さと善さんのマイページ

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男性さと善さん

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小物使いが効いてました!

1,2巻の進み具合に比べて3巻は動きがすごいあったように思います。
2巻からの流れで秋田君という大事な友達とのお話しがあったり、文化祭という高校生ならではのイベントを通して時緒の気持ちに分かり易い感情が芽生えたりして、すごい読み応えがありました。

特に3巻はミサンガという小物使いの上手さが個人的にはお気に入りでした。
時緒の嫉妬を感じさせたミサンガですが、物に罪は無いですもんねwという一歩の両親がしっかり回収して来るオチには流石に笑ってしまいました!

笑顔で読み終われる3巻!
楽しかったです!!
4巻はまた更に進展するようなので楽しみにしています。

世界に俺らしかいなきゃいいのに

付き合ってるけど学校では今まで通り「友達みたい」にしないといけない。
元々距離感が近いから普通にしたらいいのに、分かってるのに上手く前みたいに出来ないかも…って悩んだり、そんな悩みを寄り添って一緒にどうにかしたり、上手く出来たり出来なかったり…

ちょっとハラハラしながらも苦しくなるような重い恋の切なさは少なくて、すごく小さな時からの歴史がある2人ならではのお付き合い編が読めました。

公園でブランコに乗って立ち回りの難しさを話す2人のシーン。
一歩の「世界に俺らしかいなきゃいいのに」というモノローグが凄く素直で良い恋をしてるんだなって思えて微笑ましかったです。

でも世界に2人だけだとこのお話しを見せてもらえないので、一歩には申し訳ないけど共存させてもらおうと思います笑

恋の切なさとは別の高校生だからこその悩ましい展開を受けての3巻。
恋も友情も2人で向き合って話して進んで欲しいなと思います。
とても先が気になるので早速読んでみます!

純度高い恋愛作品

こんなにも真っ直ぐストレートな片想い作品は久々に読んだかも知れません。
幼馴染で友達で他の友達とは違う特別な距離感の2人。
いつしか片方がその距離感の中に発生した感情に気付き、変化していく心の距離。

好き避けをしてしまいそうになるけれど、相手は変わらず今まで通りに接して来るから下手に過剰に反応出来なくって上手に立ち回れない。
片想いしてる一歩が時緒の一挙手一投足に気持ちが揺れ動く心理描写が迫って来るようで切なさと甘さが相まって甘酸っぱい気持ちに覆われます。

少女漫画のような空気感もあるけれど、間違いなくBoys達の恋でもあります。
揺れる気持ちを赤裸々に映し出した、間違いなく純度の高い恋愛作品でした。

覚悟を決めた2人の今後、気になりますので2巻を読みたいと思います。

圧倒的な雰囲気!

ノワール作品って呼ぶんですね!
あんまりBLで読むカテゴリーではないのですが、インパクトのある表紙や多くのレビューが気になり読んでみました。

始めから最後まで作品に流れる空気感が崩れる事がなく、まさに固唾を飲んで読み進めるような読書感に刺激を受けました。

ナインの執着の種類はBLの中でもだいぶ異色だと思います。
ウィリアムに対しては捨てられた仔犬の様に縋って見せ庇護欲を煽るのに、ウィリアム以外には心など無いかのような冷淡さと狡猾さを見せます。

翻弄してるようで実は翻弄されていたのはウィリアムの方なのでしょうか?

もっとこの2人の綱渡りのような時間を見ていたかったです…!

評価は神評価と萌2評価を少しだけ迷いました。
圧倒的な引力に満ちた作品!出来るならばもっともっとジレジレドキドキ展開も含めて、この世界に絡め取られたかった…!という賞賛と飢餓感を同時に感じたからです。

それでも神評価にしたのは、こういう作品自体への読者の需要が大いにある!という事がしっかりと作品への評価として残る事で、今後の出版チャンス拡大に繋がったらいいのにな、という希望を込めたかったからです。

是非こういう「読ませる作品」を描ける作家様には複数巻で読者を煽り、惹き付ける機会を増やして欲しいな、と思いました。

すごく可愛くってこんな「ご都合主義」なら良いと思う

イラストが気になって試し読みをしてみました。
陰キャコミュ障のBL作家の受けがお気に入りのフードデリバリーのお兄さんをモデルに作品を自家発電で作成。
そしたら何とその配達員さんが読者な上にゲイだと言って来る!?
と言う、本当にサクサクと「都合良過ぎる」展開が繰り広げられます。

試し読みでほぼ作品タイトルを回収してしまってこの先に一体何があると言うのだろうか?という興味が湧き読んでみる事にしました。

サクッと展開をしつつも読み進めればそれだけ明かされる2人の関係性なんかもしっかりあって、すっかり引き込まれて読みました。

コミカルほのぼのベースですが恋の部分や春(受け)が実家を離れて東京で漫画を描いてる理由や、グイグイ来る都合の良い透(攻め)の想いなんかは結構切なさやシリアスさもあって「都合が良いだけ」のお話しでなかったです。

ちゃんと緩急がある中でも変わらず春の可愛さと透の隠された一面(二面?三面?)にも驚かされたりクスッとして居られる読み心地がとても読み易かったです。

この作品は「推し配達員が都合が良すぎる!」でもあり「推しドライバーがスパダリすぎる!」でもある!というオチもあって面白かったです笑

2人が本当に可愛く描かれたお話しだったと思います!!

もどかしさと切なさに胸が焦がれました

過去の恋愛に囚われてるくせにそこを認められない。
だからこそ余計気になってしまって、結局逃れられない。。。

そんな不器用で素直じゃない気持ちが表されたような作品タイトルも良いですね。なんか、すごくキャラと描かれているストーリーを的確に表現してる捻くれ具合だと思います。

捻くれているけれど感じる未練。
こういう「隙」がある人間らしさを感じる2人にすごくBLの中のもどかしさや切なさを見せられた、とても胸が焦がれるような恋のお話しでした。

2人の道は紆余曲折でひねくれたけれど、お話しは本当に真っ直ぐな恋愛ストーリーにドキドキしました。

少し思っていたよりも濡れ場が大人で、そこも実はドキドキしました笑

続刊が読めて嬉しい

前作で初めて知った先生の作品です。
すごく優しい強さに触れて心に響きました。
大好きな作品となり、今も何度も読み返しています。

そして前作のレビューを書いた時になんで[1]なんだろう?と残したのですが、その後にこの続刊の単話配信が始まった事を知り、本当に嬉しい!と心から思いました。

大好きな作品なので自ずと期待値も上がってしまいましたが、今作も優しく強く作品に包まれるような心持にしてまらう事が出来ました。

2人の働くような会社が増えるといいなって凄く思っています。
過剰じゃなく無関心でもない。
当たり前の基準が変わっていくといいいな、と思います。

自分は全然料理などをしないのですが、お料理教室での「自分に向き合う時間」という考え方が凄く素敵だなと思いました。
料理でなくても自分をフラットに出来る時間や空間を持つ事も大事だな~とぼんやり思いました。

すごく自分の思考にも前向きな影響をくれる作品だと思います。
この作品を知り、読めた事をとても幸運だと感じているので、自然と他の方にもお薦めしたくなります!

初めてDom/Sub作品でレビューを書きたい!と思いました

あんまり普段Dom/Sub作品を多く読む方ではないので、多分レビューとして残すのは初めてです。

それでもレビューを書こう!と思ったのは自分の様にDom/Sub作品に対して積極的ではないかも知れない読者さんにもきっと読み易い!という事を残しておきたいな、と思ったからです。

多分こんな風に思ったのは自分だけではないと思います。

Dom/Subだからこその命令で全てをなし崩していくような所はなく、むしろそこに抗ってる攻めでSubが居て、そんな彼を尊重する受けのDomが居る、というDom/Subであるからこその葛藤を上手く昇華して、キャラの内面を深掘れている感じがすごく真摯な作品だったと感じました!

少しだけ受けの愛弥の性格が最初は疲れるかも知れん、と思ったりもしたのですが、この1冊が300ページを超えるボリュームがあればこそ、しっかり変化も含めて楽しめるようになっていたのも結果的には良かったのだと思います。

この長さを描きあげて下さった先生に感謝の気持ちでいっぱいです!

最後まで絶対に見届けたいシリーズ

すっかりエヴァンのおじいさん感はなくなり、なんと2巻では18歳です
因みに、エヴァンのお父さんが回想で出ますがすごいイケオジでした!
でもエヴァンの成長したおじいさん感とは全然感じが違ってました

どうやらこのお父さんとの一件がエヴァンの心の闇となっているような気もします
贖罪として、なんてかなり重い重荷を背負ってるように感じる描写は見ていて辛くなります

だけどそんな辛い所ばかりでないから読んでいて全く気分が滅入ったりしません
この雰囲気を保ってくれているのがルネの存在
かもめなんですけど、ワンコみたいです(複雑笑)

楽しい時間は楽しく笑い、何があったんだろう?これからどうなるんだろう?という気になる部分は次巻への楽しみに「保留」して、3巻の発売をお待ちしています

最後まで絶対に見届けたいシリーズです!
4巻完結予定と告知して下さっているのもすごく新鮮ですね
あとがきで先生が楽しんで執筆されてると仰っていたのがとても印象的でした
作家さんが作品を楽しんで描いていて下さる事がこんなに嬉しいんだな、と実感しましたし、そんな想いが伝わるからこそキャラも物語も活き活きとしているんだなって感じる事が出来たような気がします

天使も命?の危機に直面するのか?

余りにも表紙が良くて即買いました
そして読んでみたのですが、なるほど分からん状態で。。。
すごい自分の読解力の無さを痛感しレビューなど到底書けるレベルじゃないな、とひたすら色んな読者さんの見解を読んでは参考に、何度も読み返したりしてみてました

みんなすごい考察力とか読解力が高くて参考になりました

今の所自分的にこの作風とかから考えてもダークな方面ではなさそうかな?と思ったので、やっぱり「春名先輩は元から天使説」が1番収まりが良さそうなのかなと思います

でも、ここに行き着くとどうしても引っ掛かってしまうのが「天使も死ぬのか?」という疑問
天使パワーみたいなのはそもそもないのだろうか?
事故を回避したり出来ないのか?それこそ大事な友人を危険な目に遭わせるような天使っているのだろうか?
この天使のスペックがもっと分かり易かったら混乱などせずに読めたのではないかな?という所がいまひとつ自信を持てなかったので楽しみ切れなかったのだなと思いました

榎本先輩〝は〟天使じゃなかったけど?っていうのが作品タイトルにも込められてるのでしょうか?
どうだろう?
作者さんの解説があったらいいのにな、と読解力のない自分は思ったりしました
甘えた読者ですみません!

1つの作品をこんなに短期間で何度も読んで、色々考えたりしたのは初めての経験だったのでこれはこれで面白い体験となりました