スピンオフ元の2作品が大好きなのに、なかなか本作に手が出せなかった理由を上巻のレビューで書きましたが、この下巻を読んでみて読む前の不安は全てふっとびました。
それぐらい素晴らしかったですし、上巻よりもスイスイ読めました。
芥さんの著作の中には合わないものもありましたが、個人的にはこの下巻では何も違和感はなかったですし、とにかく構成力がパないです。
全体としてのまとまりや、キャラたちが遭遇する出来事、今後を大きく左右する決断、それらに突き動かされる彼らの感情に圧倒され、最後まで完全にその世界に没入して読み終わることができました。
それにしても快晴ー!車内やってくれたな!ありがとう!!好き!
ヨヒラも、雨情も…みんな良い方向に変わっていくのがすんんんnごく良いです。
そしてご安心ください、ハピエンです。
私のBL人生において確実にしっかりと心に残る、唯一無二の壮大なオメガバ作品でした。
本音では一人でも多くの人に読んでもらいたいところですが、地雷やモヤモヤ要素は多いと思うので、不安な方はぜひ他のネタバレしてくださってる方々のレビューでご確認ください。
特に前作、前々作がお好きな方で私のように躊躇している方にはぜひ読んでいただきたいです。
私にとっては名作です。
本シリーズを生み出してくださって本当にありがとうございます。
いろんなレビューを読んでキツい内容だと知っていたので、なかなか読む勇気が出なかった本作ですが、とあるレビュワーさんのおかげで偶然読むキッカケができました(感謝)。
スピンオフ元の「シークレットノート」「ハイドランジア ケージ」はどちらも大好きなんですが、それ以外の著作でもその2著作でもリアリティに疑問が残る描写がちょいちょいありました。
今回はそれが一か所に色濃く出てしまった気がしましたね…。
そもそも攻めのズボンまで下ろして「挿れろ」って誘ったのは受けの方なのに 一発当たり10万せびるのはちょっとどうなの、と…。
もちろん受けが全く誘ってなくて完全にレ○プだった場合はそんな少額では済まないのでしょうが、それでもモヤりました(昨今の時事ニュースのこともありますし)。
でも四葩(ヨヒラ)がこんなに重要な役割を果たしていた、と知れただけでも読んで良かったですし、樹くんのおばあちゃん登場で一気に心が温かくなりました。
全体的に表情が冷たいとの声もありましたが、私はそこまでは思わなかったですし、名前にまつわる話と展開との結び付け方にもグッときました。
スピンオフ元で事故にまつわるカラクリは知っていましたから、心の準備ができていた分、すんなりとあの展開は受け入れられました。
5話の車内でトトキが泣いた瞬間、私の目からも自然と涙が…。
前述の不満はあれど、スピンオフ元2作を何度も読んで愛した私にとってはこの評価以外ありえませんでした。
<注意点>
・スピンオフ元のキャラが結構出てきますし、ハイドランジアCPオンリーの短編も含むので、全作を読まれた方がより深く理解できます
・攻めが既婚者なのでガチ不倫です
・Ω全般の扱いは今まで見たオメガバ作品では最悪レベルに不憫でしたので、無理な人はいると思う
てかアジ太郎ww
快晴が相変わらず快晴で安心しましたw
それにしても、ググったら左右対称の特徴を持つ一卵性双生児って実際いるんですね。
知らんかった!勉強なりました!
2023年1月3日に読破。
新年一発目で大物当ててしもうたわ…と当時は大いに驚愕したものです。
しかも7月発売なのに1月ですでにちる点1000越えてた!スンゴw
まだまだ自分の知らない名作が この世にはあるのだなぁ。byみ◯を
My神作リストの中で例えるならば「憂鬱な朝」とか「艶めく闇と溺れる光」シリーズ、「辺獄のカレンデュラ」「ラブネスト(無印/2nd)」「繋いだ恋の叶え方」とか、それくらいのレベルのトータルバランス&満足度でした。
つまり絵のキレイさ(特に攻めが美麗ー!)・ストーリー&設定・キャラデザ&性格・えr 全部良い。
さらに色の意味・秘密明かし・伏線・タイトル回収、もうカンペキでした…。
これだけでもスゴイのに、巷に溢れるオメガバの設定に独自の解釈・要素を追加なさってるので 他の追随を許さない唯一無二の作品となり、それが朔ヒロさんの美麗な絵との相乗効果で さらにすごいことになっとる(語彙力
「BL AWARD 2023 ベストコミック部門19位」受賞作品なので、納得のクオリティでした。
クリスタルについては、オーラが見える人っているって言いますよね?ああいうものかと納得しました。
とにかくもう、どちゃくそオススメです。
タイトル通りです。
「年下ワンコx兄の親友(攻めの兄に片思い中)」で、攻め(つまり弟)の片想い状態からスタート。
ケンカップルとも言えます。
さらにややこしいんですが、兄はノンケ&重度のブラコンです。
ツーブロックの受けが美しい!
(著作の「その恋、成立なるか」がお好きな方、こちらもぜひお読みください!)
しかも、適度な美しい筋肉があって体格も攻めとほぼ同じなのサイコーかよ…(拝む
見た目も派手で、いっつも柄シャツ着てるのもツボです。
いつも偉そうにして嫌味ばかり言うのに、時折見せるしおらしさに 攻めと共にギュンとなりました。
ぜひネタバレなしでお楽しみください。
<モヤった点>
・なんでバイト先に普通に客として行ったぐらいであんなに怒るのか意味がわからなかった
・なんか時々顔がすごい縦長になるのが残念です(以前の絵柄の方が好き)
でも5話の扉絵はすっごいキレイ!
<注意点>
・受けは大学受験中に攻めにDTを奪われるので、青少年健全育成条例違反ぜつゆる勢は回れ右です
・4人女性が出てきますが、内3人がややウザめに感じる人はいるかも?
・攻めが3回泣きます(本音を言えば、できれば1回ぐらいにしてほしかった)
<こんな方にオススメ>
・男らしい、ややガッチリな受けがお好みの方
・チャラそうなツーブロックが実は…に萌える方
「兄貴の友達」や「兄さんの友達」大好きだけど、これもいいなぁ~と思える作品でした。
てか馬のほねwww
結局にーちゃんに全部持ってかれた感あるw
超人気作品なのでずっと気になってました。
単話版の表紙で「この2人、絶賛両片想い中」とあり、えぇ いきなりネタバレ…と思ったけど、まぁそれはそれでって感じで受け入れました。
リーマン同士で「トラウマ持ちの黒髪ゲイxノンケわんこ」です。
<良かった点>
ちゃんとまず友情を深め合ってるのが良いし、大人気なのホントすっごい分かります。
かなり丁寧に内面描写や心の機微が描かれてるのは本当にひしひしと感じられたし、そこがすごく良かったのですが…
<モヤった点>
・2024年発売ですが キツめのツッコミで頭を殴る描写(しかも職場で&皆の前で)があり、萎えました。
もう令和なのでやめてほしいですこういうの…すごく不快でした。
・キャラが自然にその行動をしてるんじゃなくて、まず絶対に描きたいシーンがそこにあって、無理やりそれに向けてキャラを動かしているように見えてしまいました。
例えば父親のことは他人に言いたくないのに、他人の前で父親とお金の話を堂々としちゃうとこ。
「費用対効果」発言も作り過ぎ感あります。
金持ちの人の陰口を言う時にそんな言い方するかな?って思ってしまいました。
・「しっかり色々準備してんじゃん」
セフレを何度も家に呼んでたので、それはそうでしょう…と。
こういう細部のツメが甘いと「あぁそうだ、私今BLを読んでるんだ」と現実に引き戻されてしまいます。
・頻繁に横顔やそれに近い斜め顔のパースやバランスが…。
以上、たまたま私には合わなかっただけなので、上記が全く気にならない方は本レビューは完全にスルーして本作をお楽しみください。
特にリーマンBLの王道がお好きな方には合うと思います。
発売と当時にソッコー読破。
てゆーかずっとコミックス化するの待ってました。
かすみ楼シリーズ「明鳥夢恋唄」「羅城恋月夜」に次ぐ第3弾なんですが、帯の「シリーズ累計10万部突破」ってすごいですね。
表紙をご覧のとおり、「人間x龍と人間のハーフ」です。
シリーズの中では本作が一番好きなんですが、特にいろんなテイストの龍がいっぱい出てくるので龍好きにはご褒美でしかないです。
最初は攻めの目つきがあまり好みではないな…受けも見た目がちょっとだけ女の子っぽいな…と思ったんですが、読んでるうちにそんなことどぉーーーーでも良くなりました。
受けは見た目に反して意外と中身が男っぽく、しかも細マッチョなのがすごく良いです。
しかもマッパーカー!萌えー!和と洋の美しい融合ですよ皆さん…
「羅城~」でくっそイケメンの鬼さんにボクサーショーツを履かせてくださった時も、なんて心得てらっしゃる作家さんなんだ…神か…と思いましたが、今回も見事にやってくれました(拝む
(マッパーカーとはなんぞや?という方はぜひ、束原さきさんの「Powder Snow Melancholy」をご一読ください)
「ルビーレッドを噛み砕く」(BL AWARD 2023ベストコミック賞19位)の時も思いましたが、朔ヒロさんの描く世界観は非常に独創的で幻想的、なおかつ壮麗というか…もぉおとにかく美しいんですよね。
さらに家族愛も萌えも感じられるという、とんでもない高コスパ作品です。
唯一難点を挙げるとすれば、意外と早い段階でえrいことしちゃうぐらい。
(できればもうちょっと後にやってほしかった)
以上、本作も上記に挙げた作品もすべて、ものすごくオススメです。
3巻読了直後、正直試し読みするまでもなく4巻も読むなと思ってました。
まぁ、ゆーても試し読みはちゃんとするんですけども。
えぇ、試し読み時点ですでに期待を裏切らないクオリティでしたよ。
トンカツでちゃんと括ってるの芸が細かいし。
彼氏がいて「愛してるよ」って可愛いこと言ってたのを騒ぐのかと思ったら、まさかのバス通勤の方?ww
イヤ そこなんかぃっ!
さらに S に濁点ww(この時点でアッサリ陥落)
今回はブロマンス要素少な目です。まぁこういう巻があってもいいんじゃないでしょうか。
<意外だった点>
酔った勢いで…な星先生がビックリするぐらいのすっごい笑顔
<今回のブロマンス要素>
・一緒に食事したくない星先生のオーラをいち早く察して助け舟を出す中村先生
(でも我慢できなくて結局時間差でセールの釜玉うどんと天ぷらを食べに行ってる星先生www)
・仲良く飲んでる小林先生&中村先生、しかも悩みとか相談しちゃう
<すき>
・イエまぁ、想像はできたんですけど…「最近心霊スポット行かれました?」
・「拳出さないの」
中村先生、今回メガネないシーンが多いのでイケオジ本棚に収納決定です。
(個人的な話ですみません)
2巻を読むきっかけがアレだったんで(←詳細は省きます)
2巻読了後、3巻はもう読むことは決定していたようなものでした。
それでも試し読みは一応したのですが、
・カレー二度見
・納豆のラベルのぐにゃり方
・役者が揃った
でもう駄目だった(アッサリ陥落
いやぁ~、予想を裏切らない面白さでしたね…これは売れるの分かるわ…
「さすがにブロマンス要素全くない巻もあるだろう」と思ってましたが、ちゃんとありましたね。
やっぱり「カラオケ行こ!」の作者さんなんだなぁ~と嬉しくなりました。
<今回のブロマンス要素>
・「~来世で~僕飼いますよ」
・(小林&中村)「また飲みに連れてってください」「うん」
・(小林&星)出会い編があり「仲良くなれそう」
<モヤった点>
トイレ用ブラシをあそこで洗うのはナイでしょうw
ツッコミ待ち設定だとしてもかなりゾワりましたw
<注意点>
・上記により、潔癖の人は要注意
・イニシャルG嫌いな人は閲覧注意
<すき>
「気がくるうのでやめてください」
↑だったんですね、知らんかった!
道理でレビュー数がどのサイトでもすごいことになってるわけだ…
実は1巻を読み終わった直後に、2巻どうしようかな~って思ってたんですよ。
ぶっちゃけ、試し読みの内容次第では ここでやめてもいいなって思ってましたハイ。
…もうね、試し読みの主人公の食べ方がリアルすぎて まず私の「リアリティガー脳」が撃ち落とされました。
「まぁまぁ、これで読むと決めたわけじゃないし」と読み進めていって、クワガタで手がくっ、と震えました。
「まぁまぁ(ry」と震える右手を左手で抑えつつ(笑ったら負け みたいな変なプライドもあったのかも)
「くるってんね」と違和感を覚えない小林先生でもう無理でした(陥落
<今回のブロマンス要素>
・写真をもらった小林先生の喜びよう
・(星&小林)プライベートでも Eメールを送り合っている
・わざわざ星先生のために小林先生が歩き回ってブツを(略)
・↑で照れる星先生
・コンビニで星先生の会計もスマートに済ませる小林先生
・とっても仲の良い兄弟
・小林先生の異変にいち早く気づいて 気に掛ける星先生
・様子まで見に行っちゃう&お茶あげる星先生
おぉ、こうやって書き出してみると意外と結構ありますねw
もともとシュールギャグお好きじゃない方にはオススメできませんが、もしお好きならぜひ。
「BANANA FISH」が語られる場で真っ先に挙げられる作品「ニューヨーク・ニューヨーク」で有名な作家さんで、著作「赤ちゃんと僕」はTVアニメにもなりました。
なので本作の存在は知っていたし、いろんな方々が絶賛していて気になってたんです。
そこへ今回、4/7まで1巻丸々無料だったので本巻だけ読破。
うぅーーーーん正直・・・元々絵柄があまり好きではなかったんですが、吸血鬼はマンガの題材として好きなので読みました。
結論から言うと好みからは外れていました。
<理由>
・主人公が辛い目に遭うのを見てられない
・暁の性格がすごいイヤ
(これからそこも覆るような展開あるのだろうけど、少なくとも1巻では彼の良さは分からなかった)
自分に同じことが起こったとして、置いてやれる余裕もなかったとして、ここまで酷い態度取れるかな?って思ってしまった。
・動物好きだからこそ本作のあのキャラが可愛いと思うけど、動物好きだからこそモヤる点もあります。
扱いが酷くて見てられなかったです。
・大人の男性が何度も泣きすぎ、と思ってしまった(リアリティに欠ける)
せめて1回ぐらいなら許容できたと思います。
<注意点>
ガッツリ刃傷沙汰あり(できれば見たくない派)
コウモリがとにかく可愛い!ので、おまけでこちらの評価です。
私には合わなかったというだけですので、上記が全然気にならない方は本レビューは完全無視して本作をお楽しみください。
飽きずにスラスラ読み進められるのは本当にさすがだと思いました。
著作を読むのは初めてでしたが、羅川さんの力量を感じました。