タイトルと表紙の雰囲気から考えていた内容と、いい意味で違いました。
私はドキドキして凄く面白かったです!
主役なのにスタートがそこからなの!?という新しさと
崎本というライバルの存在と心の内と意外な関係。
途中で、もしかしたら誰も幸せになれないんじゃないかと不安が過りましたが
そこは西原先生、全然心配はいりませんでした(笑)
読後感はかわいいの一言でした。
主役じゃないのに表紙を飾っていた八重野くんがかわいい。
描き下ろしに凄い個性の強いキャラが出てきてビックリしましたが
崎本の今後に妄想が止まりませんでした。
みんな幸せな感じで良かったです!
でもできれば続きが読みたい。
一冊全部が表題作というだけでも満足しなくちゃ駄目かな、と思いながらも
西原先生の作品はいつも続きがもっと読みたくなります。
すごい…ふり幅すごい…。
とても綺麗な絵でとても好きです!
私は兄弟とか親子の血縁が好きだしヤンデレとか闇要素も平気なので
収録作品は全部楽しく読むことができました。
できましたが…何故ラクダさんのお話しと一緒にしちゃったのか(笑)
読みながらテンションを何処へ持って行ったらいいのか気持ちの切り替えに苦労しました。
でも好き。
動物ものにも純真な受にも弱いので、ラクダさんの話は涙ボロボロ出ました。
血縁ものはハラハラしたりドキドキしたり、一緒に病んだ要素を楽しみました。
まだ隠している作風があるのかな。
次はどんな視点からの作品を読めるのだろうと、次回作が楽しみでならないです。
絵は凄く好きです。
多分、今後も話の内容はどうであれ絵が好きだから買ってしまうであろう作家さんです。
魅せ方も上手いし、強引な攻が好きな読者は多いと思うし
ツボにハマると堪らなく萌えさせてくれる方です。
ただ、どうしてもワンパターンさが否めなかったです。
一冊目も読んでますが、一冊目はそれでも良かったです。
でも二冊目まで代わり映えしない設定を引きずっていると、三作目もまた
話の流れは全部こんな感じかな?と。
私が贔屓している「絵」と言う要素を抜いたら
強引に襲われてヤられちゃって、流されちゃって結局いつのまにか
“アレ?両想いなの?それでいいの?”という、受の葛藤も無い話。
うーん、ズバリこれは話の内容云々と言うよりも
襲われている描写のプレイを楽しむ漫画!ですかね。
西原先生の3Pもの!
私は3Pも三角関係も好きなので楽しみにしていました。
電子の方で読んでいたんですけど電子より早くコミックスがでた?
電子には無かった3話目の完結と描き下ろし4コマなど入っていました。
表題作は愛され系目つきの悪い子、ヒロに
優しい顔して優しい思考が過ぎる為にやや変態な充と
悪い顔してやや変態な思考を持つけどヒロの為にたえる努力をしてみる宗吾が
わちゃわちゃとしています。
充と宗吾も仲が良いのでほほえましい、でもエロが結構沢山な作品でした。
乳首が多かった(笑)
同時収録の『隣の先生!』は、隣に住む不幸体質の高校生男子の事が
心配で放っとけない、保健の先生(働いてる学校は別)のお話しでした。
あぁ可愛い、可愛い。
不幸体質って大変だけどポジティブ思考というか
不幸に慣れるとこんなに動じなくなるのか・・・と思ったら
人並みに傷ついてみたり、とにかく庇護欲が掻き立てられるのが分かりました!
目つきが悪い子な訳じゃないけど、キラキラしている訳でもなく
顔が女の子みたいなのがどちらかというと苦手な私には
ちょうどよく『かわいい!』と思える路線でした。
お話しの方もホンワカしてキュンキュンして大好きでした。
あとがきの装丁について書かれていた所で笑っちゃいまいた。
こっちの子の耳のピアスについての理由も書いてあって納得。
色々考えて作られてるんだなーと思いました。
私は基本的に電子書籍でリサーチしてからコミックスを買っています。
これはよく使用するサイトにバナー広告で出たのがきっかけで、
もう本当に頻繁に出てくるので気になってはいたんですけど
でも電子配信のレビューが結構低評価だったのも「う~ん」と迷う所でした。
でも書店でみかけたので思い切って買ってみました。
が、やっぱり失敗でした。
レビューを信じておけばよかった。
広告で出ればDL数は上がるんだろうけど・・・。
設定ネタ的なものはあるんだと思います。
でもBLのLって何だっけ?と思わされました。
萌える痛さじゃなくてただ痛い。
終始うーんと首をかしげて最後まで読めませんでした。
エロはエロです。
エロメインなんだなと言うのは一目瞭然でした。
これはツボや好みの問題なんだろうけど、やってる事はそれなりなのに
エロく感じないのはやっぱり萌えなかったからでしょうか。
生々しくないと言うか、線が硬いと言うか・・・ごめんなさい。
ARUKUさんの漫画は一通り全部持っていて大好きなのに…
でも読む前にはいつも身構えます。
読んだら読んだ後は絶対に裏切られることがなく『素敵だった!』と思えるって
分かっているのに絶対的な切なさや儚さを含んでいることが多いので
世界観に引きずられるのが少し怖くて、読む前に精神統一してからしか読めません(笑)
この度もそうでした。
1巻からの謎も綺麗に溶けて、未来は明るく終わり、読後は大好きだ!
やっぱり素敵だった!と思いました。
摩訶不思議で愛らしい生き物たちも可愛かった。
でも、動物ものに弱い私は本当に泣けて泣けて仕方がなかったです。
これを描き切ってしまうんだな。
先生は描きながら泣いたりしないのかな。
出来上がった漫画だけでなく、描かれた先生の事も、強いなって思える漫画でした。
主人公たちは色々乗り越えて、本当に素敵な未来へ続いて行く終わり方なので
絵には賛否あるみたいですが気にならないようなら楽しめるんじゃないかと思います。
私はこの絵にどハマリしているのでこの絵柄じゃなくちゃいやです(笑)