二人の家庭環境、性格、仕事への向き合い方、など、この二人なりの価値観ややり方で進んでいく恋模様を読んでいく作品ですね。
なので、リーマンBLってこうあるべき、とか、こういう流れなら次はこうじゃないか、とかっていうデフォルトが当てはまらないで展開していくのが、逆に唯一無二の感じがして良かったです。
そのため、少しわかりにくい言い回しなどもあったかなと思いますが、それもこの二人だからこその言葉のチョイスであり、二人がわかってればそれで良いのよ!という目線で見れば、ひたすらハッピーエンドへ進む二人を暖かい目で見守る楽しさがあります(*^^*)
リーマン物である以上スーツの描き方には並々ならぬ拘りを持っているスーツフェチの私ですが、そこはとてもお上手でした。(皺とかピッタリしてるとことか逆に浮く部分とか…不自然だとやっぱりお話しが入ってこないのでね(^^;)
後、手の描き方。位置や指先まで拘って描いていらっしゃる印象を受けました。男性のセクシーさ(BLでは重要ですよね!?)が何気に出る部分かと思うので。
キュン・切なさ・エロ・作画、どれも良いバランスで摂取できた作品です(^^)d
雄っぱいっていうと、割りとしっかりガチムチ系が多い気がしますが、こちらの受けくんは高校生の範疇内の程よいふかふか雄っぱい♪ そう!体格良い方が受けという、私の中で今一番熱い設定でもあるのです! 衣吹(受)のピュアさ素直さに感謝。でもチョロく流されてるって感じないのは、幼馴染みの絆を感じるエピソードや、ちゃんと自分から受け入れ態勢作ってくれてるから♡ 仁葵が、最初はいたずら心から始めたことにズルズルと沼っていくところ、見てて面白かったです♪それについてちゃんと謝るところ、好感持てますよね~。 そしてもう一人の幼馴染み琴音ちゃんもグッジョブです☆どちらかと言うとBLに女子はいらない派ですが、こういう子は大好き♪ 出てくるキャラ全員毒がなくて、ひたすら二人の世界でイチャコラしてくれて、クスッとできるところ、キュンとできるところがバランスよく入っていて、とても楽しく読ませていただきました! ちなみに特典も良きなので、紙本での購入もおすすめしたいです♡
今回も目黒くんの甘え上手な部分と雄スイッチ入る部分のギャップに萌えさせていただきました。
そして、親との確執に悩んで涙する姿、切なかったです!初めて見る姿だから余計に気持ち持ってかれました~(;´д`)
ただ!今回は水野さんのかっこ良さが際立っていたと思うんです!序盤こそ通常運転のうじうじ可愛い水野さんでしたが、目黒くんの心の暗い部分に触れていくにつれ、付かず離れずの距離感を保ちつついざと言う時には真摯に言葉を伝えてくれて、さすが先輩!と思わせてくれるシーンがたくさんありました。恋人としてこうありたいって言うのが、1巻の時より格段に確固足るものになってて、かっこ良かったですね~(≧▽≦)
でもラスト可愛い部分もちゃんと出してくれて、やっぱり2人ってこういう雰囲気がお似合いだよねって思えるラストでした♪
まだまだ色んな顔が見たくなる2人ですね!
人外は今まで全く読んでこなかったのですが(特に琴線に響かなかったので)、こちらはキャラデザに興味をひかれ、人外デビューに選んでみました。
ラブコメと筋肉至上主義なので、デビューするにはちょうどよい作品でした!
コメディ部分がとにかく楽しい♪ガチムチすぎず程よい筋肉♪逆にメリバシリアスNGなので、ストーリーの進み方も重すぎず分かりにくいところもなく、まさにハッピーエンドで良かったです( ꈍᴗꈍ)
ストーリー、アインの可愛さと天児のイケオジ具合だけだと『萌』なんですが、筋肉とそれに伴うエロシーンのえちち具合が私にとっては『神』でしたので、こちらの評価にさせていただきます☆
別作品を読んで、かけたま先生の作画作風のファンになりまして、こちらも1話試読から面白そうな要素ビシビシ感じておりました♪
ファンタジー部分の色んな設定が強引な感じが、私的には面白かったです( *´艸`)いきなり本から出てくる奏をすんなり受け入れる絃斗とか、攻めが本の中では職業だったり、突然のメスイキチャレンジだったり、他にも色々(笑)コメディ大好き人間なんで、楽しかったです♪
それだけではなく、奏の生い立ちとか、中間部分ではすれ違いがあったり、後半では熱く思いを伝えあったりと、メリハリの効いた展開で最後まで夢中で読んでしまいました~( ≧∀≦)
当て馬もおらず、2人だけの世界でラブになるまでを、安心して読める作品です♡
最後に載っていた短編も、ごちそうさまって言いたくなっちゃうくらい2人の世界で、楽しく読ませていただきました~。
2巻は主に欠月に生まれ始めた様々な感情について描かれてました。喜怒哀楽、少しずつ見ていてもわかるようになり、自分自身の変化に戸惑い、知ろうとしていく姿が健気です。その度に天陽が言葉を尽くして向き合う姿にもぐっと来ます。
恋愛の方は少しずつ距離を縮めている感じで、強い男同士がうぶでピュアなやり取りしてるのがめちゃくちゃ可愛いです。欠月が知らないこと多すぎて、キスもハグも意味を説明してあげるとことかこっちが照れるわ!って感じです(^^;
不安定な国の状態を安定させることと、屍器である欠月がどうなっていくのかがリンクしていく部分でもあると思うので、今後の展開も目が離せません。
そういうわけでまだ完結はしていません。
今回も尾上の良い部分が遺憾なく発揮されてましたね。
この子はなんでこんなにカブを、周りを救済してくれるのか…直感だけで動いてるのに、失敗することもあるのに、憎めないしいつの間にか良い方向に物事を動かしてる、そんな尾上が大好きです!
何て言うと、今のカブならめちゃくちゃ牽制してきそうですよね。あっさりスマートに見えて、今回チラチラかいま見えた尾上への溺愛が最高でした。沼ってますよね?いや、わかるよ、尾上は知れば知るほど沼だよ。
二人それぞれの笑顔が素敵すぎて、それだけでも読めて良かったと思える7巻でした。
まだまだ二人のほんわかイチャイチャが見たいです!
無料で配信がスタートした時は『嘘でしょ⁉️』と思ったくらい、作者様のトータルバランスがすごく良いなと感じました。
まず画力が申し分ない。小中校の男の子、女子キャラ、チビキャラ、背景。どこを見ても安定していて読みやすい。コマ割りが単調でなく見せ場でのアップや細かいところの台詞の書き込みなど、緩急ついていて飽きない。
そしてキャラ設定が、BLの定番と言える内容を個性的にしている。
受けは健気だけど精神的に男らしいところもあり、でもふとした表情に可愛らしさが出る。攻めは擬態していたけど実はかっこ良くて、スパダリに成長。脇キャラも面白い子達ばかりで、とにかく終始楽しく読めました。
私はラブコメが好きなので、その点でも大満足です。
作者さんの力量から今後への期待を込めて、神評価にさせていただきました!
単話の時、あれ?ここで終わりじゃない?と思ったのが下巻の6話。2人がくっついて終わりじゃない!そう、この作品で一番大切だった上巻1話での榛名のモノローグ。これを下巻でしっかり回収しに来てくれました!
榛名と麻矢は大学生から社会人になり、颯太郎も高校生。色々と分かってきた上で大人2人に素直な言葉を投げかけてきます。2人の周りにいる人たちも、みんな優しい人たちばかりで、まあ現実はこんな環境が珍しいのかもしれないけど、2人の生き方がこういう人たちを引き寄せるのかな、と羨ましくもあります。
麻矢が抱えていたものがポツポツと下巻では明かされていきますが、愛情を欲することと受けることへの怖さがとてもよくわかるように描かれていて、めちゃくちゃ感情移入して読みました。
2人の、家族や愛情に対する言葉が抽象的だったり遠回しだったりで1回では理解しづらい時もあるのですが、そこはたくさんリピートすることで気付きがあったり理解が深まりますので、ぜひ繰り返し読むことをお勧めします!
ちなみに両思い後のえちシーンはもう濃度マシマシでとっっっても良いです!先生の画風って透明感あって繊細なタッチな印象なんですけど、男性の体つきはしっかり男性で、色気もあってとても好きです。
上下巻、切ない流れが多いですが、最後のドでかいハッピーエンドでお釣りが来るくらいの満足感を得られました。