ここ最近、木原先生にはまってます。
ファンの方々や先生ご本人からも痛いのもあるというので、なるべくハッピーエンドなものを選びつつ。
タイトルの『B.L.T』どこからきてるのかなと思っていたらBLTサンド。ここもポイントで(今と違う少し時代を感じる反応、自分も同じ年代だったので当時の時代の雰囲気を感じます。でも古さを感じない)萩原さんの「そんなの料理に入りませんよ」それが唯一大宮が作れて千博が「食べられる」と言った手づくり料理。その元は高野作だったり。高野が作ったサンドウィッチを気にもせず横から手をだし口にしたシーンも印象的。
北澤は良くも悪くも本音が先に出てしまい、自分でも語っているけれど、大きくなってわかった、大宮になら言えてしまう自分のことや気持ち。
そして、大宮の大好きだった人の自分本位の行動に翻弄され疲弊しすぎて最後は死すら願ってしまう過程は涙がでました。あんなに好きだったのに、何も心揺さぶられない。そこで一瞬の触れ合い、北澤との一瞬がキラキラと光ってみえて。光と影のような対比を感じました。
それから、新装版で読める短編がそれぞれ先の物語を補完していて本当に良くて。
千博と北澤が全く違うタイプなところが浮き彫りになるところ、なんとなぅの平和な日常が送れている千博にホッとして、知らなくていいこともあるよなと。
最後は自分もダイバーだったのでとても共感でき映像が脳裏に浮かびました。
読んで良かった…とても面白かったです。
木原先生の作品は読むのに心の準備がいるというか…なので、少ししか作品読んでないのですが。
こちらは比較的甘め(?)というか、ロンちゃん大好きモモのお話。モモの少年期十代のダメっぷり、絵に描いたような落ちていく様は読んでいてけっこうしんどいです。
なんで同じようなことを繰り返して繰り返していくの?!でもそうゆう全てが今のモモを形成していて、今幸せで本当に良かった。
両親のくだりも兄の死も、涙無くしては読めなかったです。ロンちゃんがロンちゃんで良かった、本当にお似合いの二人です。
ヤマシタ先生の挿絵も素敵で、自分でもイメージしたりして、とても好きな作品の一つになりました。
もともととても好きだった作品、特装版で発売されるなんて、すごく嬉しいです。
以前、でりこ先生がSNSでこの作品について「今はこういうの発表できないかも?好きな作品なんだけど」という趣旨で触れられていて、速攻読んで、たまらなく好きだなと思った作品です。(今はポリアモリーも認知されてきたので良いかも)
それからしばらく経ってからの特装版、しかも小冊子付き。ありがたい、この一言に尽きます。
紙で読むと拾の可愛さが際立ち、タケの武士っぽさ
に惹きつけられ、ミネの柔軟さをなんだか可哀想に思い。
最初読んだ時は峰可哀想…と思ったけど、最終的にミネ中心に回ってる感じがなんとも堪らないです。
大人になった3人も見れて大満足です。