ずっと読みたいと思っていた作品、無印から一気読みでどこにレビューするのが良いか迷ったのですが、無事完結と言うことでこちらに。
タイトル、決して否定ではなく、カズマのそれは私は一途と捉えたからです。
執着には、独り善がりや盲目と言う印象がありますが、カズマの行動にはそれはなかったと思ったので。
認知されてないうちは決してプライベートには踏み込まずひたすら努力の時間を過ごし、家に行ったとしても彼女と別れさせようなどとはしていない。認知された後もナオトを否定するような言動はなく害の無い人間とは平等に接してる。(横田くんはほら、ライバルだからね、しょうがない)
全ては昼寝シアン先生の見せ方が凄いのかなと。他校の好きな子見に校門まで行くなんて、みんなやってますよね?好きな子の情報を他人から仕入れるとかも、やりますよ。そこに怖さや変態味を感じるような素地を無印の頃からすこーしずつ無意識に植え付けられてたんです私たちは(笑)
ナオトがチョロいとか流され過ぎと感じるのも、このお話しを男脳で読めば気にならなくなりますよ。女は理性や感情が大切ですが、男は本能と直感で動くもの。そういうリアリティを少し混ぜてくれることで、刺さった腐女子への中毒性は高くなるのかなと思いました。
最後まで読んで一番感じたのは、昼寝シアン先生の努力についてです。
これだけ個性的なキャラクターと特殊な癖を混ぜたストーリー、少しでもズレが生じたら違和感出てきちゃうと思うんですよ。そこを全く感じない一話ごとのストーリー運び、あの時のこれはここに繋がるのか、とか、カズマの用意周到な諸々…それを4年かけて表現していくのは相当大変ではなかったかと。モチベーションの維持も含めて。読了後、レビューを考えながらそこに想いを馳せた時が一番泣けました。
ただの変態執着男なら、怪我をした恋人の横で目を腫らすまで泣けません、やっぱりカズマは一途な男です。だって可愛いところもいっぱいあったじゃん?聖域の下りとか(電子おまけ)
1巻では割りとエロ度高めで、和泉のツンデレ感と千堂のクールな色気、そしてケンカップル具合にのめり込んだ感じでしたが、2巻では一転して内面に深く触れていく内容で、エロ度は低め。しかし!和泉の刺についてやお兄さんの気持ち、千堂の和泉に対する態度など、とても丁寧に描かれていて、大満足のストーリーでした。
特に攻め厨にとっての千堂の変わりようが最高すぎて…萌散らかしました。とてもよく見ているのに押し付けがましいわけでも束縛があるわけでもなく、でも確実に和泉の欲しい言葉を発するし、行動も和泉ファースト。溺愛攻めへと進化した千堂に向かうところ敵無し!和泉もトロトロにされてる様子がまた可愛い!
特に11話。あいいれた2人のラブラブ具合が最高でした。
この2人の絆は確固たる物になりましたが、続編ではどんな展開があるのか、まだまだ楽しみがつきません!
読もうと思ったきっかけは表紙のカラーの綺麗さです。正直裏社会物は好みじゃなく(暴力やバッドエンドやずっとシリアス展開なのが苦手)、ほぼほぼ読んでこなかったのですが(^_^;)試し読みの攻め様のカッコ良さが苦手を超えてきました(-ω☆)キラリ
受けの男の子、試し読みの範囲では勘違いされそう!ビッチっぽくなってるかもだけど真逆です!芯のあるとっても良い子。売りやってるのには事情がありそうだけど、その内容によってはさらに応援したくなるキャラになりそう。
そして攻めの義一がほんとにかっこいい!筋肉質の体に長い脚、スーツもかっこよく着こなしていらして、最高に目の保養。オレ様な感じだけど、早々にユイに絆されてる感じで、どこまで沼ってくれるかで物語がさらに面白くなりそう(≧∀≦)
まだ2話ですが、ここまでは読んで良かったと思える展開です。
CD化告知に歓喜した大好きな作品です。
期待MAXで再生。
和泉、かなり明るい!若い!最初、んー、イメージよりハツラツ?と感じたのですが、負けずぎらいについて語るシーンを聴いて、むしろこれくらい明るい感じの方が、マイナスな感情をポジティブにとらえながら仕事をする和泉、というイメージとバランスがとれてるな、と印象が変わりました!そしてエロになった時のかすれ声が最高で、漫画だけ読むときも絶対広瀬くんで脳内再生するようになりました(≧▽≦)
さとたくさんは、もう安定感ですよ!特に雄スイッチ入った時のエロさときたら…天を仰ぎました。ラストで和泉への恋心を語る時は少し可愛げのあるトーンになって、悶絶でした。
これ、続編もぜひCD化していただきたい!なぜなら、続編こそ、和泉が広瀬くんであることの意味が強まる展開だから!負の感情に引っ張られながらも明るく行こうとする和泉を、絶対素敵に演じてくれるはず。次も!ぜひお願いします!
私の勝手な印象ですが、BLCDってエロの割合が高いものが多い気がしてて、そういう意味ではこちらの作品、最初にCD化のお知らせ聞いたとき、どうなのかな?と思ったんですよ(^^;原作が大好きなので、あえて声をつける必要はあるのか?みたいな…
でも!聴いてしまったらもう!2人のリアルさに感動でした!少しずつ打ち解けていく感じ、佐富の戸惑い、安東のお節介、デートやすれ違い、そういった2人の日常の関わり中心のストーリーだからこそ、声がつくことで2人がほんとに存在するかのような感覚になりました。
阿座上さん、世話焼きお兄さんと年頃DDな安東の雰囲気、凄く上手に演じられてました♡
寺嶋くん、めちゃめちゃ可愛い佐富くんでした~(≧▽≦)こんな子いたらそれはほっとけないよね!とリアルに思える演技♪
総じてとても可愛い内容のCDで、聞いてる間ずっと『ニンマリ』でした☆
褒めあいをしましょうというなかなか無い展開からのスタートがとても興味を引いた作品でした。
年下だからこその扱いづらさや強引さに、年下だけど頼りになったり男前になったりする面がプラスされて、とても魅力的な攻めになっています。
一方の受けも、年上の余裕と寛大さを持ちながら、年下上司の言動にあわてふためいたり、過去のトラウマから不安になっていたり、という2面性があり。お互いが関わっていく中で変化していく様子が、思わずキュンとしてしまう出来事と共に描かれています。
表情で語る部分が結構あって、気持ちを想像しながら読むことでドキドキを共有できるのも読んでいて楽しかったです。
年下攻め好きな方にはぜひ読んで欲しいです♪