晃子さんのマイページ

レビューした作品

女性晃子さん

レビュー数272

ポイント数1692

今年度18位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

運命の恋シバ コミック

羽毛 

1話は高評価してました…(なので期待しすぎてしまったのかも)

試し読み増量中に1話終わりまで読んで、すでに心奪われてポチリ。

リーマン同士で「先祖がえりでシバ犬になるαxタチ専のΩ」。
本当に作者さん、犬がお好きなんだなぁ~と分かる描き方をされているので、犬好きにはたまらんです。
シバドリルまで!w かわよ…!てかシバ公てw メッセアプリの登録名が「シバ犬」w
子犬x2匹までおる!

ただ…やはり内容は以下の点が気になりました:
・横顔が縦長すぎたり、たまにパースや作画のアラが気になる(絵柄そのものはキレイだし好きです)
・「心の声が聞こえる」という設定はマジで要らなかったなぁ…さすがに恋愛漫画としては都合良すぎませんか…?
・畳に足の細い机や椅子はやめてぇええ畳が傷むぅううう
・受けを女扱い
・身長190cm以上x185cmにはとても見えなかった(それぞれマイナス10cmくらいに見えます)
・番った後のΩは死別だろうが振られようが契約解除はできず、新しい恋もできずに生涯ずっとαに縛られる
・なんと、また「実は過去に出会ってました系」BLでした…

でも車から駆け寄る姿は美しい…!
犬たちが本当に美しく、可愛いので存分にモフった気分にさせてもらえました。
この点において、大の犬好きとしては大満足です。

裸族の花嫁 コミック

せら 

ツボをわきまえた "えrえr" さだけじゃない!オモロイw

絵柄の好みなんてどーーーでも良くなるぐらい「プライベート・ストリッパー」シリーズが文句なしの神作だったので、他にも読みたくてこちらにたどり着きました。
なんとこっちの方が点数が高いんですね!
しかも2016年 BL AWARD エロランキング15位作品。
嫁系BLは普段なんとなく避けてるんですが…まぁ2015年発売だしな…しゃーない(ポチリ
以下、すべて "裸" に関連した3作品が収録されていて、つながった世界です。
(②③はリーマン同士)

①表題作(=全体の60%):「ジャングルの裸族x日本人の新人俳優」
試し読みの始まりは18ページ目に該当するので「ぇ、私ページ飛ばした?」って混乱すると思いますが、いきなりアレがガッツリ見えてて草生えましたよ。
この時点ですでに好きかも…ってなる自分がイヤだ(すきだ
蛇の作画も美麗すぎませんか…?リスザルも可愛い。
言葉通じないのに絵文字でうっすら理解できるのズルいてw
冒頭、無理やりはなぁ…と不安だったんですが、奇跡的にSiriは無事とな?!まさかの風習にビックリw
潔いほどにヤッてばかりいるので中身あんのかな?とまた不安になるも…一応ちゃんとストーリーはあります、ご安心くださいw
あんだけスパダリに溺愛されたらほだされるよな~って感じです。
でも受けの妹がインタビューで「超ウケる」って腹抱えて爆笑してたのだけはモヤりました…

<以下が好きな方にオススメ>
・TKB責め(②も)
・複数CPが同じ場所でそれぞれの相手とするシチュ(つまりスワッピングもNTRもナシ)

②「部下x上司」
頑なに裸を見せたがらない受けの秘密とは?
身長差があまりなくて、受けが男らしくてカッコイイのが良かった!

③「契約数トップx契約取れない、モッサリ営業マン」
眼鏡を取ると…?!の王道BL

<注意点>
①・表に「3P・複数」とありますが、2CPが同じ場所でお互いの相手と致すだけです。
その際 攻め以外との絡みは「受けがもう片方の受けとTKB責め&TNK揉みし合う」ぐらい。
・受けが当て馬からTKB責め&アナ指入れ、ストーカーからTNK揉みされます
・小さい恐竜や大きめの鳥が一瞬だけ出てきます
・受けが女性のミニワンピを着る着衣プレイあり
②・受けの元カレとの事後シーンが一コマあり
・受けが上下ランジェリー着ます
・受けが女性社員に抱きつかれたりチヤホヤされます

「先の読めないBL」「こんなBL読んだことない」そんな良作がココにあります

「境界の果て、とろける誘惑」と「赤い花、ちるちる。」をオススメしてもらったレビュワーさんから、さらに本作もオススメしていただきました。

試し読みした時、いきなり受けが攻め以外の人と強制的にヤる描写があったり、「ジーンリッチとは?」って脳内ハテナが飛び交ったり、登場人物覚えられるかな…とか(情報屋の社員と受けの髪型が似てるし、黒髪二人も出てくるし)思って一度断念してたんです。
でもそのレビュワーさんから「そこまで難しい話じゃない」と助言をいただき、さらに今回、著作を連続で二作(「神様~」と「赤い花~」)もスラスラ読めて大変満足できたため、こちらもいけそう!とポチリ。
結果、おっしゃる通りでした。
私と同じ理由で迷ってる方へ:ぜひとも読んでいただきたいです。
この唯一無二の設定・世界観やレトロ美しい絵柄が刺さる人は多いはず…!

人間と動物のハイブリッド獣人がフツーにいて、貧富によって生活圏を2つに分けられた近未来的な世界での
「情報屋x攻めに兄の所在調査を依頼した、貴族で若き当主」。
上記登場人物のうち2人が同一人物だと知った瞬間、「あ、助言ホントだ」と安心しましたし、「特殊設定が生かされてなくて残念」というレビューもちらほらあるので、ソコまで重要ではないのかな?と。
(皆さんには本当に感謝です)

受けが女性のように泣くBLはあまり好きじゃないんですが、本作は全くの無問題で、目頭が熱くなりました。
兄の正体は薄々は気付いてました。
前述の設定、私はよく生かされてると思いましたね。
兄に対するモヤモヤも攻めがガツン!と言ってくれたのでスッキリ。
タイトルのユニゾンは「同じメロディを複数の声や楽器で奏でること」なので、「二人同時に仮面をかぶる=嘘をつき続ける」。

小さくて意外と正直なナワテも可愛い。
ウカさんも性格めっちゃ男前!
「見罷(まか)る」という言葉は初めて聞きました。
相変わらずBLって勉強なるわぁ…

<誤字発見>
・×「プルトコル」→◎「プロトコル」
・×「本当に疎まれていやのは」→◎「いたのは」

<注意点>
・兄→弟への感情アリ
・読むと無性にザッハトルテが食べたくなります(当社比)

もっと評価されるべき良作(てか えぇえ電子しかないの?もったいない!)

「境界の果て、とろける誘惑」を教えてくれたレビュワーさんに「神様といっしょ。」の話をした時に、こちらの方が好き~と言われたので読破。
表紙からパースが気にはなったんですが…それはもう前述の2作で知っていましたので目をつむることに。
作中の作画は表紙や既読の他著作ほどは気になりませんでした。本当に美しいです。
この世界観や設定は多くの人に刺さるはず。

赤線地区が廃止された1958年(昭和33年)以降ぐらいで、偶然出会った
「人形屋の跡取り息子x元男娼の仕立て屋」。
受けが攻めの人形制作のためにモデルをすることとなり、交流を深めていって…というお話。
お互いがお互いに惹かれる心情がしっかりと理解できました。
同性愛は依然として社会的なタブーなので、そういった葛藤も描かれます。

前述の2作品でも花が象徴的に用いられていましたが、本作でも赤い花、特に椿が表紙や作中に描かれています。
花全体が首ごと落ちる様子が「死」を連想させるため、お見舞いにはタブーとされる椿。
なぜ受けがあんなに太いチョーカーをしているのか、にも掛かってきてる。

この世間知らずな攻め、カッコいいんです…受けもそばかすが可愛い…
「ユエ」は月の中国語読み(Yuè)からきています。
女装でロン毛カツラもかぶるんですが、なんとオンマユ!かわっ。
しかもツンデレの鑑ですし、言動はしっかり男性ぽいのも良い。

服が夏から冬、さらに春にかけてガラッと変わることで時間の経過を表現している…素晴らしいです。
一点だけ、スーツを仕立てるには採寸が不可欠なので、
「男性用のスーツをそこらで買ってきてプレゼント」はリアリティにかなり欠けると思いました。
ソコ以外は大満足なので、一人でも多くの人に読まれてほしいです。

<注意点>
・キスどまりです
・受けがキモデブおっさんに絡まれますし、過去に奴と首にまつわるトラウマあり
・チョーカーの描き忘れが3回あります。薄目でどぞ
・読むと無性に豆大福が食べたくなります(当社比)

人間同士CPを河童が(あっなんか語呂がイイ)見守るという、おそらく唯一無二のBL

談話室でたまたまトピ主さんが言及されていて(感謝です)、「境界の果て、とろける誘惑」が素晴らしかったし和風ファンタジーも大好きなので、河童の可愛さにも負けてポチリ。
なんとページ番号までが河童仕様w かわいいw
フクロウもトカゲ(七尾)も水の妖精?(三朗+四朗)もギャンかわ…
(活字では片方が"郎"で↗間違って(?)たので、イラストに合わせました)
河童の半ケツもかわ…(←お巡りさんコイツです

人間同士で「水の神様に捧げられた人柱(百果)x道に迷った元職業愛人(九十九)」。
直接的描写はないので受け攻めは(仮)です。
心に傷を負った者同士が出会い、救済されていく優しいお話。
仏教と深く関わりのあるハスの花がたびたび描かれるのはおそらく「再生」や「救済」を象徴しているのかな。
九十九が意外と男らしくて好感度上がりましたね。
「境界の果て、とろける誘惑」のインパクトに比べると…という基準でこの評価としました。
とにかく可愛いお話で、人外&動物好きとしては大満足です。

<その他 良かった点>
・おっきいバージョンの河童さんがイケメン!神同士CPの行方も気になりますね
・時々顔パーツのバランスがかなり崩れるのが気にはなるけど、やはり画力そのものがすごく高い
・「懸想(けそう)」とか知らない単語が出てきて勉強にもなりました

<注意点>
・受け攻めの親(or 養父母)が毒親でネグレクト
・唇に開けたピアスの穴x3からの痛々しい出血アリ
・設定にちらほらアラが見えますが、そこはぜひ薄目でw
(触れられない設定なのにめっちゃ触れてる、etc.)
まぁ神様なので神通力でエイヤッ!となるのでしょう、しらんけど

◆ebookjapanではタイマー無料で12話分無料です◆

スローモーションの宙を舞うパンツでこんなに感動したのは初めて

(「Life 線上の僕ら」と同じ本棚に収納しました)

評価数:3、レビューゼロ…ですと…?!?!解せぬゥッ!!
当方イケオジ大好き勢なんですが、本作は攻めのおじさん味(み)が好みではなかったし、"サバトラ" というキラキラネームに盛大にモヤったけど、「ネクタイとカマキリ」「花鳥風月」があまりにも良かったので迷わずポチリ。

「建築関係の社員x交通警備員の貧乏バイト生」。
2013年だから、スマホが普及し始めてるぐらいの頃です。
最初、私も受けと同じように食事をおごったり物を買い与えたりするのがモヤったんですよね…鯖寅を女性に置き替えたら正直微妙だなと。
人を猫に例えるのもなんだかなぁと思ったし、それに序盤は鯖寅の方の態度も悪いなと。
(一番モヤったのはおじいさんによる野良猫へのエサやり…周辺地域の衛生問題などにつながるので)
この辺で「今回外したか私?」って正直思いました。

でもその後「履き心地いい」ってお礼ちゃんと言ってるし、改心しててホッ。
ってか前の靴保管してたのかー!
しかも鯖寅が卵チャーハンつくって「これで対等だな」って!
やっぱすごい作家さんだ…もうほぼこの時点で☆5でした。
と思ってたらシフトレバーの描写とあのセリフでもうウルっときた。
マフラーのシーンも。
カムアウト問題や同性愛者としての結婚(つまり現時点日本国でできる限りの養子縁組)までを含めた、非常にリアリティのある深い作品でした。
素晴らしい。
ラストがかなりあっけなかったけど、これはこれでって感じ。

ぬこの描写もかわいいけど、やはり危惧したとおり正式な飼い猫ではなかったので…あぁなりましたか…。
でも残った猫にも救いがあって良かった。
ここでもかなりリアリティのある描写でビックリしました。

ガラケーがスマホに変わったり、冬服から夏服に変わったりして季節の移り変わりや時間の経過を表現してるんですよ…相変わらずすごい。
靴を買ってあげるシーンの「おいで」もイイ…。
Pixivでは番外編がいっぱい読めるので、本編読後にぜひ行ってみてください。

<注意点>
直接描写はバックハグやキスぐらいですが、えいちの匂わせ描写(=フライングぱんつ)あり

設定にリアリティがなさすぎて、すごく惜しいと思う。

表紙がキレイだな&攻めがカッコイイな、と思いポチリ。
1話でむむ、フィクションだなぁ~と思ったのですが、読んでったら印象変わるかな?と思って最後まで読破。
結果としてはやはり以下の理由でモヤりました:

①事前に18歳だと分かっている義理の弟の好きなものや趣味を全く知らないのに、まるで小学生相手に選ぶように独断で、スポーツ好きじゃなかったら全く意味をなさないサッカーボールをプレゼントするというブッ飛んだ感覚
(てゆーか妄想内での体型が完全に小学生。日本人でも18歳であの体型はかなり珍しいでしょう)
ド天然ぽさを楽しむべき作品なのでしょうが、この時点で「相手の人格や都合を全く想像できない人なんだな…」と印象づいてしまったので、その後 男らしい良い面が描かれていても、作品への評価は変わりませんでした。
弟というアイテムが欲しかっただけなのかな~…と。
「ゲーム機のほうが~」と言ってるけど、たとえゲーム機であっても、会ったこともない18歳にあげるにはふさわしくないでしょう。
もし自分が全然知らない18歳の男性に何かプレゼントしたいシチュがあったとして、ボールやゲーム機選びますか?

②親が再婚したからといって、25歳にもなる息子がわざわざついて行って一緒に移住→かなり非現実的
25歳じゃなく子どもだったらもちろん大いにありえますし、"たまたま" 伊に転勤とか、失業中で伊に自分探しとか、「もともと伊に憧れてて住みたかったからラッキー!」なら分かる。
特に再婚相手の男性の気持ちになって考えてみてほしいです。
もし国際結婚する相手が、自分と同じ性別の25歳を同居させたら、と。
自分がその25歳だったら、新婚生活のお邪魔になるから遠慮する(もし異性なら論外)。

③冒頭の「愛していい?」もなんですが、2話冒頭で「愛してるよ」
日本/伊語に限らず、「愛してる」をこんなに早々に使うかな?と。
そんなに軽々しくこのフレーズは…ましてやワンナイトの相手に…。
家族愛だとしてもおかしいし、そもそも血つながってないし、つい数時間前までは他人だったのでね…。

細かく言えばもっとあるけど(雪の中でバイオリン演奏とか現役が見たら卒倒モノ、ケースにも入れずに観光地などをウロウロしたり、18歳で再婚ならほぼ成人してるので普通はママ呼びじゃなく名前呼び…とか、どこでも喫煙するトンデモ女とか…)デビュー作のようですし、以下良かった点もあったので、作者さんをこれからも応援しています:

・(パースは気になりますが)絵がキレイ
・攻めが私の好きなロン毛&筋肉!でタトゥーもセクシー
・TKB責め良かった!
・理屈抜きにお互い好きになっちゃったんだなぁ~というのが感じられた

宗教が深く絡むお話。男らしい高身長受けが二人もー!(拝む

評価数たったの2ーーー?!?!?!まぢで解せぬゥウウッッ…!!!

計3CPのお話が以下の順で収録されていて、メインは表紙CP②です。
同性愛に寛容な国がある一方で、同性愛は死罪という宗教を信仰する国もある世界線です。

①1巻CP:
新婚初夜ついに!
私が食らった最大のネタバレ、オニキス王国の王子である陽道。
(なぜ鳥谷と彼が日本人名なのかは深くは追及すまい)
でも男性と結婚した時点で王位継承権は剥奪されるのか…シビアだな…
しかも親交国とのパーティーではテオが女性として紹介されるって。
2014年の作品だからLGBT系のあれこれが現在の価値観と違うのは仕方がないとはいえ、ちょっとそれはないんじゃない?と思いました。
まぁおそらく今風に言えば、対外的に「工事を望まないトランスジェンダー女性」ということにしておくのでしょうね。

②「①の結婚式で再会した年下のヒドラx航海士の鳥谷(とりや)」:
ここに来てまさかの元神父さん受け設定とな!
著作では珍しく(?)受けが男らしく、攻めとほぼ同じ体格です。
1巻に引き続き、ヒナ鳥がかわええw 8話の扉絵まで担当しとるw
そして、相変わらず船長の登場の仕方よwww
「俺の手でこの国を変えてやる」っていう攻めの当初の目的がうやむやになったのと、結局二人で心○しようとしたのはかなり残念だったなと(※ハピエンです)

<その他 モヤった点>
・ヒドラのピアスや鳥谷のメガネが消えたり現れたりするのなんでだw
・著作あるあるなんですが、「いう」が何か所も「ゆう」になってて、特にシリアスなセリフなのに萎える

③番外編「謎の眼帯男x船長」:
男らしい受け第二弾キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
お得すぎますこの作品!しかもロン毛攻めー!(拝む
不満点もありましたが、これでプラマイゼロとします!(何様?

<注意点>
・船長がモブ女性2人とイチャつきます
・1巻とはうって変わって、真っ白修正でした(ebj)
・1巻同様、deep throat 無関係ですw

純情・赤面攻め萌え属性の方、本日の会場はこちらです!(クソデカボイス

評価数たったの5ですと…?解せぬゥッ…!!

絵柄や作風が大好きで、名義が3つもある梅沢はなさん。
(=白塚さん=葉那さん、サークル名:僕の心臓)
海賊モノも大好きなので、本作も迷わずポチリ。

頭身とかスンゴイけど、パースなどの美術の基本を押さえたうえで美しくデフォルメされているので、相変わらず ほんっとーーーーに画力が高い。
"新ジパング"、"ヨコハマ港" という地名、着物も着てるし日本人名だから、ひと昔前の日本のようであり、"第二" 大航海時代だし、同性婚の言及があるから未来のようでもあり。
西洋っぽくもあるし、ドラゴンのような怪魚も出てくるので架空の世界っぽくもある。
すごい…この世界観はやはり、梅沢さんならではですね。
「ジョリー・ロジャー」とは海賊旗のことだそうです(ググった)

「大工x美しい男娼」。
受けを女性と勘違いして一目ぼれするも、直後に船長と受けがキスをしてるのを目撃して撃沈する攻め。
ここまで短髪な攻めは著作では珍しいし、一人称が「僕」なのもDTなのもポイント高し!
著作では珍しく(?)、即物的ではなくてゆっくりと進展していきます。
しかもちゃんと人間的に成長もするし、ストーリーも胸アツ。
クライマックスは圧巻です。やっぱりこの作家さん本当に素晴らしい…!
唯一無二の魅力を持った作家さんなので、もっともっと知られてほしいです。

船長もカッコいい!
でもなんで常時ヒナ鳥2羽連れてるのwww かわいいかよ!
(番外編でその理由も明らかになります。このぷるぷる感はグロスターカナリアかな?)

<モヤった箇所>
受けの一人称が「私」と「僕」なのなんで…?統一してくれ…

航海士の鳥谷(とりや)さんは2巻の主人公です。
2巻冒頭に盛大なネタバレがあるので(食らってしまった私w)、試し読みするなら1巻だけでオネシャス!

<注意>
・受けの、オッサン3人からの輪○を匂わせる描写あり
・性描写規制が厳しくなった2014年より前(2012年)の作品だからか、サイトによっては修正がかなり甘めです(意訳:ありがとう)
・deep throatとは「喉の奥までTNKを入れるフェ」ですが、作中には出てきません

「Life 線上の僕ら」と同じ、「なんじゃこりゃあ?!」本棚に収納しました。

スペインの、とあるアパートでの群像劇です。
「作品ナンバー20」とどっちを読むか迷って、表紙であっちに決めたのですが、結局タイトルが気になりすぎてこっちも読んじゃうというw
皆さんのレビューを流し読みして「リアルとフィクションの境目が~」みたいに書かれてたので
「ぇ、コレ実話BLじゃないよね?どういうこと?」って思ってたんです。
なるほどー!主人公がアパートの住人を観察して、フィクションを織り交ぜて(るのかどうかも不明だけど)小説を書いてるのかぁ。
以下5組のお話が収録されていて、直接描写はないため掛け算前後はすべて(仮)です。

①「3年前から裸族のアーティストx同居人のデザイナー」
「そんなに大事なものなのに失くすの?それってその時点でそこまで大事じゃないのでは?」
って思う方いらっしゃると思います。
これ…夫がまさに、こういう大事な物(彼の場合はお気に入りの傘3本)をすぐ失くすタイプなので、すっごい感情移入して深く理解できました。
夫も作中のキャラと同様、土砂降りの日以外は傘を差すこと自体をやめました。もちろん持ち歩くのも。

②「フランス系(?)男性x日本 or 中国系(?)双子」
彼は双子のどちらを選ぶのか?
ノアの方舟に例えるとは…!さすがです、参りました…

③「人形作家の老人と少年」
老人には青年期に別れた少年がいます。
ラストそうきたかー!これは激エモ…!
最近「カラオケ行こ!」を読んだので勝手にシンクロニシティ感じてます。

④「耳の不自由な黒髪青年xオネェ系ゲイ」
たまにえrが唐突だなぁと思う著作もありますが、本作は全くの無問題でした。
バラの活用法が素晴らしい!
(でも結局なんの日だったんだろう?エヴァの誕生日?)

⑤冒頭の二人「大家x小説家」
そうきたかー!第二弾。
これは唸らされましたよ…ここで☆5決定。目頭が熱くなりました。
ぜひネタバレなしで!そして描き下ろしィイー!

めちゃくちゃ惜しかったのが、冒頭 手書きのメモでフェリスの綴りが間違ってます…正しくは「Feliz」、「r」じゃないです… 最終ページでは合ってたのにな~
(例:¡Feliz Navidad!=メリークリスマス!)
作画の不安定さも気になりましたが、今回は読み終わってみると そんなことどぉーーーでも良くなるぐらい、素晴らしかったです。