主従関係からの相愛大好き。
すれ違いからの逃げる受け追う攻めというシチュエーション大好物。
異能モノや人外が出てくるファンタジーとても好き。
伏線の回収が鮮やかなストーリーものすごく好き。
おいしそうな食事シーンがあるお話かなり好き。
もふもふとした生き物がいいポジションにいる展開めっちゃ好き。
脇役が脇役じゃないような味のあるキャラクターが多い小説非常に好き。
絶望から希望へ。闇の中へ光を。
状況を感情をひっくり返す救い出す、読者の祈りを叶えるような波瀾万丈な物語は、途方もなく大好き。ハッピーエンドはもちろん必須。
そんな欲張りな読書欲を全部叶えてくれる物語がこの『忘却の死神は冷酷な皇帝を守りたい』です。
このお話は、“なにかを代償にして願いを叶えるがその献身はなんのためか誰のためか”を丁寧に綴ります。過去を交えた情景豊かな描写に、すべての登場人物たちの、個々の“想い”がぐっと胸にきます。
葛藤と困惑の序盤、不穏と焦燥の中盤、感嘆と大歓喜の終盤、大団円の結末までノンストップノーストレスで楽しめます。
バトルシーンはめちゃくちゃ描写がカッコよくてどきどきするし、お楽しみシーンは“陛下の御身が大暴走”でとても良き。
シリアスな内容をコミカルに仕立ててあるので読みやすく最高におもしろかったです。
“攻めが受けを失いそうなピンチをどう回避するのか”というとても胸熱な命題。それのクリアの仕方が拍手ものの作品なのでレビューを書きました。
とてもオススメな一冊です。