ひどい父親の登場で椿くんがなぜああなってしまったのかがよくわかる、切ない今回。
そして自分の事以上に悲しみ、怒る兜くん。二人の関係が本当にピュアで尊くて想いが深まる程に、兜くんはもう死んでいるという現実が突きつけられて辛い。
お茶目な兜くんに、優しい笑みを浮かべる椿くん⋯切ないよ〜!!
それにつけてもイビツくんの底知れぬ不気味さよ。可愛い彩くんとみんなとの学生生活が楽しくなる程、いつまでこの日々が続くのかこちらまで不安になってくる。
そして明かされる兜の本音。一体どうなってしまうのか〜!?
どんな結末になるのか想像がつかない。ぜひともハピエンでお願いします!!
中2の時に転校してきた一織は鉱物や宝石が主食の「鉱物食」の人で、その近寄り難い美しさと異質さで周囲と馴染めない彼に強く惹かれた碧生。
料理人を目指す碧生は一織のために鉱物食メニューを考えるようになり2人の仲は深まっていくのだけど、鉱物を食べる行為がとてもエロティック。
そして碧生の作る鉱物食の美味しそうな事!天然石の好きな私は、その味を想像しながら読んでてワクワクした〜。この発想が素敵!
それまで食事が苦痛だった一織にとって、美味しくて美しい料理と碧生と過ごす時間が至福のものになっていくのがわかる。
大学生になり隣の部屋に住むようになって、一織に食べられたい想いが募る碧生⋯。
お互いに大事で唯一無二の存在だから一織も碧生を喜ばせたいと思うけど、鉱物食の唾液はものを溶かしてしまうので口や舌では相手に触れられず、生殖能力が機能しないので下半身も使えない。
これからどうやって2人が愛を育んでいくのかとても気になる〜。
宝石の煌めきのようなピュアな関係が、キラキラ眩しい素敵なお話。続きが楽しみです。
強いて言えばページ数がちょっと少ないので、もう1話足してから単行本化しても良かったのではないかとも思ったり。
Xで読んでいて大好きだった2人。あらいぶに続いてついにいちはるも単行本に!嬉しや〜!!
生まれた時からずっと一緒だった幼馴染の2人が、ある日を境にドエロイ関係に。それは突然のようでいて、お互いへの深い気持ちが根底にあったからこそだよね。
春太が好きすぎる一弥のおバカな溺愛きゃわたんぶりが最高だし、余裕に見せて煽ってくるけどやっぱり一弥が大好きな春太の可愛さよ〜!
あらいぶのピュアすぎる展開も胸キュンでたまらないけど、ヤリたい盛りのいちはるのエロキュンも最高峰にLOVE!!
一弥のパーカーで学ラン姿も良き。2人のママが仲良しでまた可愛い。愛しいで溢れてる世界。
スモブルを読むと人生って色々あるけどいいな⋯ってしみじみ思う。家族の事、仕事の事、愛する人の事。様々な出来事は全て未来へ繋がっていて、無駄な事なんて一つも無いのだと。
少しずつ時を重ねて一緒に歳を取っていくのが、すごくリアルで愛おしい。
環は本当に名前の通りの良い子だし、久慈さんの涙と後から泣けてきちゃう朔ちゃんの涙もたまらない。読んでるこっちも一緒に泣いちゃう(涙)。
そして久慈さんはロン毛の方が私も好きだ!切らないでね〜。黒髪ロン毛攻めは正義!!
2人の日常の何気ない会話もベッドでの熱い抱擁も、全てに胸がキュッとなる。この時間が永遠に続いて欲しい。描き下ろしの黄色いおパンツも最高でした!
会社員の辰巳は、推しのメン地下アイドルこたろーが突如辞めてしまい失意のどん底に落ちる⋯。
忘れようと頑張り続けていたある日、スーパーで偶然再会したこたろーはソックリの男の子と一緒で。子連れになってた推しとまさかのお付き合いが始まるという夢のような展開に。
辰巳のオタクっぷりが突き抜けてて、動揺も何もかも共感の嵐!そして何と言っても息子慎太郎の可愛いさよ〜。もうほんとあざとくてずるい。でも好きっ!可愛いは正義!!
元嫁との経緯や慎太郎誕生までの説明はないけど、それはいらんのか?若気の至りですぐ離婚⋯だったのか??
推しは遠くから崇め奉るのが正しい姿だけれど、でも人として向き合って家族になれたら最高よね。
2次元の推しもいるわたくし、推しとなら破滅してみたいwww
楽しくてほっこりする、安心のハピエンです♡
元レジスタンスのミカは矯正施設に拘束され過ごしている。ミカの管理をしている旧型のロボット形状リールーはエラー続きだけれど、ミカとは気持ちの通じるところがありいつしか親愛関係が。
ある日無理やりリールーのトートを新型と交換させられそうになり施設を脱走したミカは、目の前でトートが破壊されそうになり自ら施設へ戻るけれども間に合わず⋯。
その後人型の新型にお世話されることになるけれど、そこにはしっかり旧型トートの記憶が残っていて、やっと現実に抱きしめ合えた2人に涙〜!
人の命には限りがあってだからこそ一緒に過ごせる時間が大切で尊くて、でももし愛する人が亡き後もずっと一緒にいられるならそれを拒む事ができるだろうか?
どんどん技術が発達してAIとの会話が日常となった現在、こんな未来はそう遠くないのかもしれない。
でも時代がどんなに進化しても変わらぬ大事なものは何か。それを教えてくれるような一連のシリーズだった。
この後もまた続きが読めたら嬉しいなぁ。
AIの作ったニューオーダーAIが人間を保護している世の中。
AIに管理されながら働くスルガとサガミは、旧オールドAIの記憶のコアを見つけ筐体に移植すると、それは2055のあのアオイのものだった!
サーファーだったのに板には乗らず、海に潜るのを繰り返すアオイ。弥凪の欠片を探していた、その行動の意味がわかった時にはたまらない気持ちになった。
かつてオールドの尊厳を守るため活動していたオリジン(人間)のスルガもまた、事故により頭部だけニューオーダーとなって生き返っていた衝撃。
スルガに生きていて欲しかったサガミの愛、アオイと弥凪、それぞれの想いが痛い程刺さった。
人として生きるって何だろう?と考えてしまう、深い作品。