなこともあって、たのしくよむことができました。 2人のやりとりが、ほほえましくて、読んでいて、胸がきゅんとしました。
月村奎 サマミヤアカザ
大企業の御曹司と天涯孤独な居候という組み合わせです。スパダリの「攻」と、めぐまれない境遇の「受」という設定は、月村さんの作品でありがちですが、マンネリ化することなく、いつもおもしろい作品を生み出しているとおもいます。 切ないシーンもおおくありますが、基本的に、相思相愛なふたりのお話で、あまくて、ほのぼのとしていて、読んでいて、ほっこりしました。 「攻」はかっこよく、「受」はかわいいというBLの王道をいく作品だとおもいます。
月村奎 志水ゆき
月村さんの作品のファンなので、よみました。システムコンサルタント会社経営の30代の「攻」と売れない絵本作家の20代前半の「受」という年齢差のあるお話で、月村さんの作品で、多いパターンな気がします。 仕事ができて、お金があって、包容力のある「スパダリ」の「攻」と、年下で、お金がなくて、健気な「受」という組み合わせを描くのが上手な作家さんだとおもいます。全体的に、ほのぼのとしていて、ほっこりするシーンもおおく、たのしくよむことができました。
榎田ユウリ 岩本ナオ
こまかいことを気にしない会社員の久留米と、トラウマ満載の大学院生の魚住のお話です。味覚障害になってしまった魚住が、久留米のアパートに居座るシーンが、とても好みで、たのしくよむことができました。 BLに女の子は必要ないとおもっていますが、この作品に登場する久留米の元彼女のマリが、サバサバした性格で、この物語にかかせない存在だとおもいます。 まだ序盤ですが、これから、どんどんおもしろくなりそうな予感がします。
ナツメカズキ
「人外もの」は、あまり好みではないので、読むかどうか迷いましたが、好きな作家さんの作品なので、よみました。 相変わらず、絵が好みで、読みやすいと思いました。「受」であっても、しっかりと男性の体つきを描くというのが、とても好みです。今回は「人外」で、「人外」もきれいに描かれていると思いました。 不愛想甘やかし男やもめ と、人ならざる美貌の青年とのお話ですが、この青年の正体がとても意外で、びっくりしましたが、おもしろかったです。
『MODS』がとても好きだったので、こちらも読みました。 『MODS』でも登場したデリヘル「Rain」のオーナー、春がメインの物語です。春の過去が明らかになっていく様子が、とてもおもしろくて、夢中になって読み進めることができました。シリアス系のお話で、読んでいて、痛く感じることもありましたが、こういう系統のお話が好きなので、はまりました。 『MODS』でも登場したシロが、少しだけ登場してくるのも、うれしかったです。
借金を返済するために、ゲイ向けのデリヘルで付き人をすることになった信虎と、人気男娼のシロとのお話です。不幸な境遇の「受」が、幸せになっていくというBLではよくあちがちな設定だとおもいますが、ストーリーがしっかりしていることと、絵がきれいなことから、おもしろいとおもいながら読み進めることができました。男性の骨格をしっかりと描く絵柄が、とても好みでした。強いていうなら、シロの少年時代のエピソードが、もっと読みたかったので、それだけで丸ごと一冊描いてほしかったとおもいました。