シナリオ、音楽、グラフィック、声優さんたちの演技など、どれをとってもクオリティが高く素晴らしかったです。BLゲーム初プレイがこの作品で、その後何作品かプレイしましたがやっぱりクオリティが高いと実感します。
数年たっても好きで、何度もプレイしてしまうような作品はなかなか出会えないので、本当にプレイしてよかったです。
≪シナリオ≫
素晴らしいの一言です。宗教という難しい題材を扱っていましたが、それに対するメッセージ性などが嫌味にならないくらい自然と心に入ってきて、何気ないシーンでもまたプレイしたくなります。
また、それぞれのキャラクターが人間味にあふれ、魅力的に描かれているため、メインキャラクターだけでなく、脇キャラにも愛着がわきます。どのキャラクターも嫌いにはなれませんでした。
≪グロ・ホラー要素について≫
グロシーンのための配慮はありますが、スプラッタ的なグロさではなくどちらかというと精神的にくるものが多く、視覚的にきついものは個人的にはあまり無かったと思います。
ホラー要素もあるため、初回プレイはSEや音楽、声優さん達の演技もあいまって怖い所もありましたが、SEを消せばある程度緩和できるかと。
慣れればある程度平気になりますし、この要素があるために購入を躊躇っていてはもったいないです。
≪音楽≫
いままであまりゲームの音楽はあまり気にしたことが無かったのですが、この作品のBGMはどのシーンもマッチしていてとても好きです。音楽を聞き返すだけでも色々なシーンを思い出してジーンときます。ちなみにプレイ後、ゲーム内のEXTRAで聴けます。
≪グラフィック≫
プレイ後に、レビューサイトなどを見ていると、イラストが苦手で躊躇していた方もいたようですが、私は綺麗だと思いました。塗りが綺麗ですし、世界観にマッチしているので
好きです。強いて言うなら、時々スチルでバランスなどが気になる位です。
≪声優さん≫
プレイ後にお名前を知ったくらい、演じている方について興味を持っていなかったのですが、このゲームをプレイしてどの役者さんもかなり好きになりました。どのキャラクターもハマり役だと思います。
特に主役の東城直樹さん。幼少期の双子役、ジュニア生時代、ゲーム内のシニア生時代の双子役、青年時代などと、一人二役どころではないのに違和感のない演じ分けに感服です。
マイケルとガビィが話している場面では、画面を観なくてもどちらが話しているか分かります。
体験版が公式サイトにあるので、興味を持った方は是非プレイしてほしいです。FDも出ているので、本編をプレイしてハマったら、購入するといいかもしれませんね。