初めて読んだときまだ学生だったが、今やもうベテラン社畜。
以前は前半の職場の話がすごく長く感じたが、今回読み直したら意外と短かったw
また、以前は「なんてリアルな職場描写なんだろう」と思ったが、今読むと「仕事に対してこんなに熱心になるのか?」とか思ってしまう。まあ、自分がやる気ないからかな笑。あと、資料を印刷して配るとか、書いた資料保存せずにPC壊れてしまったとか、微妙に時代も感じますね。
木原先生の中では珍しいコメディです。読んでて吹き出してしまいそうなところが何個かありました。話が全然深刻じゃないから、甲斐谷の犯罪行為()も軽く扱われて、身体関係から始まった二人の恋も読者に容易に受け止めてもらえると思う。
一時期木原先生の作品もドラマCD化が多かったが、この作品がCD化されてないのが不思議でした。なんで?売れると思うけど。
藤原課長=遊佐さんですね。読んでいる時ずっと遊佐さんの声で想像していた。美人で、クールで、ツンデレで、エロい。もう、遊佐さんしかないね。遊佐さんじゃないと嫌だ。まあ、CD化されていないから何とでも妄想できるけど。
昔から持っていたが恥ずかしながらちゃんと聞いたのは最近だった。
なんてことしてたんだ、私。
なんでこんないい作品をずっと放置していたんだろう。
原作未読だけど、小説のみでシリーズ物でもないっぽい。それが原因か、
CDもたくさん聞かれているわけではなく、話題にもなってなかったが、
本当に誰にでもお勧めできる秀作なんです。
ストーリーの構成と展開・恋情の進展・せつない気持ちの描写・声優さんの演技・BGM含むCDの製作…もうすべてがちょうどよくできている。
仕事の話はすごくリアル。自分が作中の会社と近い業界で働いているのでよくわかるが、作者も絶対その業界で働いた経験があると思う。想像だけではこんなに細かく書けないので。
えっちシーンは少ないが、かなりエロい。
激しいわけではなく、声を殺している感じなので遊佐さんの中では割と珍しい喘ぎ方(?)だと思うがそのおかげで可愛さ半端ない。近藤さんも、優秀だけどやはり若くてちょっと余裕がない感じがうまく演じられて可愛かった。
あと何回か聞きたいと思います!